店主日記

  • メガネが割れた 2022年12月30日

    眼鏡 今朝一番で家の近くのホームセンターに行った。暮れの掃除用の洗剤など買って車に乗り込む時、運転席のドアを開けた瞬間、眼鏡をはじいた。地面に落ちたのを拾い上げると、片方のレンズが真っ二つ。青ざめた。

     

     眼鏡市場が開くのを待って10時に飛び込んだ。若い女性店員が丁寧に対応してくれた。もう10数年前に、妻とふたりで買った眼鏡。思い出の眼鏡。でももうくたびれているからフレームを買い替えよう。この眼鏡は、レンズ交換して予備として、想い出として持っておこう。

     

     クレジットカードで支払いを済ませた。明細書を頂いて事務所でよく確認をする。私は買い物の後、明細書など見たことがない。だが、過去何回か買った眼鏡に対してだけは確認する。やはり記載してある。消費税が。

     

     眼鏡に、どうして消費税が付くのだろう。眼鏡を買うたびにいつもそう思う。眼鏡がなきゃ仕事もできやしない。車の運転もできやしない。眼鏡は、私にとって贅沢品なんかではない。生きるためになくてはならない必需品、いや、体の一部なんだ。政治家さん達、どう思う?

  • 石見ワイナリー 2022年12月29日

     先月から月一で入院中の息子との面会が許された。昨日の定休日、支払いを兼ねて出雲市の病院に行った。病室に入ると、薬が効いているのかぐっすりと眠っていた。それでもと思い、顔の近くで宗一郎とそっと名を呼んでみた。目を開いた。まだ夢の中だろう。だが、意識はありそうだ。少しの間、だけど長い時間に思われた。親父って、そんな顔をして私を見つめていた。そして再び、眠りの世界に入って行った。

     

    三瓶山

     

     大晦日の日までは出勤する予定だ。でも、今日は今年最後の定休日。ひとりで今年も一年間頑張ったのだから、ねぎらってやろうと思った。三瓶山に向かうつもりだ。大田市市街地から北の原目掛けて走った。雄大な、冬の三瓶山が見えてきた。そして、路上は除雪してあるが、その除雪の雪が両サイドに積もっていた。なぎさ、雪だよって助手席の写真の妻に話しかけた。懐かしいな。奥出雲育ちの俺の田舎も雪がいっぱいだった。君の田舎の兵庫の八鹿も雪国だったよな。だからお互いに懐かしいな。

     

    三瓶2

     

     一枚のCDが繰り返し回り続けている。山本潤子が歌う「中央フリーウェイ」ドライブの私たちには心地良かった。山本コータローの「岬めぐり」何度も何度も繰り返し聴いた。テンポは明るいが歌詞は寂しい。口ずさむと、声が詰まってきた。そして、なぎさってつぶやいてしまう。何度も何度もつぶやいてしまった。なぎさって。

     

    三瓶3

     

     東の原に建設された岩見ワイナリーは雪に埋もれていた。雪かきしていた責任者風の男性が話しかけてくれた。僅かな時間に盛りだくさんの事柄を話した。ひとり寂しい私には嬉しい。心が温まってくる。寒いからお入りくださいの言葉に、店内に入った。彼の案内に目的の気に入ったワインが見つかった。よし、これで大晦日の夜を楽しもう。

  • クリスマスも終わって 2022年12月26日

     ああ、忙しかった。朝から出かけて行った。そして1年前からの話がようやくまとまってやっと契約に至った。こんな日は嬉しい。嬉しくてしょうがない。だけど、この喜びを分かち合う人がいない。ああ、妻がいたらなあって思う。嬉しいけど寂しさも増してくる。

    暖簾

     

     疲れたので一息ついてきた。私が紹介した人のカフェが、私の事務所から歩いても行ける距離にある。コーヒーが旨い。疲れると、いつもそこに行って一息入れることにしている。マスターも、私とそんなに年も離れていないから話し相手になってくれる。いい息抜きの場所だ。

     

     話はガラッと変わるが、日本の政治はいったいどうなっているのだろう。軍備拡大の動きに変わってきた。首相がいつも言っている「丁寧に説明する」って。このことで、どう丁寧な説明ができるのだろう。国葬の時と同じだ。軍拡の方向へ行くのか行かざるべきか。その話し合いはどこで行われたのだろう。軍拡、私は反対である。・・・日本は再び、戦争への道を歩むのだろうか。

     

     写真は友の送ってくれた勝山町の暖簾のある風景だ。食事処なんだな。ああ、勝山町に行きたいな。

  • 白鳥 2022年12月23日

     白鳥

     

    勝山の町 先日の定休日、安来市の清水寺散策を雨でやめた。方向を伯太町に切り替えて白鳥ロードを走ってみた。能義小学校のすぐ近くの田んぼに発見した。100羽は超えるだろう白鳥の群れを発見した。今日の大収穫だ。

     

     ここへ来る白鳥は、米子市の水鳥公園をねぐらにしている白鳥だそうだ。その昔、安来市街地に居を持つある人が教えてくれた。朝早く安来市街地の上空を米子水鳥公園方面から飛んで来るんだよって。

     

     私たち夫婦はよくドライブをした。娘たちが、私たちの定休日が近づくといつも言っていた。今度の休みの遠足はどこって。それほどに休みの日はいつもドライブだった。時に気に入っていたところ、そこは勝山町。暖簾の町をよく二人で歩いた。大型連休の時など、ふたりの娘も連れて一緒に歩いた。その写真がUSBメモリーに保存してある。

     

     先日友が行ってきたよって送ってくれた写真だ。

     

     今日も雪。昨夜は寒かった。昨年と同じ条件で眠っているけど、どうして今期はこうも寒いのだろう。自家発熱できていないのだろうか。まそれはいいとして、今朝から何回電話が鳴るんだろう。今から3日の内に契約書3通の作成をしなければ。頑張るぞ。

  • 9時に目覚めた 2022年12月21日

     定休日だからゆっくりしようと思っていたのに、携帯に転送の呼び出し音で9時に目覚めた。朝食も食べずに表に飛び出した。現場で用事を済ませ、花を買っていつもの墓参。その後、近くにある量販店で1ヶ月分の冷凍食品を仕入れた。帰って朝食兼昼食を食べたら12時になった。

     

     頂いたネックウォーマー、有難く使わせてもらっている。墓参には最適。それをつけて温泉津の町を散策、と考えていたが前記の通り時間が無くなった。安来市の清水寺に作戦を切り替えた。が、到着直前に雨。残念な定休日だった。でもな、こんなこともよくあるのが人生さ。

     

    町並み

    頂いた写真、勝山町の暖簾のかかった商店

  • 寒いなあ 2022年12月20日

    スープ

    ノスタリジー

     

     今日は忙しかった。疲れた。なんて言ってみたいものだ。忙しいのは世の中であって私ではない。だが、そのために私には余分な仕事ができてしまう。期日に間に合わせたい仕事があるのに、世の中が忙しいから、業者の手配に苦労する。今日もそれで疲れた。

     

     ある人が先日、お節はどうするのって聞いてきたことがある。そんなのいらない。インスタントラーメンがあれば十分。そう答えておいた。ぶっきらぼうで、投げやりな返事だと思われたかもしれない。でもいい。知らない町をひとりで歩ければそれで十分。

     

     岡山県真庭市の勝山町は私が好きな町のひとつだ。先日送ってもらったこの写真。存在は知っていたがまだ私はこの店に入ったことはない。カウンターがあるおでん屋さんならひとりでもいい。ひとりでこの店には入り辛い。先日、あるショッピングセンターで下着を買った。レジに並ぶ時、消え入りたい気持ちになった。でも、このテーブル。ノスタルジックなこの雰囲気、そして店の名はろまん亭。行ってみたいな。

  • 雪の降る街を 2022年12月19日

     昨日から寒い。温まった布団から出ることができない。もう少し、もう少しと忙しい朝になってしまった。起きて、パンとサラダを食べて出勤する。積雪の道の運転は緊張する。なぜか今月は忙しい。だが、今日は予定がない。のんびりと働こう。

     

    雨の山

     

     先日、雨の日のドライブをした。小降りだったので、天気の日より心はかえってくつろぐ。途中下車して田舎の道を少し歩いてみた。山がもやっている。山々から、温泉地に湯気が立つように湯気が上がっている。懐かしさが胸にあふれてきた。

    象

     

     ここどこだって、友達が写真を送ってくれた。あなたが教えてくれた所だよって。先日、行ってきたよってラインに添えて送ってくれた。なんという細工かは知らないが、針金でこさえた立体形工作物に和紙が貼ってある。見覚えのある象の提灯だ。

     

     岡山県の真庭市に勝山町がある。私の誕生日の3月3日前の1週間は町中に雛人形を飾る。3年前にその最終日の3月3日に行った。平日は各商店や民家にも、玄関先に暖簾が掛かっている。暖簾の町だ。

     

     私は2ヶ月前に行ってきた。町の入り口に近い無料駐車場に車を停める。リュックを背負って歩き始める。少し歩いた道路の右手に喫茶室がある。行く度に、まずはそこでコーヒーを頂く。そこの喫茶室の隣の部屋に、この象の提灯?は飾ってあった。

     

     一時、日が照っていたのに外はまた雪。車道の雪は融けたが歩道は所々がまだ白い。。こんな雪の降るこんな街の風景を歌ったのだろう。その昔、ダークダックスが歌っていた「雪の降る街を」は。

  • 今年最後の小春日和 2022年12月10日

    招き猫 寒かった夜も明けて事務所に着いた頃から陽が射してきた。そしてしばらくすると暖かくなってきた。雲ひとつない青空。のぼり旗もそよともしない無風。日の当たる玄関口で椅子に座ってコーヒーを飲む。ああ、暖かい。今年最後の小春日和なのかもしれない。

     

     妻と二人で行った岡山県の最上稲荷。日本三大稲荷のひとつだと言う。日帰りだったと思う。お参りが終わって土産物売り場で買った招き猫。日差しを浴びて輝いて見える。こんな小春日和の暖かい日には、妻と一緒に居たいと思う。笑顔が浮かんでくる。

  • 天使のはしごⅡ 2022年12月09日

    天使のはしご

     

     「天使のはしご」という言葉は聖書から来ているらしい。無宗教な私では少し読んでみたがさっぱり意味が分からない。でもきれいな言葉だから使ってみたくなる。

     

     冬の山陰の天気ではこの天使のはしごはよく目にする。神々しく見える。この写真は宍道湖北岸にある運転免許センターの近くから先日撮ったものだ。宍道湖大橋の上にさしかかった時、ものすごくきれいに見えた。でも、駐車場がない。残念だ。

  • 天使のはしご 2022年12月08日

     昨日、定休日だったけれど出勤して店主日記仕上げた。そして昼のおにぎり食べて、さてどこに行こうか。東?西?それとも南?どうも名案が浮かばない。とりあえず国道9号線まで行く。よし、西にしよう。と言うことで走り出した。

    白波

     

     宍道町を過ぎたあたりでまた迷う。出雲大社に行ってみようかそれとも直進か。思案していても車はどんどん進んでいく。出雲市街地も通り過ぎて道の駅「キララ多岐」にたどり着いた。ここから日本海に沿って出雲大社方面に行くことにした。

     

     風が強い。アスファルトの上を海岸の砂が流れていく。ひと筋の川になって流れていく。自然の力がおぞましい。だけど美しい。日本海には白波が立っている。夏の日のあの穏やかさはどこに行ってしまったのだろう。

     

    天使のはしご

     

     下車することもなく平田町の市街地を走っていた。私はいったい何を考えているのだろう。なぜにこうして無駄な時間を費やしているのだろう。宍道湖の北岸沿いに車は走る。ああ、美しい。「天使のはしご」だ。今日の目的はこれだったんだ。

  • 娘達へ 2022年12月07日

     ずいぶんと寒くなったな。北京はもっと寒かろう。東京の天気は毎日テレビで見ている。手袋が増えたみたいだから松江よりは寒いかもしれないな。

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     お父は食べ物もしっかり毎日食べているから心配するな。昨夜はインスタントだがスパゲティにした。それにサラダを付けて。サラダはキャベツとレタスとタマネギとニンジンと。昨夜はちょっぴり贅沢にトマトをひとつ輪切りにしてつけた。これに市販のドレッシングをかけて食べた。

     

     今朝はいつもの食パンにマーガリンを塗ったもの。そして昨夜作っておいたサラダの残ったの。今朝は休みだから贅沢にハム2枚とトマト半分を載せた。タマゴとウインナーは毎朝そうしている。そしてコップ一杯の牛乳。今晩は鍋料理でしっかり野菜と摂ろうと思っている。

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     事務所ではあい間に軽い運動。スクワットに相撲でする四股を最近では取り入れている。四股はいいぞ。体幹が鍛えられる気がする。歩幅を大きくとって早歩きしてもふらつかなくなった。このように。お父は健康に気を付けているから大丈夫だ。

     

     ただ、夜の焼酎のお湯割りを毎日飲むのは良くないことは分かっている。でもな、この年齢になってのひとり暮らしはやはり寂しい。これだけが心の救いだ。だから、だからこれだけは大目に見てな。・・・お前たちも体には気を付けてな。

  • 初氷 2022年12月03日

     あと10分。あと10分と目覚ましが鳴って30分後に起きた。さあ忙しい。卵とウインナーをフライパンに。トースターにひと袋5枚切のパンを1枚入れる。牛乳をコップに。昨夜作っておいたサラダを器に盛る。

     

     このサラダ、意外に凝っている。薄いキャベツの千切り。大雑把なこれも千切りのサニーレタス。細かく髪の毛のようにしたニンジンが少し。これが見た目に美味しい。辛みを出すタマネギが8分の1個。これをミックスして水にさらしてザルに上げておいたのが私流のサラダだ。時間があればトマトが加わる。

     

     起きてから30分で玄関を飛び出す。いつものように公園墓地に行く。まだ誰もいやしない。ふたりだけの時間。花立ての水を替える。花を抜いて花立てを逆さにすると、水と一緒に氷が飛び出してきた。お、今季の初氷だ。なぎさ、今日は天気がいいよ。仕事頑張るな。

  • 定休日のいち日 2022年12月01日

     寒くなった昨日の定休日、1年余り振りに出雲市の病院に入院中の息子に会えた。少し顔が変わったように見えた。青年らしい若さはなくなったが、大人の男としての凛々しさが感じられた。元気で何よりだった。

     

     いったん松江に帰り、事務所で日記かあちゃんの詩を付けた。コンビニでおにぎりひとつ買って昼食とした。まだ今日の時間は十分にある。さてどうしよう。とりあえず車に乗った。北に向かってくにびき大橋を渡った。そうだ、枕木山の華蔵寺に行ってみよう。

     

    華蔵寺

     

     つづら折れの舗装道路に落ち葉が積もっている。今この山に来る人も少なそうだ。上り7キロの道程ですれ違ったのは2台だけ。華蔵寺の駐車場に車を停め、石段を上る。こんなに長い石段だったっけ。今となったら遥彼方の記憶だけ。少し悔いたが今日の筋トレはこれでよしと考えよう。

     

     焼酎と少しの野菜を買って帰宅。シャワーを浴びた。少し早いけど夕食にしよう。妻が私によくリクエストしていた鮭のちゃんちゃん焼きを作ることにした。テーブルコンロの火にかけながら山陰中央新報の「こだま」欄を読んだ。ある人の投稿を最後まで読んだ時、これは私も書かねばと思った。

     

     今朝になって、居ても立ってもおれず、こだま欄投稿のコピーを持って三刀屋町の永井隆記念館に向かった。目的は、展示してある永井隆氏の妻の形見のロザリオが、本物なのかを確認するためだ。よし、これで投稿の原稿が書ける。歌「長崎の鐘」に絡めた原稿が。  

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