店主日記

  • 気合いだ!気合いだ!気合いだ! 2024年05月15日

     計画通り、朝から奥出雲町に向かった。先祖の墓所に直行した。父さん、母さん、あんちゃん、またやって来たよ。たまにはなぎさと会うのかい。宜しく頼むな、あいつひとりで心細いだろうから。宜しく頼むな。そして線香を灯して、じゃあまたやって来るね。

     

    横田

     

     ループ橋に行った。阿井から吉田を通って帰ってきた。最後は宍道湖一周した。宍道湖を見ながら、20日のことを考えていた。息子が籍を置く施設との話し合いがあるからだ。そして、人生って辛いな、そう思った。だけど、だけど負けるもんか。負けてなるもんかと、気合を入れた。

  • 2連休 2024年05月14日

     今日明日は月一度の2連休だ。朝8時に目が覚めた。リビングのカーテンを開けた。よし、晴れている。ベランダに布団を干そう。干し終わったら公園墓地に。布巾で墓石をきれいに拭いた。気持ち良くなっただろ。今日と明日は休みだから、ずうっと一緒だよ。

    トンビ

     

     帰って朝食にした。遅い朝食をのんびりと食べた。テレビ見ながら、新聞を読みながらゆっくりと食べた。何日振りだろう、いや何年振りだろう。こんなに落ち着いて食べるのは。その後、はたきをかけて掃除機かけた。いちど郵便を出しに行って、掃除終わったら午後1時近くになっていた。

     

     さあどうしよう。どこか出かけてみるか。車に乗って、近くのコンビニで菓子パンと缶コーヒーを買った。これがいつもの昼食だ。美保関方面に行ってみようか。・・・しばしの後、灯台の駐車場のある地蔵埼で大山を眺めていた。妻が、トンビになって私に会いに来ている。何度も何度も輪を描いている。名残惜しそうに。おーい、元気かい。

  • 結婚記念日 2024年05月09日

     「母に贈りたい」との妻の提案で、母の日を選んだ。その日は、眩しいほどの陽射しが山々に降り注いでいた。山わらうとはよく言ったものだと、日本語の美しさに感動したことを覚えている。天気までが私たちを祝福してくれている、そう思った。幸せになろうな。指輪を交わす時、目と目で誓い合った。

     

     そして今年の5月8日は定休日と重なった。思い出の鳥取行きはずいぶん以前から決めていた。9時に自宅を出発した。公園墓地に妻を迎えに行った。なぎさ、約束通り迎えに来たよ。お化粧すんだかい。おめかししたのかい。

     

     山陰道を軽快にとばした。淀江インターで一般道の国道9号線に下りた。ここからは思い出の道になってきた。左に見えてきた日本海は荒れていた。波しぶきの水滴が視界を遮っていた。海だって、同じだね。人生と同じだね。晴れた日もあれば、曇った日だってあるんだね。そして今日のような荒天も。

     

    日本海

     

     目的の観音院に着いた。参道を歩いた。小雨降る山門下で本堂をしばし見つめていた。なぎさ、今日はやめよう。庭園の鑑賞はよしにしよう。この天気だと、思い出が壊れそうだから。なぎさとドライブしただけで十分だ。隣にいてくれただけで十分だよ。

     

     そしてなぎさ、思い出って、悲しいだけのものじゃあないんだね。今日のような、こんな喜びもあるんだね。でも、涙くんさよならなんて言わないよ。悲しくなったときはいっぱい泣くよ。涙もいっぱい流すからね。だからと言って、雲の上から泣いてる俺を見て心配するんじゃないよ。もう大丈夫だからね。

  • 水辺二題 2024年05月06日

    江の川

     

     4日のみどりの日と、5日のこどもの日の二日間を休むことにした。みどりの日には、国道9号線を西に向かって江津市まで行った。江津市の道の駅「サンピコごうつ」で一休みしてから今度は南下して川本町に向かった。途中、悠々と流れる江の川を眺めていると、我が心のちっぽけさが身に染みた。帰りは大森銀山をかすめ、多伎町から9号線に出て帰ると走行距離230キロ。

     

    小原ダム

     

     5日の子供の日にはまず、安来市の道の駅「あらえっさ」に向かった。そこから米子市を通って国道181号線から180号線に乗り替えて日南町に行った。道の駅「にちなん日野川の郷」でしばし休憩の後、道なき山道を超えて奥出雲町に入った。そこは素通りして雲南市に下って小原ダムに行ってみた。写真に豆粒のようにボートをこぐ人々が写っている。満々と湛えられた水に比べ、人間なんてなんてちっちゃな動物なのだろう。私も、その内のひとりなんだと思った。ひとりぼっちで車を走らせていると、いろいろなことを考えてしまう。でも、それが楽しいのだが。

  • 5月 2024年05月02日

     不思議だなあ。山が煙っている。山全体が煙るのじゃあなく、吹き出し口があって、そこから噴き出ているように見える。その煙に向かって望遠ズームレンズを向けてみた。つかみようのない煙はレンズのピントも弾く。手動に替えて僅かの間に3回シャッターを押した。煙の状態は3枚とも全く違う形になっていた。

     

    煙

     

     いつも不思議だなあと思う。雨の日の山間のドライブはいつも不思議だなあと思ってしまう。あちらこちらの山が煙っている。噴火口から出る煙のように見えるのはどうしてだろう。自然て、面白いね。

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