店主日記

  • 成人の日 2021年01月11日

     成人の日。53年前の成人式を思い出した。高校生兼新聞社の松江支局のカメラマンだった私は、成人式会場にいた。明日の島根県版に載せる写真を撮るために。当時はストロボの性能は極めて悪く。例えば一回発光させると次の発光までの充電に20秒の時間が必要だった。だからフラッシュバルブ(閃光電球)を使う。ISOもこの方が高い。

     

     市長などの挨拶がある。こんな構造は報道の常套手段。短い時間に何度かのフラッシュバルブを焚く。使用直後のバルブは相当な熱を持つ。それを、火傷せぬよういかにしてポケットに入れてしまうか、そんな苦労もあった。そして、大勢の成人の中に、数人の友達といる姉に見つかってしまった。すごい仕事しているのだから堂々としていればいいものを、なぜか気恥ずかしかった、そこから逃げ出したかった思春期の思い出である。

  • 覚悟を持って対応してほしいものだ 2021年01月10日

     松江市は今朝から陽が差してきた。どうやら寒波も峠を越した。だけど山間部はどうだろう。まだまだ降雪が続く地方の人達にお見舞いしか言えないもどかしさがある。

     

     1都3県に出された緊急事態宣言。1ヶ月で治まらなかったらの質問に、仮定については答えないとする政府。仮定がなきゃあ、国民の不安は収まらないのにこんなことも言う。指示に従わない者に対する罰則。そうであるのなら、新型コロナウイルスの脅威が治まった後の検証。その検証で国民の犠牲に対する政府の非が認められた場合、首相及び政府の主だった者には禁固刑。そのぐらいの覚悟で対応してほしいものだ。一国民に社会的責任を、と言うのであれば、政治家にはもっと大きな社会的責任を感じてもらいたいものである。

  • 断捨離完了 2021年01月07日

     断捨離は昨日の定休日でほぼ終えた。ひとりで暮らしやすい部屋が完成した。形の上での断捨離は整った。だが、無形の部分の心の断捨離はまだ片付いていない。断捨離はいろいろなことを私に教えてくれたことは確かなこと。その一つ一つが漂っている。もう少ししたら結べるだろうと思っている。

     

     昨日はコロナ感染が6000人を超えた。静かな正月をと訴えた首相の言葉は響かなかったということ。あの顔で、あの言葉で、何を言おうが空しいこと。今、医療現場がどうなっているのか。だから、みんなの力で国民の命を守ろうと真心で訴えなきゃあ。メルケルさんのように。高級レストランで食事しながら何を言っても響かない。GOTOトラベル、GOTOイート。さあ、みんなして外へ出ようよって言ってきたのだから。

  • どんな正月だった 2021年01月05日

     応接コーナー

     写真が我が社の応接コーナーなのである。開業にあたって、先輩の不動産業者の方から頂いた応接セット。とある、ホテルの喫茶コーナーで使われていたものらしい。今朝も早くに目が覚めたから、まだ暗いけど事務所にいる。コーヒー飲んで、新聞を読んでいる。この応接コーナーで。

     

     ところでと、この正月の断捨離の余韻が心に漂っている。ふたりの人生の良き部分も悪しき部分も見た二日間。私の、意気地なさが見えてきた。だらしなさも見えてきた。怖気ない、妻の気概が際立った。それが真実だろう。北上夜曲、「僕は生きるぞ生きるんだ 君の面影胸に秘め」・・・強く、そう思った。

  • てな訳で 2021年01月03日

     てな訳でドライブ三昧の正月と思っていたが年末から積雪。どうして過ごそうかと元旦は朝からお屠蘇していたら尾道の娘が電話で言う。「お父さん、飲み過ぎないでね」

     

     2日からは断捨離の続きをすることにした。ひとつひとつの品々を確かめながら進めていく。初めて見る青年期の妻の写真のアルバムの数々。結婚前にお洒落で履いていた靴の数々。そこには二度と実家には帰らないとの決意が見える。最後まで連れ添うという覚悟がうかがえる。

     

     そして日記。結婚が確実になった頃から続いていた日記。一緒になってしばらくしてから途切れてしまった日記。夢とは程遠い現実を見たのだろう。お洒落な靴など履くことのない現実を見たのだろう。それは、今までの社長令嬢の華やかさとはあまりにもかけ離れた現実だったのだろう。

     

     そして数々のアクシデント。多すぎたアクシデント。・・・でもと思う。その積み重ねから不動産業を二人して歩むようになった15年間。向かいあった机でお互いの顔を見ながら仕事した。喧嘩しながら仕事した。定休日ごとのドライブ小旅行。何もかも楽しかった。二人の心は繋がっていた。お・と・う・さ・ん、と言った最後の言葉・・・断捨離は、人生を振り返ることなのかもしれない。そこから、これから一人で生きていく強さを見つけ出すことなのかもしれない。

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