2021年03月22日

 長い間、桜の花を忘れていたような気がする。今朝、あ、桜の花が咲いていると久し振りに感じた。早朝に、車で松江市道から左折して公園墓地に入った。すぐに公園道路の両サイドに植わっている桜の木の花びらを見た。木のそれぞれの個体によって、開花の花びらの多さに違いがあるのはおもしろい。

 

 子供の頃、我が家の庭で花見の宴があった。父が、職場から借りてきた数個の裸電球を桜の木に吊るした。近所の人々達と、裸電球の明かりの下の筵の上で飲めや歌えの宴が始まった。木次町の、川土手の桜並木のトンネルをふたりで歩いた。家族みんなして、三刀屋町の川端の御衣黄桜の下で花見弁当を開いた。どれもこれも懐かしい思い出。今年は、いちばん懐かしい木次町の桜並木のトンネルを歩こうかな。

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