店主日記
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今季最強寒波は終わりそう
2025年02月09日
出勤する車の屋根には20センチほどの雪が積もっていた。私の駐車場は吹き溜まりになっているから実際の積雪量はもう少し少ないだろう。昨日から寒気がして、どうも今日は体がだるい。ならば積雪でお客様もないだろうから、のんびりと事務所で過ごそうと思った。
YouTuveでSayaさんが歌う歌を順繰り順繰りと聴いていた。「秋桜」が回ってきた。どうもこの歌を聴くと心がしんみりとしてしまう。母親と、そして明日嫁ぐ娘の話だから。私の娘が嫁ぐ時、母はもうこの世に居なかった。だから二人ともあの秋桜の気持ちは味わえなかった。あの曲を聴くたびに、二人にあの気持ちを味あわせてやりたかったとそう思う。そして、心がしんみりとする。だけど、いい歌だね。
今午後の3時半。歩道にはまだ雪が残っているが、車道の雪はすっかり消えていった。最強の寒波はもう終わったのだろう。
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雪が降る
2025年02月07日
朝の9時過ぎから雪が降りだした。一時は事務所の近くの道路の案内看板の字が読めなくなるぐらい視界を遮った。それも昼前には小降りになって、やがては止んだ。歩道に5センチ程の積雪を残して。
子供の頃の雪の思い出は山ほどある。竹スキーを作って山で滑ったこと。屋根の雪下ろしを手伝ったこと。家の前の坂道の一部をてかてかに光らせて夜帰ってくる親父を転ばせて叱られたこと。兄貴に素っ裸にされて雪の庭に放り出されたこと。
よく人に聞かせてあげることがある。私の小学校の通学路は4キロ程あった。よく積もった夜の明けの日の登校だ。近所の子ども達と懸命に雪をかき分けて、早めに出かけたのにそれでも10時頃に学校に着いただろうか。玄関に入ると用務員さんが出てきて言う。「今日は大雪で臨時休校だよ。」・・・電話も有線放送もない時代の滑稽な話である。
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宍道湖は荒れていた
2025年02月05日
朝起きて、外を見たら雪が舞っていた。出雲市の息子を見舞ってやりたいんだが断念した。もし、大雪になって道路が寸断されたらと思うと心が怯んだ。少々のことなら克服できた若さじゃあないんだから、慎重に慎重に。だが、宍道湖一周ぐらいなら大丈夫だろう。
千鳥町の宍道湖畔の駐車場に車を停めた。吹く風に向かって車を停めた。力いっぱい押さないとドアが開かない。それほど、強風だ。湖畔に佇むと、体が吹っ飛びそうだった。風に揺れながらカメラを構えた。いかん、水平がだせない。その強風に宍道湖がもがいていた。苦しんでいるように見えた。再び車に乗った。人間だって、そんな時もあるんだ。もがいていた昔の日々が脳裏に蘇ってきた。そして何とかなるもんなんだとそう思った。
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寒波襲来
2025年02月04日
今季最強の寒波がやって来た。今朝起きてリビングのカーテンを開けたら雪が降っていた。路上にはなさそうだが、瓦屋根は白くなっていた。早めに出勤して事務所のある上乃木に着いたら晴れてきた。雪そのものが降ったその形跡すらなかった。いつも思うのだが上乃木という地はなんて平和なんだろう。
先日の穏やかな日和に、接客カウンターの上に縄文の土器を置いてみた。柔らかい朝日が射してきて土器の凹凸のコントラストが強調されて美しかった。縄文の時代にこのカウンターの上の白さはなかっただろうに、だけど良く似合うと思った。土や木の葉の上が良く似合うのだろうに真っ白な平面の上も似合っていた。そして何故かこの土器は、連綿と続く生命を考えさせてくれた。日本人は皆何らかの形で同じDNAを持っているのかもしれないねと、そんなことを思わせてくれた。
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あ、宇宙人
2025年01月31日
美保関の青石畳通りの石畳は、晴れて乾いている時には青いと感じない。だが雨が降って濡れると青い光を放つ。私は、雨が上がって空が比較的明るくなって間もなく晴れるんじゃあないかという、その瞬間の色合いが気に入っている。だから雨上がりに好んで訪れている。
久し振りに時々太陽が顔を出してくれる穏やかな朝になった。チャンスとばかりに事務所前の歩道と駐車場の掃き掃除をした。落葉はほとんど松葉だ。これが結構掃きにくい。それでも何とか掃き清めた時間は1時間30分。足腰が悲鳴を上げた。お昼まで休憩しよう。
でも今日はなにやら良い日の予感。朝一番でメールを開いた。どこの誰だろう、「お元気ですか。お孫さん可愛いでしょうね。」そして掃き掃除の時、ある人に声かけて頂いた。「私も一人暮らしになって16年。お互い元気で暮らしましょう。」なんだか旧知の友に会ったみたい。