店主日記

  • 雪が降る 2021年12月18日

    雪 いつだったか初雪を観測した。そして今朝、積雪を見た。車の屋根に3センチ、路上にアスファルトが隠れるぐらい。事務所からガラス越しに雪が降る風景を見ていた。「雪の降る町を」のメロディーが心に浮かぶ。口ずさんでみる。♪♪この思い出を♪

     

     雪の思い出って私には何があるだろう。屋根の雪下ろし、スキー、雪合戦。あ、そうだ。中学校の時、あの先生に雪の上に裸足で立たされたんだ。冷たかったなあ。でも懐かしいなって思っていたら、「やあ、先日はありがとうな」って、その先生がやって来た。先日ミニ同窓会をした先生が。

  • 2連休 2021年12月16日

     月一度の2連休、今年最後の2連休だからどこかに一泊小旅行に行きたいな。そう思っていたが同窓会が入ってきた。中学校の同窓会で松江市で暮らす当時の担任の先生。そして生徒3人のミニ同窓会だ。本当は生徒4人だが、一人けがをして入院中。

     

    つつじ

     

     その日の朝(14日)遅くまで寝て、掃除機かけて、お墓に行って墓参終わったら帰りたくなくなった。熊野大社に車を走らす。妻と、息子を連れて何度も来た熊野大社。懐かしいが今は一人。季節外れのツツジが咲いていた。そして夜。先生も、同級生も、みんな奥さんが元気。やもめは私一人。

     

     翌日の朝起きて。楽しそうに家族の話が弾む昨夜を思い出す。悟りなんてこの前の日記に書いたけど、迷いの境地が蘇ってきた。息子の顔を見たら余計に。当てもなく、車を走らせる。あの時この時の、妻の姿を胸に浮かべて。

  • 涙の数だけ 2021年12月13日

     この頃思うけど、涙の質は日を追うごとに変わっていくものらしい。しょっぱさもだんだんなくなってきた。妻を失った悲しみの涙が、少しずつ喜びの涙に変わっていくということかもしれない。大げさだが、仏教で言う悟りを開く、日を追うごとにそんな心境に変わってきたのかもしれない。

     

     昨夕、一昨日に鳥取にご一緒した母の方からラインが届いた。昨日のこの日記を読んで切なくなったと。そして思い出させてごめんねって。これを読んだ瞬間、涙がこぼれてきた。嬉し涙が。久し振りだ、こぼれるほどの涙は。Wさん、私は思い出が嬉しいのです。妻との数々の思い出が。そんな思い出に、深く触れさせてくれてありがとうね。そして昨日の涙も、嬉しくって流す涙なんですよ。妻との思い出がまた蘇って来て。

  • 人恋しくて 2021年12月12日

     今朝目覚めてからずうっと人恋しくて、そんな気持ちが続いている。昨日のドライブが、家族の暖かみを心の中に呼び戻したからだろうか。家族のいる喜びを、家族のいる温もりを、家族のいる味わいを、家族のいる香を呼び戻したからだろうか。

     

     約束通り、9時30分に集合、事務所を出発した。母が助手席に座って、娘は後部座席に座った。これが我が家のドライブスタイルだった。昨日も同じく、母が助手席に、娘さんは後部座席に座った。じゃあ出発するよ。

     

     信号を待たなければ、1~2分で山陰道に乗る。車は東に向かって快適に走る。米子市に入ってトンネルを抜けると雨だった。が、通り雨だったらしく、直に晴れてきた。車内に、小春日和の暖かい日差しが注ぐ。絶好のドライブ日和なのである。

     

     琴浦町の「鳴り石の浜」に降りてみた。波静かで、鳴る石の数は少ない。雰囲気だけ味わって、近くにある「塩谷定好写真館」に行った。100年前の、モノクロームの懐かしさがある写真が展示してある。館内を、ボランテアの人だろうか案内してくれた。

     

     そして鳥取市の賀露港に向かう。人で溢れている。まるでお祭りだ。食事処の選択は彼女たちに任せた。海鮮丼を頂いた後、市場を散策する。新鮮な魚介類がいっぱいだ。帰りの車内、3人で会話が弾む。親子の会話が懐かしい。妻と、娘の会話が懐かしい。

  • 遠くへ行きたい 2021年12月09日

    イカ

     

     知らない町を歩いてみたい♪ 知らない海を眺めてみたい♪ その昔、ジェリー藤尾が歌った「遠くへ行きたい」という歌に心惹かれる。よく知った町、ここは宇龍の町。でも、行くたびに違った風景を見せてくれる。人々の生活の営みを感じる喜び、それが旅の楽しさなのだろう。

    公衆

     

     日御碕神社の手前の無料駐車場に車を停めた。停めたすぐ後ろにボックスがある。公衆電話にしては小さいな。公衆有線とある。大社町独自の有線放送電話ですと説明してある。ここには、街にはない町がある。大社ご縁ネットとある。

     

     神社にお参りした後、宇龍の港に行った。カレイが干してある。どんな年の人が、どんな船で、いつ捕ったものだろう。そして誰がここに干したのだろう。漁師さんの奥さんなのだろうか、それともお母さんなのだろうか、それとも漁師さんから買い取った土産店の店主なのだろうか。そんな姿を想像するだけでも楽しい。いろんな場面が浮かんでくる。

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