店主日記

  • 寒いなあ 2023年12月22日

     今朝は雪で路面が凍っていた。今日の予想最高気温は3℃。今10時、事務所玄関のガラス越しに差し込んでくる太陽の光の暖かさに背中を温めた。それもつかの間、太陽はどこか向こうに去って行った。いつだったか、ある人に頂いたネックウオーマーが手離せない。

     

     昼前になってまた晴れた。このチャンスにと墓参に向かった。公園墓地の蛇口は凍って回せなかった。水をあげることはできなかったが、線香は灯してきた。どうしても、いちにち一回は行かなくちゃあ。そうしないと、何か忘れ物をしたみたいになってしまうと思う。いや、すまないなと思ってしまうと思う。きっとそう。

     

     今日は鍋料理を作って3日目だ。道の駅「あらえっさ」で買ってきたあの大きなハクサイもどうやら片付きそうだ。具も少なくなってきたから今晩はうどんを入れてやろうと思っている。そして明晩はご飯を入れて雑炊だ。寒い日には、ニンニクの効いた醬油味のこの鍋料理が一番だ。

  • 初積雪 2023年12月21日

    初積雪 昨日、奥出雲町に行く前にホームセンターでスコップを買った。それを3列目シートを収納してある車の荷物室に積んだ。これで、たとえ雪が積もっていても立ち往生することはないだろうと安心して出かけた。奥出雲町に着いてみると、ある家の玄関前に雪かき用道具が数点並べて置いてあった。雪国なんだと改めて思った。

     

     そして今日、朝食が終わってリビングのカーテンを開けた。景色がうっすらと雪化粧。おっとこれは大変だ。遅刻するかもしれない。そう、雪が降って積もる街なのに松江の道路は恐ろしくは雪に弱い。ちょっとの雪ですぐに道路が混雑する。確かに、雪を甘く見ちゃダメ。だけど、恐れすぎるのもダメ。雪をよく知らなくちゃあ。奥出雲育ちの私だから言えるのかも。

     

     朝ここまで書いて、今昼過ぎて2時。気温が上がらない。時々外で雪が舞っている。今日の最高気温は5℃。明日はもう1℃、低いらしい。この寒さ。普通なら骨身にこたえるというのだろうが、身の少ない私には骨に染みる。先日行った、暖かだった尾道が恋しい。写真のあたりに、造船所はあると思う。

     

    造船所

  • 山のけむり 2023年12月20日

     朝起きて、今年最後の先祖の墓参しようと思い立った。よく寝たので出発の時間は11時半。三刀屋町から国道314号線に乗り替えた。車は順調に走っていた。しばらくすると、山が煙っていた。何かが燃えているような程に、煙っていた。不思議だなあと思った。

     

    山のけむり

     

     駐車スペースに車を停めた。カメラを持ってそれを眺めていた。そしたら昔の歌を思い出した。「山のけむり」という歌があった。あの歌の煙は、山の中に立つ家の煙突から立ち上る、その煙だろうと思う。だが何故か、その歌が心の耳に聴こえて来た。誰の声だろう。女性がきれいな声で歌っている。あ、そうだ。倍賞千恵子だ。

  • 中華丼 2023年12月19日

     景色はいい処だった。寝転んでいていろいろなものが見えた。前の島に造船所がある。・・・・同じ島の左手の山の中腹に石切り場があって、松林の中で石切り人足が絶えず唄を歌いながら石を切り出している。その声は市の遥か高い処を通って直接彼のいる処に聴こえて来た。

     

    向島

     

     上記文章は志賀直哉の「暗夜行路」、尾道の時任謙作の寓居から見えた向島の風景の一節だ。今はその石切り場はない。あの当時の石切り場は、写真の右手にに小さくクレーンが写っている、その上の山の中腹に岩肌がかすかに見える、あのあたりだったらしい。地元の初老の男性に確認した。中央に見えるのが「しまなみ海道」だ。これも、展望台から見える尾道の風景だ。私は、どうしてこうも尾道の風景に惚れこんでしまったんだろう。

     

    中華丼 先週の定休日に、鍋料理しようと安来市の道の駅「あらえっさ」で、大きて旨そうなハクサイを買ってきた。それがまだ半分残っている。先週一週間鍋料理だった。また鍋するのもな。だからどう使い切ってしまおうかと思っていた昨日、事務所近くのコンビニでカタクリ粉が売ってあるのを見つけた。そうだ、これを利用してハクサイを少し使ってみよう、そう思った。

     

     ウインナーでいいや。ハクサイがある。キノコがある。ニンジンがある。ピーマンがあった。モヤシもあったんだ。中華丼なんて作り方も知らない。スマホでレシピ見るのもめんどくさい。自己流で作ればいい。そう思って作ったのが写真だ。底の浅い大きな器に盛ってみた。醤油味と、ごま油の香りが絶妙。我ながら天才だなと思った。旨かった。

  • 雪が降っていた 2023年12月17日

    千光寺山ロープウエイ 寒い夜だった。朝起きてカーテンも開けずに朝食を済ませた。出勤の準備ができたのでリビングのカーテンを開けた。すでに外は明るくなっていた。寒い訳だと思った。空間に対する密度は薄いけれど、ふわりふわりと雪が風に舞っていた。落ちるでもなく、舞い上がるでもなく、いつまでもいつまでもふわりふわりと風に舞っていた。

     

     昼前になったらぼたん雪に変わっていった。アスファルトに落ちるその雪は直径2センチもあるだろうか。それが止むと今度は粉雪が降ってきた。風があるので上空の温度も変化が早いのかもしれない。粉雪は、気温が低い証だとか。こんな天気の日には、先日行ったあの暖かだった尾道が恋しくなってくる。

     

     写真は尾道の千光寺山ロープウエイ。その長さは365m。15分毎に出発して到着時間は3分。上りの到着地は千光寺山の頂上付近。展望台までエレベーターで昇れる。千光寺公園は、平成21年に「恋人の聖地」に認定されたらしい。恋人との展望は素敵だと思う。

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