選ばれし者、それとも

2025年08月17日

ひまわりの花 もう一日休めばいいのに、仕事に出てきてしまった。パソコンを眺めながら楽しかった盆を思い出していた。今朝も、昨日帰って行った長女からラインが届いた。「最高の夏休みでした。またすぐ帰るけん」と。そしてこう返しておいた「うん、すぐ帰っておいで」と。

 

 いつもそうだけど、娘達がいる時は特に強く思うことがある。今ここに、なぎさがいたらどんな顔をするのだろうか。今ここに、なぎさがいたら何を言うのだろうか。今ここに、なぎさがいたらどんなに孫を可愛がるのだろうか。はち切れそうな、その時の嬉しそうな顔が浮かんでくる。

 

 よく考える。ニーチェの本を持って歩いた若い頃と全く違った人生をよく考える。楽しかった妻との家庭生活。それも7年前に終わった。心に残る妻との思い出の生活。現実では無い心の中だけの思い出の生活。心の中の思い出が現実へと、そして未来へとつながっていく非現実的な世界。何かの為に、私は選ばれし者なのだろうか。それとも、見捨てられた者なのだろうか。

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