店主日記

  • 凪の日 2019年12月31日

    宍道湖 

     昨日のことである。朝方雨が止んだので日御碕に行ってみようと思った。宍道湖の北側を走る通称湖北線を車で松江市役所前を走っているとさざ波もたたぬ宍道湖を見た。近年、波が高いのでこんな静かな宍道湖を見るのは久し振りである。雨上がりの靄が対岸を霞めている。仲睦まじいカモが2羽、静かに泳いでいた。

  • 出雲富士 2019年12月29日

     青石畳

     

     

     先日私の家に来た娘夫婦と昼食に奥出雲町の蕎麦店「ゆかり館」に行った。その後、私のルーツを娘たちに知っておいてほしくて我が先祖の墓参りをした。夜は我が家で飲んで・・・。

    石畳の椅子

     

     

     

     

     

     そして今日の昼前、湯村温泉で一泊すると言って帰っていった。昨夜あんなに楽しく飲んだのに、急に寂しくなって車で走った。目的を定めず、着いたのは美保神社の駐車場。

     

     

    大山

     

     青石畳通りを散策して、駐車場に帰ってみると雪を頂いた大山が夕暮れの中によりきれいに見えた。カメラに望遠ズームレンズを付けての撮影である。釣り人と、防波堤と灯篭がシルエットになってなんだかいいな。

     

     

     

     

     

     

  • スマホフォト、店主日記デビュー 2019年12月16日

    葉に霜が

     

     この頃、朝の寝床から出るのが辛い。寒いからなのか、それとも寝足りないからなのかどちらだろう。後者なのだとしたら、昼間の寒さのために余計なエネルギーを費やしているからだろうか。そうかもしれない。今朝の車のフロントガラスは凍っていた。

     

     草むらに目をやると、それぞれの葉が霜で白くなっている。濃淡をつけたその白さは美しい。ああ、カメラが欲しい、カメラがあれば撮影するのになって思った瞬間、あるんだよ。ポケットにスマホが入ってる。

     

     パソコンに画像をメール送信した。編集画像を出し、アップしてみた。え、これは・・・?。すごい。数十倍のアップに画像が耐えている。私のキャノンのデジタル一眼より精度が高い。スマホって、すごいんだ。

     

     

  • こんなに丸いもの 2019年12月12日

    鳴石の浜の石

     昨日、鳥取に行ってきた。県立博物館に塩谷定好氏の写真展を観るためである。先月まで島根県立美術館で展示されていて一度観たものだが再び観たくなって行ってきた。風景の中に人物を見るのがいい。彼の優しさが写り込んでいる。

     

     途中、琴浦町の国道9号線の駐車場に車を止めてすぐの所に「鳴り石の浜」がある。波に削られて丸くなった石が引いていく波の力によってぶつかり合う。そして音が鳴る。ザーと波が来てその後、コツコツコツと音が鳴る。それにしても丸いな。すべての石が丸いな。かくなりたいものである。

  • 暗夜行路 2019年12月08日

     いかにも山陰の冬らしい天候になってきた。一日で数個の天気を繰り返す。雨のち晴れ、のち雨、曇りのちまた雨。そして霰が混じってくる。そんな天気も手伝って、師走のあわただしさで来客も少なくなってきた。それが有難いのやらなんやらで本を読む時間が増えてきた。

    志賀直哉 宅

     

     何度目だろう、志賀直哉の「暗夜行路」を読むのは。この前の6月の終わりの頃に尾道市に行った時、山肌に建てられた家々を縫うように幾本もの坂になっている小路をを歩いていると、時任謙作の名前が何の抵抗もなく浮かんできた。その時に、もう一度読んでみたい。しかもじっくりと読んでみたいという衝動にかられた。

     

     それから夏が過ぎ、秋も終わって寒い冬がやって来た。私の心も大分に落ち着いてきて文庫本の本棚の整理したとき、暗夜行路が見つかった。先日から、ゆっくりと読んでいる。謙作の部屋から見える、尾道の町や瀬戸内海に浮かぶ島々の風景の描写を何度も何度も繰り返し読んでいる。

  • けやき文庫 2019年12月01日

     けやき文庫

     速く読むわけじゃないのに、多くの時間を読書にかけるわけじゃないのにいつの間にか溜まってしまう。文庫本収納部分がいっぱいになってしまう。今回は古本屋に持って行くのをやめた。

     

     ジュンテンドーで一枚の板を買ってきた。事務所にあったブックスタンドを利用して2段に収めた。これならわずかなスペースに置ける。接客カウンターの片隅に置くことにした。

     

     勧めはしない。気が付いた人がなんでって不思議に思う。その人の問いに答える。もし、お読みになりたいものがあったらお持ち帰りください。返却はしなくていいですよ。でも、推理小説ばかりですよ。

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