店主日記

  • かげちゃんのなぎちゃん 2024年12月31日

    律人

     

     大晦日の夜、テレビの紅白歌合戦を見ながらくつろぐ時、明日北京に帰って行く長女が今度いつ帰ったらいいって言う。そうだな、盆に帰ればいいさ、と言ったものの、訂正した。俺はさ、長生きしそうだから、長生きするだろうからいつでもいいよ、今度帰るのは。・・・そう言った瞬間、新年からが本当の俺の人生だよ、そう思った。まだまだ、まだまだ俺の人生を生きなければ。これからが本当の俺の人生だよ、と。

     

     そんな心模様の中、娘が我が子に言った。なあ律、なぎちゃんはなん?。そしたら孫が答えた。「なぎちゃんは景ちゃんのなぎちゃん」。そう聞こえた瞬間、嬉しくって声が震えた。律は泣かせること言うんだから。そう、おじいちゃんと言わせない。景ちゃんと言わせている。

  • 大しめ縄は日本最大級 2024年12月30日

     遅い朝食の後、出雲大社に向かって出発した。途中、フロントガラスを雨が打つ。でもあっちの空は明るいよの末娘の言葉に勇気をもらって走り続けた。これなら長時間歩いても大丈夫かなと、空模様を眺めて道に駅「大社ご縁広場」駐車場に車を停めた。さあ歩こ。

     

     長女と孫は風呂に向かった。私はタマネギと鶏肉を切った。今夜は親子丼が食べたいと言う娘達のリクエストにこたえるために。よく作ったな、そう思い出した。妻がいても、週一回の夕食作りは私の役目だった。私がそのように申し出た。だから楽しい夕食作りの時間だった。良い味に作れますように、そう楽しみながら願う時間だった。

     

    しめ縄

     

     良く歩いた。神門通りの右側を4人で歩いた。孫は走ったりしたから母も走って追いかけたりもしていた。そして鳥居から拝殿までの300メートルの距離も歩いた。参拝して本殿を左回りに回って、そして神楽殿に到達した。日本最大級の大しめ縄をしばし眺めた。大きいね、と孫。この大しめ縄、長さ13.6メートル、重さ5.2トン、胴回り8メートルはあるらしい。

     

     神楽殿を後にして帰路についた。行きの逆の歩道を歩いた。何匹かの石兎が孫を楽しませた。と、参門をくぐる頃、雨が降り出した。足早に車に向かった。・・・野菜と、鶏肉を切り整えた。遅い昼食だったからゆっくりでいいよね、7時半頃食べれれば。後は火を通して、そして私の腕の振るいどころ。卵を入れてからの・・・。思い出すなあ、なぎさ、明日は大晦日だよ。

  • 奥出雲町へ 2024年12月29日

    圧雪の道路 一昨日、午後のお客様からアパート入居の申込を頂いた。歳の暮れの仕事納めの日に、こんな仕事頂いて嬉しかった。来年、良い歳が訪れてきそうな気配。昨日の午後は、末娘を松江駅に迎えた。新幹線が架線の火災で一時運転見合わせになったが、無事到着して安心した。にぎやかな歳の暮が迎えそれう。

     

     今日は奥出雲そばを食べに行こうと言うことになった。友達がそば湯が気に入っていると言う「八川そば」に直行した。孫はうどん。私たちは美味しいそばを食べて満足した。その後、道の駅「奥出雲おろちループ」に行ってみようと向かった。路上は圧雪状態。先日替えた新品のスタッドレスが有難い。

     

    山の雪

     

     道の駅の駐車場は除雪がしてあった。それでも所々に残雪があった。それに孫は大喜び、天に向かって指を突き出していた。途中で追い越した観光列車を写そうと、撮り鉄の方たちの姿が目立った。雪の上に立って、あの人たちも寒いのに根性だねと思ったりもした。そして国道431号線を引き返した。

     

    律人 松江市に帰って、ショッピングセンターに入った。少しの買い物の後、回転ずしの濱ずしに行った。この店は妻と家族で年に何回は行った馴染みの店だ。懐かしい。妻がいたらとついつい思ってしまうが今日はそれを口には出すまい。私も、いつもより多く、食べ過ぎるくらい食べてしまった。だけど、それも旨いから。娘達や、孫の顔が嬉しくて。

     

     家に帰ったのが夕方の5時半。今夜は夜長。さあ、これからが私の夕食後のデザートの始まりだ。ゆっくりと心行くまで飲もう。なあ、明日はどこへ行きたい。どこでもいいよ長距離でもかまやしないよ。え、出雲大社。そんな近くでいい?。そうか、じゃあ出雲大社に行って、そしてもう一ヶ所どこか行こうか。

  • 抱っこしようよ 2024年12月27日

    肉 25日に娘と孫を鳥取に迎えに行った。そして我が家でふたつ寝た。だいぶ私に慣れてきたがまだ恥ずかしいらしい。生まれて半年、一緒に暮らしたのにその時のことは忘れてしまっているらしい。私が抱っこと言って両手を差し伸べるのに、「抱っこ嫌」とかえって来る。「ママがいい」そうだ。

     

     さて、今日で我が社は仕事納めだ。今、午後の来客予定のお客様を待っている。少し遅れますと電話が掛かってきた。それでも3時には終わるだろう。そして今日は早じまい。しばらく生けなかった妻の墓前に生花を生けてこよう。娘と孫と一緒に生けに行こう。そして明日は東京の末娘が帰って来る。つかの間の幸せがやって来る。つかの間でも、その幸せがあるって私は幸せか?、な。

  • クリスマスイブ 2024年12月24日

     昨夜いつものように飲んでいた。もうそろそろ寝ようかなとそう思った時のことだ。今日はやけに楽しかったなあ、とそう思った。あれ、今日のデートの相手は誰だっけとしばし考えた。ああそうか、娘やん。俺の娘だったやないか。道理でだよ、道理ですごく楽しかった訳だ。

     

    汁 今回の里帰りはお兄ちゃんに会うためが半分の理由だからね。そう言って婿殿の実家の鳥取から車に乗ってひとり事務所にやって来た。じゃあ今から行こうかと、私の車の助手席にに乗り替えた。道中、いろいろと積もる話は尽きなかった。昼前に出雲市に到着した。道の駅「きらら多伎」に行った。そこで、正面に海を見ながら食事した。じゃあ、今からお兄ちゃんの所に行こうか。

     

     3時に事務所に帰ってきた。じゃあ、また鳥取に行くね。うん、気を付けてな。明後日、10時に着くように迎えに行く。・・・だから明日、早起きして出発する。さっき、レンタルしてきたチャイルドシートを後部座席に取り付けた。実家に迎えに行って、北京に帰って行く婿殿を鳥取空港に送って行って、そして3人で松江に帰ろうと思っている。今夜はクリスマスイブ。なぎさ、美味しい酒一緒に飲もうな。

  • 外は雨、明日は雪? 2024年12月22日

    一品 今年も余すところ10日程。待ち遠しいことがある。長女と孫殿を迎えに行くことになった。もう鳥取の婿殿の実家には帰ってきているはずだから25日に迎えに行くことになった。そして28日には東京の末娘が帰って来る。これも、出雲空港に迎えに行く。にぎやかになる。ひとり暮らしの私に幸せがやって来る。

     

     と言う訳で、28日から休もうと思っている。だから今週は忙しい。23日には出雲市に行かなくちゃあならない。24日はふた組の来客の予定。25日の定休日には鳥取行き。27日の午後は来客予定。だから今日、事務所の年末の大掃除をすることにした。

     

     フロアにモップをかけた。いつもはしない所を雑巾で拭いた。玄関のガラス戸に水をかけて洗い清めた。トイレも洗剤で磨いた。どうやら午前中に終わった。後の日で、今日気付かなかった部分をきれいにしよう。外は雨、明日は雪になるのかなあ。でも、スタッドレスタイヤ、新品だから。

  • 「蜂」の仲間たちへ 2024年12月19日

     文集の蜂と題したその表紙の中央に49穴の蜂の巣の絵柄が描かれている。いつだったかは定かに記憶していないのだが、ある時、同級生で文集を作った時その名を蜂にしようと提案があった。そのリーダーは女の子だったと思う。女性はいつの世もたくましい。私たち同級生は蜂だよ。みんな蜂の仲間だよ。49匹の蜂なんだよと。

     

     昨夜はその一部の松江で住まう者たちの同窓会があった。集まったのは、まず当時の担任の先生。山さん、よっちゃん、ひーちゃん、そしてこの会場の会席・懐石料理店「いと賀」のご隠居、そして私の計6人。この懐石料理店の料理の良さは天下一品。来松の際はぜひよろしくお願いしたいものである。ネットで口コミをご覧あれ。そして和気あいあいと酒が飲める者は飲んで、飲めないものはノンアルコールビールで会話は弾んでいった。

     

    お造り ここで蜂の仲間に報告しておこう。先生は難聴気味で今日は補聴器の具合も悪そうだった。だが身体には心配ない。先日思うところあって、車は放棄されたとか。山さんは少し声がかすれ気味であまり大声は出せないが、身体と頭脳には問題なさそうだ。よっちゃんは腸が昔から弱いので乾杯時から熱い焼酎のお湯割りだが、その他は問題なさそうで農業に励んでいる。

     

     ひいちゃんは昔から何度かの入退院を繰り返したがもう心配なさそうだ。この今日の同窓会を計画し、音頭を取ってくれた。ご隠居さんは初めて参加。隠居できたから参加できるようになった。隠居と言っても元気だ。さて私、今月、不動産免許の更新をした。後5年は頑張れる。だけど私も5年後には隠居しようかなと今からその準備。

     

     来年は喜寿の祝い。今、米子のメンバーで準備進行中。武田君が中心に頑張ってくれている。日程は7月7日。七夕の日だよ。織姫と彦星が天の川で会える日だよ。だから僕らもみんなで会おうね。楽しみにしていようね。先生も元気で頑張るからって、その日必ず参加するって昨日別れたよ。じゃあ、来年の7月7日、待ってるよ。

  • うっぷり 2024年12月18日

     ドライブは楽しい。数日前からの計画を実行するため、奥出雲町に向かって車を走らせた。まず安来市の道の駅、あらえっさで大きなキャベツと白菜を仕入れた。そして広瀬町を通って亀嵩に行った。道の駅、酒蔵奥出雲交流館で仁多米でこさえた餅と、餅海苔とどぶろくを仕入れた。暮れに帰って来る娘達に「うっぷり」を作ってやりたいから。その後、今年最後のご先祖様のお墓参り。松江に帰って明日から値上るだろう車のガソリンを満タンにした。

     

    亀嵩 その昔、当時平田市の「十六島」と書いて「うっぷるい」と読むのだが、そこで冬採れる岩海苔は上質で人気があった。それを十六島のおばちゃんたちが行商で売り歩いていた。現在の国道54号線を幹線として、その支線にある集落に売り歩いていたのだろう、その道のりはどうやら広島県の三次市まで到達していたらしい。

     

     その岩海苔の調理法なのである。直接その海苔に味付けするわけではない。私の育った仁多地方では、正月の雑煮をすまし汁でこしらえていた。湯がいた餅をそのすまし汁に入れてその上にたっぷりのうっぷるい海苔を乗せる。これが国道54号線沿いの民家の基本的な雑煮の作り方だ。三次市付近では、この雑煮を「うっぷり」と呼んでいた、と何かの書物で読んだことがある。このうっぷり、シンプルなのだが味はすこぶる旨い。

     

    さあ、今日は楽しみにしていた同窓会がある。三沢中学校第18期生で、松江に住まう者たちのミニ同窓会だ。夕方、その会場に行くためにバス停まで歩いた。途中、三沢の隣の三成出身の40歳代の知り合いの女性に会った。どこへ行くのって聞くから、三沢中学校の同窓会だよって言ったら、三沢中学校なんてないよと帰ってきた。そう、もう50年も前に、仁多町の中学校は皆統合されて仁多中学校になった。そして我が三沢中学校はその姿を消したのである。

  • 三瓶山 2024年12月14日

     若い頃はよく山を歩いた。その後は自転車に趣味が変わった。そして今は車のドライブを楽しんでいる。孫ができて、たまに帰って来る。チャイルドシートは交通安全協会が貸してくれる。そのために、交通安全協会の会員になった。そしたら無事故無違反表彰をしてくれた。40年間の無事故無違反表彰だ。

     

    三瓶山 40年かあ、そうなんだ。歳取るわけだ。10年ひと昔と言うけれど、その4倍なんだね。そうだよな。運転しなかったのは、若い時、酒を飲んで転んで足を骨折した時の1ヶ月間。52歳の時、病に倒れた3ヶ月間。その他は毎日車に乗っていたものな。よく無事故無違反続けた。運が良かっただけかもね。確かに、時に運がいいとそう思うところが私にはある。なんてね。

     

     好きなドライブコースに三瓶山がある。大田市から、県道大田佐田線を通って北の原に向かう。途中に三瓶ダムだある。県道から右折して橋を渡ると三瓶ダム管理所がある。駐車場がある。トイレ休憩もできる。さっき渡った橋をカメラを持って歩く。これが橋の真ん中あたりからの風景だ。三瓶ダムがあって、それを囲む山、そして三瓶山。なんていい風景なんだろう。ドライブの醍醐味だ。

  • だけどおかしいね 2024年12月11日

     9日の日記に、これからの5年間は人生の集大成期間だと心に誓ったと書いた。男になるかなれないか、だ。今朝、出雲市の息子に会いに行く時、その言葉を反芻した。帰り、もう一度反芻してみた。そう言えば、そう誓った日から気持ちのどこかに変化が生まれた。強く生きようと、そう思うようになった。

     

     そして妻の墓前で、もうめそめそなんかしないよとそう報告した。だけどおかしいね。強く生きるんだからもうめそめそなんかしやしない。しないけど、強く生きようとそう思った時から、妻を想う気持ちが増した。恋しいと思う気持ちが強くなってきた。だけど、もうめそめそなんかしやしない。

  • 人生の集大成 2024年12月09日

     私はもの思う時、ことに人生を深く考える時、車を走らせることにしている。ステレオからこぼれる音楽を聴きながら、路面から伝わってくる振動を肌で感じながら、流れていく風景を眺めながら、自らの運転技術に酔いしれては恍惚を感じて、その時がいちばん深く考えることができるのである。

     

    海 冷蔵庫の野菜室の野菜が底をついた。どうせ走るなら、安来市の道の駅「あらえっさ」の野菜売り場で買ってこよう。開業準備を終え。9時半に事務所を出発した。白菜とキャベツと大根を買った。それにしても、物価高は道の駅にも影響をもたらしているらしい。3種類1個ずつで値段は1000円を越した。

     

     国道9号線でやって来て、帰りは裏道を帰ることにした。広瀬町を通った。峠を越して、八雲町に出た。事務所に帰って来る頃には、18曲入りのCDが2度目の5曲目を歌っていた。そして結論は固まった。先日手にした新しい不動産免許、この免許の有効期間の5年間が、私の人生の集大成期間だと、そう心に誓った。

     

     ここまで書いた時、妻に会いたくなった。そして向かった。墓石の妻に報告した。そうなんだよ、集大成なんだよ。もうめそめそなんかしないよと言って報告した。K女子撮影のこの写真が、今の私の心にぴったりのような気がした。

  • 母の味 2024年12月08日

     出勤の車のフロントガラスを霰が打ち付ける激しい音がして、一瞬間だったが路面を白くした。事務所に着いて、エアコンのスイッチを入れて設定温度を1度高くした。寒さが肌に沁みとおる。寂しさが心に沁みとおる。でもあと半月もすれば娘が帰って来る。孫がやって来る。大きくなったかなあ。ああ、早く会いたいなあ。

     

     昨日、ある人が今晩の酒のつまみにとキンピラを持ってきてくれた。大根でこしらえたんだよと言って。さっそくシャワーを終えてビールのお供にすることにした。旨い、と思った。この味は似ている。40数年前の数年間、一緒に暮らした母の味に似ている。美味しいなあ、思い出すなあ。ねえ母さん。

    三瓶山 

     あの日三瓶山は初冠雪だったのだろうか。山肌を雪が白く染めていた。ある年の暮れ、三瓶山にやって来た。何気なく、東の原にあるワイナリーに寄ってみた。ぶらっと店内に入ると、笑顔の店員さんがこのワインがいいと勧めてくれた。勧められたワインを購入して大晦日の夜、ひとりグラスを傾けた。今年の大晦日は、二人の娘がいて孫がいる。

     写真撮影はK女子。

  • 師走 2024年12月06日

    イチョウ 今年最後の月、師走になった。事務机の引き出しの中を整理していた。そしたら封も切っていない昨年の暮れの年末ジャンボの宝くじが出てきた。300円の当たりは一枚あるはず。捨ててしまうのはもったいない気がして、出かけたついでに換金して今年の年末ジャンボを買ってきた。でもな、どちらがもったいないんだろう。また3000円使ったんだよ。でも、夢があるか。

     

     何やかにやと今日は忙しかった。午後4時を過ぎた。外は薄暗くなった。そう言えば。・・・今朝火災保険の更新に来た私より少し若い女性と話した。この頃、寂しくてねと。そうよね、日暮れは早いし、そして寒くなってきたし。そうなんだ。みんな寂しいんだ。正月元旦は妻の誕生日、どこかにドライブ、それが誕生祝だよ。ね、なぎさ、二人っきりでね。薄暗い外を眺めていたらそんなことを思った。

     

     写真は三瓶山の浄善寺。あの日、このお寺でコンサートをしていた。なんのコンサートかわ分からなかった。部屋に明かりがついていて2~3の人影が見えた。撮影K女子。

  • 嬉し涙 2024年12月04日

    イチョウ 今日から5年間の新しい業者免許証になる。定休日だけど、事務所に出てきた。新しい免許証を事務所内の額縁に入れた。玄関の外から見える宅地建物取引業者票の有効期間と、免許番号の(4)を5に書き替えた。これで5年間はOK。明日から新免許のつもりで、新人のつもりで頑張るぞ。オ一。

     

     昨日、店主日記を書き終えて帰宅した。いの一番で、妻の仏壇にいち日の出来事を報告した。なあ、なぎさ、5年後には、彼女たちに俺たちがこしらえたけやき不動産を預けられるのかもしれない。けやき不動産が後世に繋がる可能性ができた。俺たちの苦労の結晶が後世に残せるのかもしれない。そう報告したとたん、嬉し涙が頬をつたってこぼれてきた。

     

     写真は三瓶山の浄善寺のイチョウ。K女子撮影。木の迫力は奥出雲町の金言寺のより勝が、写真映えには劣る。

  • 金言寺 2024年12月03日

     9時30分に松江市を出発した。宍道町、三刀屋町経由で11時に奥出雲町の「鬼蕎麦」に着いた。古民家風店舗で食べる十割そばは格別な味がした。私たち3人はどんな関係に見えるのだろう。娘と、その娘の3世代家族に見えるのだろうか。ま、それはいいとして、その後、金言寺のイチョウを見に行った。

     

    金言寺

     

     残念ながら、イチョウの葉は全てが散った後だった。それでも、お寺と、その屋根に降り積もった黄色い葉と、すべて落葉した大木とのコントラストは素晴らしいと思った。その後、亀嵩駅に行った。ふたりは一度だけこの駅に来たことがあると言った。その後、砂の器の記念碑を見て、酒蔵奥出雲交流館に寄って、広瀬町経由で帰ってきた。

     

     走る車の中、不動産の免許更新をしたことなど話した。個人経営では、代表者変更はできないこと。法人ならそれは可能だとの話をした。後5年は何とか頑張るつもりだ。その後、この「けやき不動産」の名は残したい。妻とふたりでこしらえたこのけやき不動産の名は残したいとも話した。だからやがては法人にするつもりだと。

  • 出雲そば 2024年12月02日

    2 午前中で落ち松葉の掃除を終えた。目方にしたら何キロあったのだろう。恐らくは30キロはあったと思う。時間にしたら昨日と足して3時間余り。疲れる訳だ。筋トレしたように足の筋肉に違和感が。腰痛にならぬよう気を付けねば。こんな時、少し腰がだるい時、ぎっくり腰になりやすいのだから。

     

     明日、ある人と奥出雲町にそばを食べに行くことになっている。なぜ奥出雲町なのか、旨いから。もちろん松江のそば屋さんはどこに行っても旨い。けど、奥出雲町のは何かが違う。何が違うのか分からない。私が奥出雲町出身だから、口が合っているからかもしれない。私は奥出雲町のそばが好きだ。

     

     天気だったら、ついでに金言寺のイチョウを見ようと思っている。お寺のすぐ前に大きなイチョウが植わっている。三瓶山の浄善寺のイチョウの木の大きさにはかなわないが、こちらも素晴らしい。絵になる。黄色いイチョウの葉と、散ったお寺の屋根の色とのバランスは絶妙だ。

     写真は樹齢600年の浄善寺のイチョウの幹。K女子撮影

  • 恩返し 2024年12月01日

     午後になったら晴れ間が見えた。お陰で、先日の風雨に散り積もった松葉が乾きかけて来た。これでやっと掃除ができる。広葉樹の紅葉の落ち葉は風情も感じる。だが針葉樹の落ち葉はいけない。醜さのみが心に残る。さあて、奇麗にしようか。気持ち良くしようか。

     

    寺 事務所横の横断歩道の手前の歩道から掃き清めよう。最初は熊手を持ち出した。大雑把にかき集めた。その後箒の出番だ。集めた落ち葉は大きなビニール袋に入れる。黙々と続けた。半分終わって、ああ疲れたな。足腰にびっしりと疲労感がたまる。1時間半、もう半分は明日にしよう。

     

     黙々と作業をしていたら、年配の女性が声をかけてくれた。まだ二十歳に届かなそうな青年が声をかけてくれた。歩道を奇麗にしてくれて、ありがとうと言う気持ちなのだろう。ほおっておけないものな。私はこの土地で、20年生かされているんだもの。この土地で20年生活できているんだもの。だから、恩返しのつもりだ。

     

     大田市の三瓶町池田に浄善寺がある。その境内に植わっているイチョウは樹齢600年。壮大な眺めだ。ちょうど今が見頃。写真撮影はK女子。

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