店主日記

  • コーヒールンバ 2023年10月16日

    焼きそば この頃、フライパンで調理するのが妙におもしろくなってきた。冷蔵庫の中に焼きそばと野菜と豚肉の細切れがあったのでソース焼きそばにしようと思った。ソースはどうしようと再び冷蔵庫。これでいいやん。ケチャップとウスターソースを5対5、お、いける。これが昨日の夕ご飯だ。

     

     昨日の草刈りで、足の筋肉に少し違和感があったが今朝は心地良く目覚めた。西側にある寝室のカーテンを開けると、向こうの山の頂に太陽が射していた。ふとまた、妻の面影が心の片隅を通り抜けていく。雨が降っていたりするとそれが心を沈めるのだが、今日は違った。かえってそれが心を潤してくれた。

     

     事務所の玄関のガラスを少し開けた。裏側の窓ガラスも少し開けた。すうっと風が通っていく。ワイシャツ姿でちょうど良いくらい。快適さが心地良くて思い出した歌があった。1961年に西田佐知子が歌った「コーヒールンバ」。インスタントコーヒーを飲みながらYouTubeで聴いた。ああ、なんて心地良いのだろう。

  • 再び 2023年10月15日

     早朝に、自治会の清掃活動で草刈りをした。子供の頃から、いやというほど鎌は使ってきた。稲刈りや、牛の飼育の餌になる草刈りや、学校行事では植林の下草刈りもやった。だから草刈りには慣れているけれど、わずかな時間でも、早朝の活動は疲れる。そんな訳で、昼食を終えたころから事務所にいることが辛くなってきた。

     

    イチョウ

     

     ぶらっと行けて、駐車場があって、散策もできる場所、熊野大社に行ってきた。車を停めた。ぶらっとしてみよう。あのイチョウの木の芽はどうしたんだろう。9月3日に書いたあのイチョウの芽である。強く生きろと私を励ましたイチョウの芽である。え、愕然とした。皆きれいに刈り取られている。

     

     賽銭も入れず、車に帰ってきた。昨日今日は例大祭らしい。そのために、きれいにしようと切り取ってしまったのだろう。惨いと思った。必死に芽を伸ばしたのに。懸命に生きようと思ったのに。・・・でも、またしたたかに発芽していた。もう、紅葉するこの季節に、小さな青い若葉を発芽させていた。

  • 飛行機雲 2023年10月13日

     悪い夢でも見ていたのだろうか、目覚まし時計で起きた時、薄っすらと寝汗を感じた。布団から抜け出すと肌寒かった。汗が体温を奪うのだろうか。それもあるかもしれないが、気温が下がっているのだろうと思った。確実に秋が深まってきている気配がした。

     

     出勤して、机を拭こうと思った。布巾を水に濡らそうかそれとも湯にしようかと一瞬悩んだ。瞬間湯沸かし器でぬるま湯をバケツにためて布巾を絞った。湯で正解だったと確信した。もうそんな時期になったんだと改めて思った。先日まであんなに暑かったのに。

     

    飛行機雲

     

     営業準備終わって、かあちゃんの詩日記付けた。YouTubeでフォーク歌手の歌をしばらく聴いた。さあ、仕事しようかと思った時、何気なく空を見上げた。すっかり秋の空になっていた。そして飛行機雲が、その線幅を広げて間もなく消えようとしていた。

  • 勝山の想い出 2023年10月12日

     こがね色だね。・・・稲穂が、朝日に輝いていた。そして黄金に光って見えた。だから私はこがね色だねと囁いた。妻は黙っていた。でも、それを否定する気持ちはなかったようだ。うなずいているようにも見えた。昨日は皆刈り取られて稲穂はなかった。だが、国道181号線を勝山に向かって走っている時、そんな7年ほど前の記憶が昨日のことのように思えた。

     

     何かと、もの想う秋。誰しもセンチメンタルになってしまうのかもしれない。だが、心に悲しみという傷跡を残している者ほど、センチメンタルな深みにはまり込んでしまうのかもしれない。そんな時には、無理にはしゃいだりはしない。むしろ、悲しみという思い出の中にどっぷりと沈み込んだ方が、より心は、落ち着いていく。5年半の年月が、それを実行する私に育ててくれた。

     

    勝山町

     

     もう、ずいぶんも前に何度かやって来たことのある岡山県真庭市勝山町。しばらくご無沙汰していたが10年程前に、妻とぶらりとやって来た。その時、おやっと思った。町のいたる所の民家や、商店の入り口に暖簾を見た。以来、その雰囲気が気に入って何度も訪れている。その度に、この町は魅力を増していった。学校帰りだろう、すれ違った高校生が挨拶をくれたりするのも、この町の風情なのかもしれない。

  • 定休日初日 2023年10月10日

     朝食が終わって、その食器を台所で洗っていたら涙がにじんできた。その涙は嗚咽を誘った。・・・時々、私にはこんな気持ちの朝が訪れる。どんなに強く、人から愛される妻だったのだろう。その妻のおかげで、こんな私にも人を愛する力が芽生えてきた。いっぱいの想い出、有難うな。感謝している。

     

     今日はロングドライブするつもりだった。だが昨日の夕方、あることを思い出して今朝は出勤してきた。だから、ロングドライブの楽しみは来月か再来月に取っておこうということになった。10時に仕事が片付いたので安来市の清水寺に向かって走り出した。

     

     駐車場に着くと、濡れた舗装が太陽の光に温められて水蒸気になっていた。それが景色を霞ませて神秘的な感じがした。如何にも神聖な場所だなと思った。清水寺は閑散としていた。年配の夫婦だろう二人連れがいた。親子だろう、年配の女性とその娘さんらしい人がいた。この人も年配だが、一人旅のハイカラ(古語になったか)な美人女性がいた。

     

    宍道湖

     

     ステレオのボリュウームいっぱいにして妻との思い出のフォークソングを聴いた。比田を通って亀嵩、三成、木次、宍道を通って帰ってきた。途中の道の駅、「酒蔵奥出雲交流館」でアルコール分10度の「doburokuD269」を買った。今晩は旨いつまみ作ってこれで一杯やろう。

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