店主日記
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ちゃんちゃん焼き
2021年10月17日
昨日の夕方から寒いと感じるようになった。冷凍庫に、鮭の切り身があるのを思い出した。野菜もある。味噌もある。酒もある。それじゃあ、ちゃんちゃん焼きでも作ろうか。卓上コンロの、燃える火の暖かさが心地良い。昨夜の我が家の食卓風景だ。キャンプ料理は私の仕事、時々作って食べた。夕食に、妻のリクエストが何回あっただろう。ちゃんちゃん焼きの語源は様々あると言われている。ちゃちゃっと早く料理ができるから。焼く時に鉄板とヘラがちゃんちゃんというから。などなど。だけど、父ちゃんが焼いて作るからって言うのがいちばん気に入っている。
写真は、先日温泉津温泉街を散策していて写したもの。生活感がある風景が私は好きだ。だから、知らない町の散策は楽しい。
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街歩き
2021年10月14日
先日の12日、月1回の連休の初日、この休みを利用して江津市に行った。目的は松江市に土地を持つ人に会うため、だから仕事。仕事と言ってもせっかくここまで来たのだから、江津の町を楽しみたい。アクアスという水族館もあるけれど、雪舟庭園もあるけれど、私は町を歩いてみたい。ジェリー藤尾が歌った「遠くへ行きたい」の歌のように。本町の、甍街道を散策することにした。恐らくは、鉄道がつくまではこの町が一番の繁華な町だったのではないか。今は閑散としてさびれたようなこの町が、江の川の水運に便利なこの町が一番の繁華な町だったのに違いない。街道を往来する古の人々の姿を連想しながら、その中に今の私がジーパン履いて混じっている、そんなことを思いながらの町歩きは、私にとっては最大級の楽しみだ。明治20年に建てられた登録有形文化財、旧江津郵便局。その建物が繫華な昔を物語っている。

写真の、水路の石垣の上に穴が開いた石が並べて置かれている。この石に、古の人々が馬や牛をつなぎとめていたのだとか。
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日替わりシェフの店WATOWA
2021年10月13日

温泉津温泉の温泉街を散策していたら、和服姿の女性に声をかけられた。これを言っちゃうと、エッっと思う人もあるかもしれないがその店は日替わりシェフの店。東京から夫婦でやって来て10月いっぱいだけど寿司を提供するという話。この店、宿泊もできるらしい。観光案内所から出発すると温泉街の真ん中あたりを90度に右に曲がってしばらく歩いた右手にある。
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合掌
2021年10月11日
今朝不思議なことに気づいた。妻のお墓の前で、手を合わせている私がいる。意識もせず自然にと。
今まで、3年半もの間、私は妻のお墓の前で手を合わせたことはない。心のどこかに、まだ生きているんだという未練があったのだと思う。生きているのに違いない。いやそうあって欲しい。私の知らぬ心でそう思っていたのだろう。でも、今朝は手を合わせていた。合掌をしていた。・・・有難うな、かあちゃん。
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鬼のはなくそ
2021年10月07日
ひとり暮らしになって2年半、その暮らしぶりはいつになったら板につくのだろう。休みの日は車に乗って遠くに行きたくなってしまう。ひとりで食堂に入るのは寂しすぎるから、サンドイッチ作って、昨日も車を走らせた。
寂しい心の時はどうしても懐かしさを好んでしまう。「赤ちょうちん」を聴きながら、何度も何度も繰り返して聴きながら奥出雲町に車は向かう。横田駅に寄ってみた。相変わらずに閑散とした風景だ。時が止まったように見えるこの風景、木次線はいつまで存続するのだろう。
おろちループ橋の駐車場でいつものようにサンドイッチを食べる。さてどこへ行こうか。鬼の舌震に行ってみようか。鬼滅の刃で人気の鬼の試刀岩を写真に撮ろうか、と言うことで散策に1時間。撮影にも成功し、いいウオーキングタイム終了。

レストラン兼お土産屋さんで「鬼のはなくそ」を1個100円で2個買っていつもの花屋さんの娘さんの土産にすることにした。その後、先祖のお墓参り。さて帰ろうか。花屋さんによって、妻のお墓に行って、マーケットで贅沢にも寿司買って、今日は充実したいちにちだったと満足しながらビールをゴクリ。ああ、最高な気分




