店主日記

  • ストレス解消 2021年01月28日

     昨年の12月、断捨離。今年になって悪天候。久し振りで昨日の定休日にドライブ実行。目的地は大好きな鳥取。人との接触が少なくて済む観音院庭園観賞。そこで抹茶を頂きながら思い出にふけること。30数年前のあの記憶をとひとつの目的に絞って出かけた。

     

     助手席に座った写真の妻に語りかける。今米子を過ぎた所だよ。風力発電の風車が回っている。ほら日本海が見えてきた。今日は暖かいし、波も穏やかだね。いつだったっけ、波が荒くて風が強い時、波の花が飛んでたね。それが国道に舞っていたね。但馬に向かう時だったよって、他愛もない話が楽しい。

    工事中の観音院

     

     観音院、いつもの受付の奥様の表情が。何だろうと思ったら、申し訳ありませんって言う。先日の豪雨で山が崩れたんです。今、池に修繕工事用の橋が架かっていたりで。無料でご自由にご覧下さい。

     

     でも、がっかりはしない。僕と妻の大切な思い出の場所だもの。いつだって来れるから。ちょくちょくやって来る予定だから。今度の機会を楽しみにしてるから。15分滞在してまっ直ぐに帰ったけれど、楽しかった。往復250キロの楽しい久し振りのドライブだった。

  • 同じ経験した人でないと 2021年01月25日

     「確定申告書用紙等在中」という封書が届いた。もうそんな時期になったんだ。季節の移ろいの速さを感じてしまう。それも、年齢を経るたびに加速度を増していく。このスピード、どこまで記録するのだろう。

     

     先日私が新聞の読者欄に投稿して掲載されたその日、読者だという人から電話が掛かってきた。彼、12年前に妻を失ったらしい。(寂しい気持ちを)説明しても、誰も分かっちゃくれん。同じ経験をした人でないと。そう言っていた。・・・今後顔を合わす機会があるかもしれない。その時には宜しく。短い会話だったけど、名前と携帯の番号を教えていただいて電話は終わった。

  • 雨に煙る 2021年01月22日

     雨に煙る

     

     昨日の朝は放射冷却で何もかも凍っていた。一変して今日は気温も上がり雨。事務所から見える遠くの山も写真の通り、煙っている。この正月から雪や雨で好きなドライブもできず、ストレスがいっぱい。コロナ禍のストレスと重なってやばい感じ。

     

     NHKラジオで国会中継が始まった。新型コロナウイルス感染対策が気になる。しばし、耳を傾けることにする。

  • いつまでも 2021年01月20日

     初心者に帰ってしまったボウリング。やっと100点を超す程度の結果を持ってSHINJIKO BOWLの玄関をを出た。眩しいほどの日差しが。いつもの花屋さんで愚痴る。こんな好天なら、他の計画たてればよかったって。

     

     今朝の山陰中央新報の「こだま」欄に私の投稿が載った。正月した断捨離の気持ちを書いた投稿が載った。妻のことを書いた投稿が載った。これからも、ずうっと続けようと思っている。いつまでも妻のことを書こうと思っている。妻は、いつまでも私の中に生きているから。いつまでも。

  • ぼたん雪 2021年01月18日

     雪の降る街を 雪の降る街を 思い出だけが通り過ぎて行く・・・この歌に大雪は似合わない。横向きに激しく吹雪くその光景は似合わない。凍てつくような冷たい雪は似合わない。積もりもせず、止むのでもないふわふわと舞い降りて来るぼたん雪が似合っている。今日の松江はそんな雪の降る街のイメージに似合っている。

     

     緊急事態宣言の中、感染への歯止めはかからない。最初の宣言と比べたら数倍の人たちが街を行き交っている。そんな中、政府は会食を控えるよう促している。それと全く正反対のあのGOTOトラベル。あれは何だったのだろう。GOTOイートは何だったのだろう。そのあたりの検証をしなければ、それがなければ説得力に欠ける。あのキャンペンに、コロナ感染拡大の原因が少しでも認められるなら、政府は国民に対して頭を下げるべきである。その上で、自粛生活のお願いをすべきなのである。今日から国会、ラジオ中継聞くぞ。

  • 茶臼山 2021年01月15日

     茶臼山

     

     我が事務所から茶臼山が見える。その昔、この山は神名樋野(かんなびぬ)と呼ばれていた。山の北麓一帯には遺跡が散在している。国道すぐわきには大庭鶏塚古墳。そのすぐそばに山代二子塚古墳など。中世以降茶臼山(ちゃうすやま)と呼ばれるようになった。神聖な山なのである。

     

     今朝は車のフロントグラスが凍っていた。いい天気の予感がする。出勤して、掃除しながら日の出を待つ。やがて、茶臼山の向こうが明るくなってきた。雲一つない空。民家の向こうに頂がわずかに見えるだけの茶臼山。神々しくもある。そのすぐ麓が私の住処なのである。

  • 心が揺れた、のだろうか 2021年01月14日

     手の指がひび割れてボールが持てなかったことあったし、断捨離が忙しくてしばらくボウリングに行ってなかった。昨日の定休日、久しぶりにボールを投げた。だが、すっかり投げ方を忘れていることに気が付いた。

     

     2ゲーム目、そして3ゲーム目と自分の投げ方を思い出そうとするのだがさっぱり分からない。5ゲーム目でやっと、自分らしさを取り戻しかけた。足を棒のように疲れさせながら。どうして忘れてしまったのだろう。投げ方を忘れてしまうほど、心が揺れた断捨離だったのだろうか。

  • 成人の日 2021年01月11日

     成人の日。53年前の成人式を思い出した。高校生兼新聞社の松江支局のカメラマンだった私は、成人式会場にいた。明日の島根県版に載せる写真を撮るために。当時はストロボの性能は極めて悪く。例えば一回発光させると次の発光までの充電に20秒の時間が必要だった。だからフラッシュバルブ(閃光電球)を使う。ISOもこの方が高い。

     

     市長などの挨拶がある。こんな構造は報道の常套手段。短い時間に何度かのフラッシュバルブを焚く。使用直後のバルブは相当な熱を持つ。それを、火傷せぬよういかにしてポケットに入れてしまうか、そんな苦労もあった。そして、大勢の成人の中に、数人の友達といる姉に見つかってしまった。すごい仕事しているのだから堂々としていればいいものを、なぜか気恥ずかしかった、そこから逃げ出したかった思春期の思い出である。

  • 覚悟を持って対応してほしいものだ 2021年01月10日

     松江市は今朝から陽が差してきた。どうやら寒波も峠を越した。だけど山間部はどうだろう。まだまだ降雪が続く地方の人達にお見舞いしか言えないもどかしさがある。

     

     1都3県に出された緊急事態宣言。1ヶ月で治まらなかったらの質問に、仮定については答えないとする政府。仮定がなきゃあ、国民の不安は収まらないのにこんなことも言う。指示に従わない者に対する罰則。そうであるのなら、新型コロナウイルスの脅威が治まった後の検証。その検証で国民の犠牲に対する政府の非が認められた場合、首相及び政府の主だった者には禁固刑。そのぐらいの覚悟で対応してほしいものだ。一国民に社会的責任を、と言うのであれば、政治家にはもっと大きな社会的責任を感じてもらいたいものである。

  • 断捨離完了 2021年01月07日

     断捨離は昨日の定休日でほぼ終えた。ひとりで暮らしやすい部屋が完成した。形の上での断捨離は整った。だが、無形の部分の心の断捨離はまだ片付いていない。断捨離はいろいろなことを私に教えてくれたことは確かなこと。その一つ一つが漂っている。もう少ししたら結べるだろうと思っている。

     

     昨日はコロナ感染が6000人を超えた。静かな正月をと訴えた首相の言葉は響かなかったということ。あの顔で、あの言葉で、何を言おうが空しいこと。今、医療現場がどうなっているのか。だから、みんなの力で国民の命を守ろうと真心で訴えなきゃあ。メルケルさんのように。高級レストランで食事しながら何を言っても響かない。GOTOトラベル、GOTOイート。さあ、みんなして外へ出ようよって言ってきたのだから。

  • どんな正月だった 2021年01月05日

     応接コーナー

     写真が我が社の応接コーナーなのである。開業にあたって、先輩の不動産業者の方から頂いた応接セット。とある、ホテルの喫茶コーナーで使われていたものらしい。今朝も早くに目が覚めたから、まだ暗いけど事務所にいる。コーヒー飲んで、新聞を読んでいる。この応接コーナーで。

     

     ところでと、この正月の断捨離の余韻が心に漂っている。ふたりの人生の良き部分も悪しき部分も見た二日間。私の、意気地なさが見えてきた。だらしなさも見えてきた。怖気ない、妻の気概が際立った。それが真実だろう。北上夜曲、「僕は生きるぞ生きるんだ 君の面影胸に秘め」・・・強く、そう思った。

  • てな訳で 2021年01月03日

     てな訳でドライブ三昧の正月と思っていたが年末から積雪。どうして過ごそうかと元旦は朝からお屠蘇していたら尾道の娘が電話で言う。「お父さん、飲み過ぎないでね」

     

     2日からは断捨離の続きをすることにした。ひとつひとつの品々を確かめながら進めていく。初めて見る青年期の妻の写真のアルバムの数々。結婚前にお洒落で履いていた靴の数々。そこには二度と実家には帰らないとの決意が見える。最後まで連れ添うという覚悟がうかがえる。

     

     そして日記。結婚が確実になった頃から続いていた日記。一緒になってしばらくしてから途切れてしまった日記。夢とは程遠い現実を見たのだろう。お洒落な靴など履くことのない現実を見たのだろう。それは、今までの社長令嬢の華やかさとはあまりにもかけ離れた現実だったのだろう。

     

     そして数々のアクシデント。多すぎたアクシデント。・・・でもと思う。その積み重ねから不動産業を二人して歩むようになった15年間。向かいあった机でお互いの顔を見ながら仕事した。喧嘩しながら仕事した。定休日ごとのドライブ小旅行。何もかも楽しかった。二人の心は繋がっていた。お・と・う・さ・ん、と言った最後の言葉・・・断捨離は、人生を振り返ることなのかもしれない。そこから、これから一人で生きていく強さを見つけ出すことなのかもしれない。

  • 元旦 2021年01月01日

     子供の頃、屋根の雪下ろしをした経験からしたらただの積雪。だけど松江では30センチの積雪は大雪。昨日も今朝も、その大雪の中を墓参した。妻の墓地の駐車場には侵入不能。入り口に除雪車の除雪の塊が。遠くから歩いても、墓参はしたい。新雪の中を歩く。

     

     墓参から帰ってブリの刺身をつまみにお屠蘇を頂いた。炬燵に入ってテレビでニューイヤー駅伝を観戦していたらついうとうと。目が覚めたらゴール直前。倉庫からタコ焼き器を持ってこようと郵便受を見たら年賀状が届いていた。僅かな数だが、申し訳なく思う。もう3年続けて私からは賀状の挨拶していないのに。まだ、おめでとうとは言えないのである。だから返信もしない。くださった方に、申し訳なく思う。

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