店主日記
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青石畳通り
2021年02月10日
昨日の話である。目覚めたら雪が降っている。寒さを感じさせる小さな粉雪だ。風もなく、まっすぐに地上に落ちていく。やがて止んだ。そうだ、美保関に行ってみよう。濡れた青石畳通りを歩いてみよう。妻との思い出の場所を。・・・写真は青色フィルターをかけた。加工したものだが、条件によっては実際にもっと青く見える時がある。
1時間かけて鍋料理の仕込みが終わった。休日なので明るいうちから夕食にする。早い時間に食べ終わった。さて、何をしよう。テレビもつまらないし、仏壇の引き出しに入れてある新聞の切り抜きを持って来た。亡くなった妻への想いを書いて採用された6回分だ。
最初の1枚を読んだ。真ん中あたりまで読み進めた時、涙がにじむ。投稿した当時の想いが蘇ってきたのだろう。次第に、涙の粒はふくらんでいく。やがて表面張力を失って頬を伝っていく。右目からのは、あごに達して炬燵布団に落ちていく。左目からのは唇をかすめて落ちていく。涙って、塩っぱいんだ。かまうもんか、涙が涸れるまで泣き続けよう。
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音痴じゃない
2021年02月07日
昨日、自家用車にドライブレコーダーを取り付けた。電源コードは視界に入らぬよううまく隠して取り付けた。我ながら器用だと思う。このレコーダーも、自動車保険のコールセンターと連動しているやつだ。事故ると、自動的にコールセンターが対応してくれる。
今朝も出勤時、いつものように山本潤子のCDが車内に流れている。しっとりと歌う「青い夏」が流れている。潤子の声とメロディーとのハーモニーがたまらない。つい、私まで口ずさんでしまう。
レコーダーの作動具合を確認しようと再生してみた。なめらかに走る私の運転技術が心地良い。そして音声までも。え、私は音痴なんかじゃない。しっかりと潤子に合わせてハモッている。何十年も歌うこと事態が心的障害だったのに。トラウマだったのに。だけど今は友達。
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電源がない
2021年02月06日
暦の上ではすでに春。今日は春らしい陽光が降り注いで眩しいくらい。松江の今日の予想最高気温は16度。本当の春みたいに暖かい。長い長い寒さのトンネルを抜けたみたいで心も浮き浮きする。
先日のことである。津田町の合銀のATMで用事を終えた。車に乗ってATM前の支線と県道(くにびき道路)との交差点で信号待ちをした。間もなく青信号。右折するためにおもむろに出発した。あろうことか、目の前を白い車がすごい勢いでかすめていく。0.数秒早く交差点に進入していたら?。
営業車の保険の更新日が近づいた。担当者の来店があった。僅かの掛け金アップでドライブレコーダーが付くという 。今朝郵便局まで受け取りに行った。早速取付ようと・・・あれ、この車電源ソケットがない。シガーライターがない。
ちなみに、相手が赤信号であっても青だったよって言い張ったとする。目撃者がいなかったら事故の責任は五分五分だとか。
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笑みに救われた
2021年02月02日
2ヶ月に一度の通院日、検査の結果全て良好。血糖値が低いのは、連夜の鍋料理によるものかもしれない。塩分が多いかな、と思っていたのに血圧も正常値。γ―GTPもかなり落ち着いてきた。
昨年の12月1日の日記に書いた「え、石切り場?」。尾道の向島に石切り場がって書いた。石切り場を知らなかった彼女に、「暗夜行路」のその描写の部分のコピーをその日の午前中に届けておいた。そして今朝薬をもらう時、彼女に会った。嬉しそうな笑みがいっぱい。コロナ禍で沈んだ心が救われた。
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今日から2月
2021年02月01日
寒い1月が過ぎて2月になった。今年の節分はうるう年に似た調整で明日の2日だそうな。124年振りのことだとか。節分って何をする日だったっけ。豆まきして恵方巻を食べた記憶がある。家族みんなで、食卓を囲んで食べた恵方巻。あの思い出が嬉しい。どんよりとした雲のはるか向こうに見えるわずかばかりの晴れた空間。希望に見える。3日は立春、暦では春。本当の春が来るのも遠くはない。