店主日記

  • 大晦日 2023年12月31日

    尾道の鐘 昨日は天気が良かった。朝から部屋の掃除をしながら布団を天日に干した。シーツも洗った。お陰で昨夜の布団は暖かだった。心地良かった。お陰でよく眠れた。途中、目覚めるのでもなく9時過ぎまで眠った。そして今朝、雷の音で目覚めた。

     

     とりあえず墓参しようと思った。公園墓地に向かい始めたら大雨。それでも何とか花の水を替えて、蝋燭灯して、線香に火を点けた。帰りにいつものスーパーマーケットに寄ろうとした。が、駐車場がいっぱい。家族連れが目に付いた。ああ、いやだな。幸せそうは人たちを見るの、いやだな。駐車場を一周して帰ってきた。

     

     朝とお昼を一緒にしたご飯を食べ。午後どうしようかと思った。奥出雲町に行こうかなと考えた。道の駅で「どぶろく」というお酒買おうかと思った。明日は正月。ひとりぼっちの正月。妻がいて、子供たちがいて、楽しかった過去の正月が思い出された。するとなぜか、暖かだった先日の尾道行きが思い出された。あの日は楽しかった。

  • 思い出の三瓶山 2023年12月27日

     目が覚めたら9時半だった。急ぎ朝食を食べて出雲市に向かった。病院の昼ご飯の邪魔はしたくないから早く行きたい。山陰道を走った。いつもの半分の時間、30分で到着した。息子との面会は楽しみだ。近くの身内はお前だけだから。

     

     西に向かうと、どうしても三瓶山に向かってしまう。いつものように、大田高校の前を通って北の原に向かった。大田高校の前を通る時、三瓶山が正面に見える。所々に雪があるのが見えた。そして、進むのにつれて道路の両側に除雪した雪の塊が見えてきた。そうなんだ。山なんだ。

     

    三瓶山

     

     だけど、暖かだった。エアコンを消して窓を少し開けて走った。道路の両側に除雪された雪の山が解けて、その水が路面に流れていた。それが太陽の熱に照らされて水蒸気になって立ち登っていた。不思議だなあと思った。不思議な風景だなと思った。

     

     久し振りにおでんが食べたい。煮込む時間が必要だから3時には帰って買い物をしたい。三瓶山は写真を撮るだけで通過、いつものように頓原に下りて来た。これからは松江に向かって走るだけ。その1時間余り、運転に酔った。飲酒した時のように何もかも忘れてしまう。不思議な瞬間だ。だから、ドライブが好きなのだろう。

  • クリボッチ 正月ボッチ 2023年12月26日

     クリスマスをひとりで暮らす人たちをクリボッチというらしい。先日その人たちが渋谷駅の周辺をクリスマス粉砕デモをした。「クリボッチも多様性のひとつだ」「これが日本の言論の自由だ」と言ってメガホンで叫んだとか。何か、微笑ましいな、とそう思った。

     

     昨日のクリスマスの夜、炬燵に入って新聞を読みながらテレビをBGM代わりに聞いて焼酎のお湯割りを飲んだ。最近はそれでも大分ひとりぼっちに慣れてきたが、だがやはりどこかに隙間風が吹いているようで一抹の淋しさを感じてしまう。

     

     もうすぐ正月だ。楽しみなことが一つある。それは妻の誕生日。元旦の日は妻の誕生日なのである。幸いに年末年始は暖かいらしい。その日は朝から車で走ろうと思う。どこかへ行きたいではなく、走りながら妻との二人の思い出話に花を咲かそうと思っている。関西弁交じりの話好きな妻と。きっと、楽しいだろうと思う。鳥取駅の改札口で、君のこと探すの好きだったよって、40年前の思い出からいっぱいいっぱいあるもんな、楽しい思い出が。

  • 妻のクリスマスプレゼント 2023年12月24日

    文学のこみち 今朝は、昨日と比べたら暖かいと思った。温度差にしたら、2度か3度。そのぐらいの差だとは思うけれど、ずいぶん体が楽な気がした。だから、事務所前もいつもより入念に掃き掃除した。細かくなった木の葉の破片もみんな奇麗に掃き取った。気持ち良かった。

     

     どうして今日はこんなに気持ちいいんだろう。そう思った瞬間、妻の声が聞こえた気がした。妻がそこに微笑んでいる気がした。そうなんだね、なぎさ。君はいつも俺を見守ってくれているんだね。いつも隣に寄り添ってくれているんだね。俺たちふたりでひとりなんだね。文学のこみちを寄り添って歩いた時のように。そうなんだね、有難う。

  • 寒いなあ 2023年12月22日

     今朝は雪で路面が凍っていた。今日の予想最高気温は3℃。今10時、事務所玄関のガラス越しに差し込んでくる太陽の光の暖かさに背中を温めた。それもつかの間、太陽はどこか向こうに去って行った。いつだったか、ある人に頂いたネックウオーマーが手離せない。

     

     昼前になってまた晴れた。このチャンスにと墓参に向かった。公園墓地の蛇口は凍って回せなかった。水をあげることはできなかったが、線香は灯してきた。どうしても、いちにち一回は行かなくちゃあ。そうしないと、何か忘れ物をしたみたいになってしまうと思う。いや、すまないなと思ってしまうと思う。きっとそう。

     

     今日は鍋料理を作って3日目だ。道の駅「あらえっさ」で買ってきたあの大きなハクサイもどうやら片付きそうだ。具も少なくなってきたから今晩はうどんを入れてやろうと思っている。そして明晩はご飯を入れて雑炊だ。寒い日には、ニンニクの効いた醬油味のこの鍋料理が一番だ。

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