店主日記
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たこ焼きの詩
2025年10月09日
一昨日、鳥取県、そして広島県をかすめて帰ってきた。200キロ余りの日帰りドライブ旅行だ。昨日は午前中、出雲市の息子を見舞った。出雲大社を左手に、宍道湖を右手に遠回りして帰ってきて、なぜかものすごく、疲れたなあと感じた。夕方になって、一週間分の食料と、一週間分の酒を買って帰った。
シャワーを終えて、今晩は豪華な焼きそばを作ろうとしていた。ところが、ビールをひと口飲んだ時、気が変わった。たこ焼きにしよう。まだ、4時半、時間はたっぷりとある。タコはないけど、冷凍のミックス海鮮がある。あれを入れて海鮮焼き作ろう。今朝の山陰中央新報紙の「こだま」欄に66歳の女性の投稿があった。娘が 亡くなって、そして3年が経って心が安らかになった、と。人というものは、だれしも、何らかの悲しみや苦しみを内に秘めているのかもしれない。たこ焼きの生地をタコ焼き器に入れて、焼き上がりを待ちながらビールを飲む。何もかも忘れて、たこ焼きに没頭してしまう私なのである。
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土曜日の午後
2025年10月04日
この2~3日、なにやかにやと忙しかった。今朝も朝一番で安来市に向かった。道の駅「あらえっさ」でお客様と待ち合わせてアパートの重要事項の説明を終えた。昼過ぎに帰ってきて、昼ご飯に菓子パンを一個、やっとの思いで飲み込んだ。そしたら疲れがどっと出てきて。そんなわけで午後は仕事が手につかない。かといって事務所を閉めるわけにもいかないのでパソコンでユーチューブを見ることにした。いろいろな歌がパソコンを巡っていった。何人かがカバーした「涙そうそう」を聴いた。何回も何回も繰り返し聴いた。良くできた歌詞だなあ、そう思ったら昨日の宍道湖のような心になって、涙がこぼれた。今日は早めに帰ろ。
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ロマンチックですね
2025年10月03日
昨日は忙しかった。午前中は9時から3件のアパート案内。それに伴う事務処理。午後一番で県の合同庁舎に行って宅建業法によるある届け出をした。その後、来客多数。夕方早めに帰宅して、冷蔵庫と冷凍庫にあったもので夕食。焼酎のお湯割りがおいしかったこと。
今朝起きて気だるかった。昨日の疲れだと思った。出勤しても、その気だるさで何もする気が起きない。ならじっとしていればいいものを、こんな気分の時に限ってうろうろする。金網の中の熊さんみたいに。やることがあるのにする気が起きない。先日の若い女性のお客さんだ。ひょんなことから、「私のお母さん、姉さん女房なんだよ」と。そしたら私も言いたくなった。僕の女房は10歳下だったんだよ。「え、どうして知り合ったの」。「え、そうなんですか、ロマンチックですね出会いも、それに文通なんて。鳥取でのデートも」
写真は美保関の青石畳通りから見た風景、美保湾の堤防の向こうに薄っすらと大山が。美保関の風景に、なぜか私は懐かしさを感じてしまう。
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またあ~
2025年10月01日
涼しくなったからさ、久しぶりに美保関に行ってみようよ。美穂神社に参拝して、と言っても俺信心無いから手は合わせないよ。願い事はしないよ。でも、お賽銭は入れる。いいもの見せてくれてありがとうって言って。写真写させてくれてありがとうって言って。

ほら、青石畳通りだよ。あ、「ばけばけ」のぼり旗が立っている。本当に久しぶりだね、こうやって一緒に歩くのは。そう言えば、今まで俺たち、人前で手をつないだことなかったね。だからさ、今日は手をつないで歩こうよ。え、恥ずかしいって、またあ~。
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コスモス
2025年09月27日
昨日の午前中にふたつのアパート物件の資料の取材に行った。それを今朝の午前中に処理してネットにアップした。バインダーに張り付けた方眼紙に起こした間取り図をパソコンでネット用に仕上げた。写真をパソコンに移し替えて加工する。と言っても水平を出したり、明るさの調節ぐらいで色形を変えるものではない。、ネットにアップし終えたら疲れた。
来週の月曜日、今のウインドーズ10仕様の2台のパソコンを新品に替える。なので現在のパソコンの必要データをUSBメモリーに保存の作業をしていた。それぞれの内容の確認している時、ある写真を見つけた。三瓶フラワーバレーのコスモスが写っていた。そしてこれを写した瞬間を思い出した。ひとりぼっちになった秋の日、息子を見舞った後だったのだろう、三瓶山に向かった。恐らくいつものコースを、妻を思い出して涙を流しながら車で走っていたと思う。三瓶フラワーバレーに行った。まだ早いがコスモスがちらほらと咲いていた。晴れた空の雲の白さを利用して一眼レフのシャッターボタンを押した。今見ても、いい写真だと思う。
そんな作業の時、ある用事で知り合いの女性がやって来た。余談だが、私の店主日記を読んだと言ってこんなことを言ってくれた。悲しむのもいいけれど、もっと元気出しなよって。そして、あなたも苦労して生きてきたんだねって。そう、どこの馬の骨か分からない私と一緒になってくれた社長令嬢、過ぎた女房だった。そして心優しい妻だった。だから余計に忘れられなくって。心の中でそうつぶやいた。




