店主日記
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木刀の素振りの力
2020年12月12日
天気予報では、山陰でも明後日の月曜日から雪になると言っていた。小さめの車なら私にもできる。朝一番で営業車、日産マーチのタイヤ交換をした。スタッドレスに替えた。これで大丈夫、降るなら降ってみろ。
お尻のふっくら感を出すために、この頃スクワット運動をしている。ついでに、事務所に備えている木刀の数十回の素振りもしている。その効果だろうか、タイヤ交換が意外と楽にできた。息も上がらず。
木刀はその昔、一畑薬師の参道の土産物店で買ってきた。もう半世紀も前のことだ。なぜ事務所に木刀を置いているのかと言うとこれがおもしろい。開業当時、案の定、反社会的存在らしい人々の来店があった。私はこれに恐れた。木刀は、護身用だったのである。
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出雲一の宮の散策
2020年12月10日
昨日あれから3時に家に帰った。断捨離はもう疲れていてできないし、かと言って飲むのには早いし。車でぶらっと熊野大社に行こう。そうしようそうしよう。散策の中に新しい発見があるかもしれない。
出雲一の宮「熊野大社」は我が家から車で20分の所にある。何年か前の正月、歩いて行って参拝したこともある。私にとっては馴染みの神社だ。楽しそうな若者達が数名。幸せそうなカップルが二組。仲良さそうな親子連れだろうおばあちゃんと中年の女性。岬めぐりの歌の歌詞が心をよぎる。「幸せそうな人々達と岬を回る一人で僕は」
でも、心の中にはかあちゃんがいるんだ。・・・なんて美しい風景なんだろう。出雲一の宮のこの姿。

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朝日
2020年12月09日

今日は定休日なのに仕事がある。なぜか、定休日には仕事がよく入る。とかくこの世はままならぬとはこんなことを言うのか。昔の人は良く言ったものだ。感心する。昔の人の方が、とんち力があったのかもしれない。テレビでこの頃のお笑い番組を見る時、いつもそう思う。
てな訳で出勤してきた。朝早くに。とは言っても、やはり定休日は定休日。心はのんびりしたものである。同じ風景を見ても、心にゆとりがある。日の出はいつ見てもいい。これから、太陽のエネルギーが街を覆っていく。エネルギーがみなぎって来る。仕事が済んだら、何をしよう。
今県庁に行ってきた。これで今日の仕事は終わった。さあ、これからどうしよう。お墓の花生け替えて、家帰ろうかどうしよう。
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初霜
2020年12月06日

今朝、今季の初霜を見た。初氷もあったとか。平年の初霜は松江市で11月22日だから今季は14日遅いことになる。でも、予報では今年の雪は多いという。先日、自家用車はディーラーでスタッドレスタイヤに履き替えた。営業車は後日、自分で替えようと思っている。
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喜びの涙を知った日
2020年12月05日
先日、嬉し涙を書いた。そう言えば、嬉し涙を何回流しただろう。小さい頃からの記憶をたどってみる。が、ひとつ見つかったけれどあとは見つからない。嬉し涙は、私の人生で2回だけ。53歳の師走に1回。そして先日。悲しみはいっぱいあったけど、涙を流すほど嬉しいことはなかったということだろう。
52歳の年末、病気で仕事を失った。途方に暮れた。長男は中学生、二人の娘は小学生。障害を持つ長男の世話で妻は働けない。人生最大のピンチである。3ヶ月悩み苦しんで、消去法で、不動産業を立ち上げようと決意した。それしか生き抜く方法はない。そして6ヶ月の猛勉強。宅建の免許である。
合格発表の日、朝一番で建築センターへ行く。合格者名を記した、A3の白い紙を見る。あった。私の名前があった。猛勉強が実を結んだ。安堵して、車で宍道湖一周することにした。喜びをかみしめる時、涙がにじんできた。走る車の前方が見えにくい。けど、遠慮なく涙はあふれる。初めて、喜びの涙を知った日である。




