店主日記

  • アマリリス 2024年05月19日

    アマリリス アマリリスの花が咲きかけていた。今朝出勤してきて昨日よりだいぶ膨らんだアマリリスの蕾に気が付いた。ああ、今年も咲くんだ。毎年毎年花を咲かせて、私を喜ばせてくれたアマリリスの花が今年も咲きかけている。

     

     サラリーマンの頃、勤務先のお客様が持ってきてくれたアマリリスの若い一株。事務所裏で育てていたが日当たりが気になったので我が家に持ち帰った。それから数年の後、けやき不動産を立ち上げた。そして間もなく事務所前に持って来た。だからもう30年以上の付き合いが私にはある。私の人生の半分を共にしてきた、そう言っても間違いない。

     

     そのアマリリスの花が今年も咲きかけている。この、けやき不動産の歴史のすべてを知っているこのアマリリスの花が咲きかけている。「アマリリスの花が今年も咲きかけているよ」。毎年毎年妻にそう語りかけてきたアマリリスの花が今年も咲きかけている。

  • 気合いだ!気合いだ!気合いだ! 2024年05月15日

     計画通り、朝から奥出雲町に向かった。先祖の墓所に直行した。父さん、母さん、あんちゃん、またやって来たよ。たまにはなぎさと会うのかい。宜しく頼むな、あいつひとりで心細いだろうから。宜しく頼むな。そして線香を灯して、じゃあまたやって来るね。

     

    横田

     

     ループ橋に行った。阿井から吉田を通って帰ってきた。最後は宍道湖一周した。宍道湖を見ながら、20日のことを考えていた。息子が籍を置く施設との話し合いがあるからだ。そして、人生って辛いな、そう思った。だけど、だけど負けるもんか。負けてなるもんかと、気合を入れた。

  • 2連休 2024年05月14日

     今日明日は月一度の2連休だ。朝8時に目が覚めた。リビングのカーテンを開けた。よし、晴れている。ベランダに布団を干そう。干し終わったら公園墓地に。布巾で墓石をきれいに拭いた。気持ち良くなっただろ。今日と明日は休みだから、ずうっと一緒だよ。

    トンビ

     

     帰って朝食にした。遅い朝食をのんびりと食べた。テレビ見ながら、新聞を読みながらゆっくりと食べた。何日振りだろう、いや何年振りだろう。こんなに落ち着いて食べるのは。その後、はたきをかけて掃除機かけた。いちど郵便を出しに行って、掃除終わったら午後1時近くになっていた。

     

     さあどうしよう。どこか出かけてみるか。車に乗って、近くのコンビニで菓子パンと缶コーヒーを買った。これがいつもの昼食だ。美保関方面に行ってみようか。・・・しばしの後、灯台の駐車場のある地蔵埼で大山を眺めていた。妻が、トンビになって私に会いに来ている。何度も何度も輪を描いている。名残惜しそうに。おーい、元気かい。

  • 結婚記念日 2024年05月09日

     「母に贈りたい」との妻の提案で、母の日を選んだ。その日は、眩しいほどの陽射しが山々に降り注いでいた。山わらうとはよく言ったものだと、日本語の美しさに感動したことを覚えている。天気までが私たちを祝福してくれている、そう思った。幸せになろうな。指輪を交わす時、目と目で誓い合った。

     

     そして今年の5月8日は定休日と重なった。思い出の鳥取行きはずいぶん以前から決めていた。9時に自宅を出発した。公園墓地に妻を迎えに行った。なぎさ、約束通り迎えに来たよ。お化粧すんだかい。おめかししたのかい。

     

     山陰道を軽快にとばした。淀江インターで一般道の国道9号線に下りた。ここからは思い出の道になってきた。左に見えてきた日本海は荒れていた。波しぶきの水滴が視界を遮っていた。海だって、同じだね。人生と同じだね。晴れた日もあれば、曇った日だってあるんだね。そして今日のような荒天も。

     

    日本海

     

     目的の観音院に着いた。参道を歩いた。小雨降る山門下で本堂をしばし見つめていた。なぎさ、今日はやめよう。庭園の鑑賞はよしにしよう。この天気だと、思い出が壊れそうだから。なぎさとドライブしただけで十分だ。隣にいてくれただけで十分だよ。

     

     そしてなぎさ、思い出って、悲しいだけのものじゃあないんだね。今日のような、こんな喜びもあるんだね。でも、涙くんさよならなんて言わないよ。悲しくなったときはいっぱい泣くよ。涙もいっぱい流すからね。だからと言って、雲の上から泣いてる俺を見て心配するんじゃないよ。もう大丈夫だからね。

  • 水辺二題 2024年05月06日

    江の川

     

     4日のみどりの日と、5日のこどもの日の二日間を休むことにした。みどりの日には、国道9号線を西に向かって江津市まで行った。江津市の道の駅「サンピコごうつ」で一休みしてから今度は南下して川本町に向かった。途中、悠々と流れる江の川を眺めていると、我が心のちっぽけさが身に染みた。帰りは大森銀山をかすめ、多伎町から9号線に出て帰ると走行距離230キロ。

     

    小原ダム

     

     5日の子供の日にはまず、安来市の道の駅「あらえっさ」に向かった。そこから米子市を通って国道181号線から180号線に乗り替えて日南町に行った。道の駅「にちなん日野川の郷」でしばし休憩の後、道なき山道を超えて奥出雲町に入った。そこは素通りして雲南市に下って小原ダムに行ってみた。写真に豆粒のようにボートをこぐ人々が写っている。満々と湛えられた水に比べ、人間なんてなんてちっちゃな動物なのだろう。私も、その内のひとりなんだと思った。ひとりぼっちで車を走らせていると、いろいろなことを考えてしまう。でも、それが楽しいのだが。

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