店主日記

  • 新年会 2024年01月19日

     お昼は、「あじさいの会」の新年会に出かけた。あじさいの会というのは、以前にも話したことがあったが、日本自閉症協会島根県支部松江分会なのである。参加者は7名。年配の女性たちが6人。男性は私ひとりの計7人だ。どの方とも、30年来のお付き合いだ。

     

     話は弾んだ。もちろん、自閉症という障害を持つ息子や娘たちの話。自分たちの病気の話。浜乃木6丁目にあるジャスミンは中華料理店。中華料理なんて、何年振りだろう。昼食は、コンビニでことたりていた私。久し振りに食事らしい食事をした。だけど、やっぱり仲間っていいもんだな。

     

    大山

     

     本文とは関係ないが、先日見に行った大山。二度と見ることができないかもしれないあの美しさ。アップしたくなってしまった。

  • 出雲富士 2024年01月18日

     放射冷却で冷えて晴れ渡った昨日の朝、大庭町から雪をかぶって真っ白い大山がくっきりと見えた。定休日にこんなチャンスはないだろうと、事務所に、デジタル一眼レフカメラを取りに行った。望遠系のズームレンズを取り付けた。さあ行こう。安来市の道の駅、「あらえっさ」で大根を買う予定もあったんだ。

     

     国道9号線を東に向かって走ると、大山は右左に見え隠れする。そしてその姿はだんだん大きくなってきた。まず安来市の島田地区に行ってみよう。安来市の市街地を抜けて小さな峠を下った所で左折した。いいぞいいぞ、まずここで一枚撮ろう。そのまま進んだ所で三差路を右折すると、道の駅あらえっさの裏側に着いた。

     

    島田2

     

     大根と白菜を買った。大根はいちばん太いのを選んだ。屈託なく、こんなに大きく育った大根ならきっと美味しいのに違いない。次は大根島に行こう。大根を買ったからそう思うのではない。大根島にも、撮影スポットがあるからだ。若い頃には、大山は登山の対象だったが、今では信仰の山なのかもしれない。それだけ神々しさを感じる山であることには間違いない。

     

     波ひとつない中海の向こうに大山は佇んでいた。そこには一組の先客があった。大山をバックに、スマホで写真を撮り合っていた。楽しそうだな。若い恋人同士なのだろうか。そう思いながら近づくと、意外や意外。私に近い歳のご夫婦のように見えた。私にも、あんな時があったのにな。ついつい僻んでしまう情けない私なのである。

     

    江島

     

     夜は早い時間から鍋料理にすることにした。具材は鶏肉と鮭。ニンニクのみじん切りを。そしてあらえっさで買ってきた大根も入れた。思った通り、柔らかくて甘くておいしかった。薄い醤油味だが、ニンニクの辛さがその薄味を助けていた。

     

     写真は、上のが安来市の島田で撮ったもの。下の写真は境港市からべた踏み坂を下って突き当りを左折してしばらく行った所。道路標識に江島西入り口と表示された所から取ったもの。たまたま、米子空港から旅客機が飛び立ったところだった。左のすそ野には。飛んでいる鴨の姿が見えている。

  • 娘達へ 2024年01月15日

    焼きそば 二人とも元気でやってるか。お父は元気だ。いつも若くていれるよう、事務所では毎日少しずつだけど体力づくりしている。今は相撲の四股踏むのが気に入っている。体幹がしっかりしてきた気がするし、お尻の格好も良くなってきた。腕立て伏せも併せてるから肩に厚みができてきた。

     

     食事も、コンビニ弁当だけじゃなく、できるだけ自分で作るようにしている。昨夜は野菜たっぷりの焼きそばと、鯖缶入れて味付けした大根を食べた。鯖大根というところか。今朝は、良く焼いたパンと卵、それにウインナー。サラダと牛乳は毎日だ。写真添えるから見てみてな。

    朝飯

     

     それと大事な話。お母さんの七回忌は3月の17日の日曜日、10時30分だ。むろん北京から帰ってくる必要はない。東京も交通費がかかるからな。いつかいい日に、都合着く日に帰ってくればいい。お墓参りすればいい。お母さんもそれを喜ぶ。法事は俺がちゃんとしとくから。今朝も、もちろん毎日お墓には行ってるからな。

     

     さっき、ある人に、ある書類の作成のお願いに行ってきた。初めて会う人との面会は、いつものことだけど気を使うし疲れる。俺より年上の人だったから余計。事務所に帰ったら、お疲れと言ってなぎさがねぎらってくれる、今でもそんな気がする。午後からはインボイス登録者への説明会が税務署である。それに行ってくる。頑張ってるだろ。

  • 一畑百貨店 2024年01月14日

     島根県唯一の百貨店が今日で閉店する。小学校の生徒だった時、遠足で松江市に来た。順番は覚えていないが、以前県庁前にあった一畑百貨店に行った。その道路向かいにあった島根新聞社(現、山陰中央新報社)に行った。当時、床几山にあったNHKに行った。

     

     百貨店で、エスカレーターに初めて乗った。エレベーターにも初めて乗った。高校生になって、店内にある映画館で洋画を見た。大人になってレストランでランチを食べた。あの頃、天神町から松江大橋を通って百貨店まで、すごく賑わっていた。懐かしい一畑百貨店。さようなら。

  • ある日のこと 2024年01月13日

     朝の時を告げる鶏がいるじゃない。「うん、うちの近所でも毎朝鳴くんや」。その鶏がね、ある日の朝時を間違えて鳴いたんだ。そしたらね、事代主命が慌てて早く帰らなきゃと思ったんだ。慌ててるもんだから、漕いでる舟の櫂を海に落としてしまった。さあ大変、どうしよう。

     

     「どうしたん」。仕方ないから、自分の足で舟を漕ぐことにした。そしたらどうしたと思う。足をワニに、サメのことだよ、噛まれてしまったんだ。案外、食いちぎられてしまったのかもしれないね。「わ、痛そうやな」。だから彼は、時を間違えた鶏を憎んだ。それ以来、美保関町では、鶏は飼わない。鶏の肉も卵も食べなくなった。「へえ、そうなんや」

     

     でも、現在は知らないよ。ある美保関町に住む若い人に聞いたら、食べるよって答えた。「ねえ、事代主命はどこから帰る時だったん」。それはね、対岸に好きな姫がいてね、毎夜毎夜そこに舟で通ってたんだ。「そうなんや、おもろい話やな。めっちゃおもろいやん」

     

     まだ恋人時代、松江駅で待ち合わせて、私の車で美保関に向かう時の車内での会話だ。出雲大社で出会って、今度は美保関に行ってみようねって約束していて、しばらくの後の話なのである。この頃、思い出が心の中をめぐっていく。

ページトップ