店主日記

  • ありがたいと思う 2023年04月25日

     昨日、風呂の部品が届いたというので直してもらった。夕方帰宅するやいなやシャワーを浴びた。6日振りにシャワーを浴びることができた。こんなこと当たり前のことなのだが、有難いと思った。普段、当たり前のことが当たり前でなくなるととても不便を感じる。そしてその当たり前を取り戻すと有難いと思う。常に、当たり前のことを有難いと思う気持ちが大切なことなのだと、そう思う。それは分かっているけれど、当たり前が当たり前だと、それが当たり前になってしまう。知らぬ間にそう思ってしまっている。

     

    大鳥居

     

     写真は出雲大社の大鳥居だ。ここからが参道なのだろう。子供の頃、遠足で初めてここ出雲大社に来た。この鳥居を観光バスでくぐる時、あの扁額は畳6畳分の広さだとガイドさんが言った。そんな記憶がいつまでも心に留まっている。60数年前の記憶だ。

  • 思い出を有難う 2023年04月24日

     昨夜は早い夕食にすることにした。ふたりでワインで乾杯した。そして、数時間前の、参道を歩いた時の気持ちを振り返ってみた。出会いから別れまでの数々の思い出がよみがえって来て、走馬灯のように巡っていった。懐かしかった。時には辛いこともあった。だが、楽しかったこと、嬉しかったこと、そんな喜びが多かった。私には誰にも負けないこんなにたくさんの思い出がある。なぎさ、思い出を有難う。この思い出を宝にして、私はこれから生きていく。

     

    出雲大社

     

     美しいと思った。私には、信心はない。出雲大社に行ったとしても額ずくことはない。例え、拝殿の賽銭箱に賽銭を入れたとしても、手を合わすことなどない。それは、良いものを見せてくれて有難うという気持ちなのである。新緑の八雲山を背景に出雲大社の本殿は美しかった。すばらしかった。しばし、見惚れてしまった。

  • 命日 2023年04月23日

    参道

     

     どうやらこの日は毎年天気が良い。今日も、風は少し冷たかったが快晴だ。眩しいほどの陽の光が降りそそいでいる。予定通りに出雲大社に着いた。そして道の駅、大社ご縁広場に車を停めた。そこから神門通りを颯爽と歩いて鳥居をくぐり、参道を歩いた。いつもシャツの胸ポケットに持ち歩いている小さな遺影を抱きしめ、ゆっくりとゆっくりと在りし日の思い出をたどりながら。出雲大社はふたりの出会いの場所なのだ。

     

     帰り、島根ワイナリーでワインを買った。種類の違う小瓶が3本セットになったのを選んだ。そして今事務所に来てこれを書いている。これからホックの茶山店で寿司を買うつもりだ。今晩は、妻とふたりで寿司を前にワインで乾杯しようと思う。「なぎさ、今日は君の5年目の命日だよ」そして「愛してるよ」と言って。

  • ぎょうずい 2023年04月22日

     先日、風呂が壊れたとこの日記に書いた。そして次の日の午後、修理に来て頂く予定とも書いた。その結果、メインスイッチの故障なので部品の取り寄せが必要だとか。そしてその部品はいつ入るのか分からないらしい。1週間先になるのか、はたまた2ヶ月を要するのか。

     

     皆さんは行水と言う言葉をご存じだろうか。タライにお湯を入れておいてそのお湯で体を洗う、そのことを言うのである。それを始めて今日は風呂無し生活4日目。去年、孫に使った赤ちゃん用のお風呂。それが今、私のために役に立っている。ただし、それではお湯不足。頭髪は事務所で洗って帰ることにした。

     

     風呂が壊れるのと、和室の証明が壊れるのと同じ日だった。その前から自家用車のショックアブゾーバー。踏んだり蹴ったりとはこの事を言うのだろうか。だが、こんな時にこそ、何か良いことが起こりそうな、そんな気がする私なのだ。

  • 雨音 2023年04月19日

     目覚めた時、大粒の雨がアスファルトを打ち付ける音がしていた。雨水を轢いて走る車の音がしていた。だが、パンを食べて部屋に掃除機かけてそして公園墓地に行った時には雨は上がった。クローバーの葉に溜まった雨粒が、薄日を弾いて光っていた。四つ葉だったら水晶に見えたのかもしれない。

     

    雨

     

     安来市の道の駅「あらえっさ」に島田産の筍が売ってあると聞いて行ってみた。たくさん売れていたがひどく大きいのやら、二つセットになったのやらしかない。二つセットになったの買って一つは人に分ける手もあるがそんな人もいない。あきらめた。

     

     帰り、広瀬町を通って八雲町経由で帰ってみた。峠の頂は乳白色の霧が出ていた。道路から谷底を覗き込むと味噌汁のお椀のように霧の雲を溜めている。そこに向かって、山肌から谷底に向かって霧が川になって流れている。霧の味噌汁は次第に味が濃くなっていくのだろう。味噌汁の例えは現実的だがそれにしてもなんて神秘的なんだろう。

     

     そして一夜明けて20日になった。昨夜もエアコン使わなかったが今日は天気が良いしもっと温かい。昨夜はガス風呂のスイッチが入らず、今日午後の修理の予約がしてある。和室の照明が壊れたので100満ボルトで買ってきた。ふたつ同時に壊れるあの不思議って何だろう。

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