店主日記

  • 第49回衆院選の日 2021年10月31日

     昨夜、東京に住んでいる長女と電話した。やっぱり身内はいいもんだ。心がほんわかとしてくる。遠いけど、家族がいるよってそう思った。そして、その後のラインが楽しかったので昨夜はよく眠れた。今朝目覚めたのが7時30分。

     

     急いでお昼のサンドイッチ作って、パンかじって、ミルク流し込んで、お墓行って、事務所の開業準備を終えて、選挙に行ってきた。いつもの選挙会場に比べたら、人が多い気がした。みんな、今の嘘と忖度政治に怒りを感じているのかもしれない。選挙率が高そうな気がする。

     

     今朝事務所にカメムシが2匹潜入していた。1匹は外へ撃退。もう1匹は行方不明に。こんな穏やかな日和だから、カメムシも行動範囲が広まるのかもしれない。でも、松江市のカメムシは臭くないから、奥出雲町のに比べたら。今年の冬は、雪が多そうな予感。

     

     夕方近くになってもう1匹のカメムシ発見。撃退はしてみたものの、可愛そうだなと思っていると、外から恨めしそうに私のことを見つめている。というより睨んでいる。この野郎って顔をして。この野郎って目をして。

  • あ、ミサイルが飛んだ 2021年10月30日

     飛行機雲片方のパソコンでユーチューブの音楽を聴、もう一方のパソコンで作業しながら、いったい私は何をしているのだろう。山口百恵が歌う「秋桜」今日のこんな日和を歌ったのだろう。「こんな小春日和の穏やかな日は・・・」さだまさしが作詞作曲したんだそうだ。

     

     この店主日記を現在のこのホームページで書きだして2年と半年が経過した。最初の頃は月に3回か4回アップする程度だったがだんだん増えてきた。一番多い月が16回のアップ。今月も今日で16回目。スマホで「店主日記」と検索すればトップに登場する。

     

    今朝、インスタントコーヒーを飲みながらくつろいでいた。いつものように茶臼山の頂あたりを眺めると、あ、おもしろい。飛行機雲が太陽に向かって伸びている。写真に写せば、ミサイルがヒュルヒュルヒュルと空に飛んでまさに爆発した瞬間。

     

     明日は選挙日。なんだかうっとおしいな。正直行きたくないな。嘘と忖度の政治なんかどうでもいいや。この頃の政治を見ていると、ついそう思ってしまう。でも行かなくちゃあな。だから行かなくちゃあな。

  • 朝早くから 2021年10月28日

     始業時間は9時からなのに、今日も7時30分に出勤してきてしまった。とりわけて忙しい仕事があるわけじゃないのに、事務仕事が溜まっている訳じゃないのに今日も早くに出勤してきてしまった。そして朝早くから、今日も頑張ろうなんて友達にラインしてしまった。

     

     季節がいいからお墓の花も長持ちするようになってきた。真夏は1週間も持たなかったのに今はまだまだいけそうである。かあちゃん、もう1週間我慢してなこの花で。そう言ってから話はまだ続く。どうしてこんなにも、あんなに深く私は妻を愛してしまったのだろう。もう3年半も経ってしまったのにまだ悲しい。そして寂しくて切なくて辛くてしょうがない。

     

     先日から着だした秋冬用のジャケット。3年前に買ったものだが窮屈になった。体重は減ったのに肩幅が窮屈である。毎日の、木刀の素振りはこんなにも効果があるものなのだろうか。仕事用に先日仕入れたジーパンは、5年前に買ったのよりひとサイズ小さくなったのに。

  • 目玉焼き 2021年10月27日

     定休日なのに、また仕事。不思議だなあ、どうして定休日には仕事入ってくるのだろう。でもまあ、仕事があるってことは幸せなこと。朝からラインして、君の夢を見たよって言ったら、今日は良いことがあるよって帰ってきた。なので、と言う訳ではないけれど、卵をふたつにして、ウインナーもみっつに、いつもよりひとつずつ増やして、結果目玉焼きになった。さあ気合を入れて。

     目玉焼きが黒いのは、めっぽうコショウの味が好きだから

    目玉焼き

     

     事務所に備えてあるスーツに着替えた。革靴はいた。図面も、建築確認書もファイルに収めた。懐中電灯持って、さあ出かけるぞと9時40分に事務所出発。鍵を開けて相手を待つ。緊張する一瞬だ。

     

     40分間の賃貸事務所の案内終わって帰って来て、ジーパンに着替えた。やっぱりジーパンはいい。カジュアルシャツもいい。ジャンパーは気楽だ。もうすぐお昼。さあ、今日は定休日。昼からどこへ行こうか。

  • いい友達で 2021年10月26日

     昨日、顔見知りの女性がやって来た。美しい人だ。私の店主日記をすべて読んだという。私より20も若い人である。話が弾んで、私が紹介し、仲介したカフェ シェル・ブルーさんへコーヒーに誘った。そこでしばらく談笑し、後日ボウリングに行く約束をして別れた。

     

     この頃の夜、食事が終わって炬燵に入ってテレビ見ながらくつろいでいるとラインが届く。以前、「友達出来たよ」(9月9日付)とのページタイトルで書いたあの女性だ。3回か4回かの往復で最後におやすみなさいでラインは終わる。前記の人と二人とも同年代で独身だ。いい友達でいたいと思っている。

     

    雲

     

     ところで、今日はものすごく爽やかな快晴の朝を迎えた。寒くもなく、程よい気温が体を包んでくれる。雲ひとつない青空。ぐるりと見渡すと、あった。ほんの少しだけだけれど、真綿色の雲の小さな塊を見つけた。かあちゃん、どの雲の上にいる。大好きだよ。愛しているよ。

  • 懐寒し足寒し 2021年10月25日

     レジペーパー昨日の朝方、寒さで目覚めた。今日は湯たんぽ使おうか。でもめんどくさいな。そうだ、この正月断捨離で見つけたいいものがあった。名前は知らぬ。電気コードが付いたフットウオーマーだ。妻が、私のこんな生活を予測して嫁入り道具に持って来たのかもしれない。昨夜、布団の足元に入れて寝た。暖かだった。有難い。

     

     営業車のガソリンが減ってきたので給油に行った。事務所近くのいつものセルフのスタンドだ。日産のマーチだからそんなにも入らないだろうと思って3000円を機械に入れた。え、満タンにならない。1リットル当たり160円。コロナ禍で暇なのになにもかもが値上がり。懐寒し、なのである。

  • 帆をあげて 2021年10月22日

     寒くなった。昨日の朝は目が覚めて寒さに震えた。エアコン作動させた。夜はエアコン付けて食事終わったら炬燵に入っている。鍋料理がおいしい季節になったことは喜ばしいことなのだが、寒いのには閉口だ。

     

     余談だが、先日若い友達に炬燵出したって言ったら、エッと言って驚かれた。アパート案内で、若い女性に「衣文かけ」と言ったら、それって何ですかって言われてしまった。電話のダイヤル回すって言ったら何と思うだろう。

     

     島根県自閉症協会の機関紙がある。協会ニュースだ。これを「帆をあげて」という。その題字の下に「さあ、帆をあげてごらん 君のまわりのひとりひとりが 風になって航海を助けてくれるから・・・」そう書いてある。 昨日依頼されていた原稿を提出しておいた。

  • 悲しい色やねん 2021年10月20日

     息子の病院に行った後、出雲大社に行ってみた。あいにくの雨。井上陽水じゃないけれど、傘がない。散策はあきらめた。海辺の駐車場でコーヒーを飲みながら、文庫本を読みながら、いつものようにサンドイッチをほおばる。

    宍道湖

     

     ツワブキ湖北線を通って平田に着いたら雨は止んだ。風景は、いやに黄色が目に付く。あの、セイタカアワダチソウの茎の先端に5寸釘を結わえ付けた。稲刈りが終わった田んぼの中で、ひとり槍投げを楽しんだ子供の頃が蘇ってくる。だが、セイタカアワダチソウの黄色は、私にとっては寂しさの象徴。

     

     いつものように「宍道湖グリーンパーク」で水鳥を眺めることにした。担当の女性職員が言う。「今日は、鳥の種類が少ないです」だがしばし双眼鏡を覗いて心を癒す。館内の公園に、ツワブキが咲いていた。この花も黄色い。秋の日の黄色い花の色は、悲しい色だ。

  • シトラスリボン 2021年10月19日

     コロナウイルス感染は誰にだってありうるのに、どうしてそこに差別や偏見が生まれるのだろう。それを耳にした愛媛県有志がつくったプロジェクトがある。シトラス色のリボンや専用ロゴを身に付けて「ただいま」「おかえり」の気持ちを表す活動だ。

     

    シトラスリボン

     

     シトラスリボンの形の3つの輪は、地域と家庭、そして職場(もしくは学校)「ただいま」「おかえり」と、感染した人にも言い合えるまち。そんなまちだったら、安心して検査を受けることができる。そして感染拡大を防ぐことができる。

     

     先日、私の無二の親友が2個のシトラスリボンを作って持ってきてくれた。コロナウイルス飛散防止のためにカウンターの上に置いてある無粋な壁。それに隔てられて話す私とお客。すこしでも心和らげばと、その壁に吊るしてみた。

  • ちゃんちゃん焼き 2021年10月17日

    温泉津にて 昨日の夕方から寒いと感じるようになった。冷凍庫に、鮭の切り身があるのを思い出した。野菜もある。味噌もある。酒もある。それじゃあ、ちゃんちゃん焼きでも作ろうか。卓上コンロの、燃える火の暖かさが心地良い。昨夜の我が家の食卓風景だ。キャンプ料理は私の仕事、時々作って食べた。夕食に、妻のリクエストが何回あっただろう。

     

     ちゃんちゃん焼きの語源は様々あると言われている。ちゃちゃっと早く料理ができるから。焼く時に鉄板とヘラがちゃんちゃんというから。などなど。だけど、父ちゃんが焼いて作るからって言うのがいちばん気に入っている。

     

     写真は、先日温泉津温泉街を散策していて写したもの。生活感がある風景が私は好きだ。だから、知らない町の散策は楽しい。

  • 街歩き 2021年10月14日

    郵便局 先日の12日、月1回の連休の初日、この休みを利用して江津市に行った。目的は松江市に土地を持つ人に会うため、だから仕事。仕事と言ってもせっかくここまで来たのだから、江津の町を楽しみたい。アクアスという水族館もあるけれど、雪舟庭園もあるけれど、私は町を歩いてみたい。ジェリー藤尾が歌った「遠くへ行きたい」の歌のように。

     

     本町の、甍街道を散策することにした。恐らくは、鉄道がつくまではこの町が一番の繁華な町だったのではないか。今は閑散としてさびれたようなこの町が、江の川の水運に便利なこの町が一番の繁華な町だったのに違いない。街道を往来する古の人々の姿を連想しながら、その中に今の私がジーパン履いて混じっている、そんなことを思いながらの町歩きは、私にとっては最大級の楽しみだ。明治20年に建てられた登録有形文化財、旧江津郵便局。その建物が繫華な昔を物語っている。

     

    石

     

     写真の、水路の石垣の上に穴が開いた石が並べて置かれている。この石に、古の人々が馬や牛をつなぎとめていたのだとか。

  • 日替わりシェフの店WATOWA 2021年10月13日

     寿司

     

     温泉津温泉の温泉街を散策していたら、和服姿の女性に声をかけられた。これを言っちゃうと、エッっと思う人もあるかもしれないがその店は日替わりシェフの店。東京から夫婦でやって来て10月いっぱいだけど寿司を提供するという話。この店、宿泊もできるらしい。観光案内所から出発すると温泉街の真ん中あたりを90度に右に曲がってしばらく歩いた右手にある。

  • 合掌 2021年10月11日

     今朝不思議なことに気づいた。妻のお墓の前で、手を合わせている私がいる。意識もせず自然にと。

     

     今まで、3年半もの間、私は妻のお墓の前で手を合わせたことはない。心のどこかに、まだ生きているんだという未練があったのだと思う。生きているのに違いない。いやそうあって欲しい。私の知らぬ心でそう思っていたのだろう。でも、今朝は手を合わせていた。合掌をしていた。・・・有難うな、かあちゃん。

  • 鬼のはなくそ 2021年10月07日

     ひとり暮らしになって2年半、その暮らしぶりはいつになったら板につくのだろう。休みの日は車に乗って遠くに行きたくなってしまう。ひとりで食堂に入るのは寂しすぎるから、サンドイッチ作って、昨日も車を走らせた。

     

     寂しい心の時はどうしても懐かしさを好んでしまう。「赤ちょうちん」を聴きながら、何度も何度も繰り返して聴きながら奥出雲町に車は向かう。横田駅に寄ってみた。相変わらずに閑散とした風景だ。時が止まったように見えるこの風景、木次線はいつまで存続するのだろう。

     

     おろちループ橋の駐車場でいつものようにサンドイッチを食べる。さてどこへ行こうか。鬼の舌震に行ってみようか。鬼滅の刃で人気の鬼の試刀岩を写真に撮ろうか、と言うことで散策に1時間。撮影にも成功し、いいウオーキングタイム終了。

     

    岩

     レストラン兼お土産屋さんで「鬼のはなくそ」を1個100円で2個買っていつもの花屋さんの娘さんの土産にすることにした。その後、先祖のお墓参り。さて帰ろうか。花屋さんによって、妻のお墓に行って、マーケットで贅沢にも寿司買って、今日は充実したいちにちだったと満足しながらビールをゴクリ。ああ、最高な気分

  • 不思議だね 2021年10月04日

     午後、あるアパートの大家さんがある相談事でやって来られた。何年振りにお会いするのだろう。そして、とある状況の説明をし終えて、帰って行かれる時のことだ。「山陰中央新報のこだま欄、時々拝読しています」そうその間際におっしゃった。そんなに親しい人ではないのに、どうして私の名前を知っていらっしゃるのだろう。投稿主が、どうして私だっていうことが分かったのだろう。不思議な気がしたが、嬉しかった。時々こんなことがある。

  • 霧の朝 2021年10月03日

     近所の、違う自治会の掃除の日なのだろう、草刈り機の音で目が覚めた。キャベツきざんで豚肉切って焼きそば作りをした。これが今日の昼御飯になる。卵ひとつと小さなウインナー2本をフライパンで焼く。トースターに5枚切のパンを1枚。これを牛乳で頂く。火の元を確認し、さあ、出勤だ。

     

    初霧

     

     自宅からまっ直ぐ、妻が眠る公園墓地に向かう。日曜日なのに意外と車が多い。出発する時から風景の薄さに気づいてはいたのだが、ある地点に来たらその原因が分かった。霧なのである。所によっては、写真のようにそれが濃い部分がある。今朝は、松江の初霧なんだ。

     

     近畿財務局の赤城俊夫さんが亡くなったのはいつだったろうって急に調べたくなった。裏の流しで弁当箱を洗うといつも思い出す。妻はここで倒れたんだって。赤木さんが亡くなってそんなに経っていなかったよな。彼の妻の赤木雅子さんには、なんとなく親しみがわく。あの左手の薬指の指輪が。私も死ぬまで、着けていたい。

  • 快適な季節 2021年10月02日

     いつも、朝7時過ぎには出勤していたがこの頃涼しくてよく眠れる。それと、今の暮らしに慣れてきたのだろうか、心安らいでいる。それもあってだろう朝遅くまでゆっくりと眠れている。だから、出勤時間も1時間遅くなってきた。今のうちに、眠れるだけ眠って体力を蓄えておこう。

     

     間もなく、業務終了の時間が来る。昼は暑かったのに、涼しい風が事務所に入ってきて気持ちがいい。これからしばらく、こんな気持ちのいい季節が続くだろうと思う。先日、自家用車の車検も終わった。走りがすこぶる快調になった。今度の定休日にはどこか長距離ドライブに行きたいな。スピーカーから流れる山本潤子が歌う美しい声を聴きながら。

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