店主日記

  • 松江市議選挙 2021年04月18日

     弁当にと、玉子のだし巻きを作っていた。私が台所に立つのは珍しいことではなかったが、でもここは妻の立ち位置なのだ。今、台所に立つとそう思う。そして、妻のいない事実を再確認する。そして寂しくて、悲しくなってしまう。毎朝、そう思ってしまう。

     

     松江市の市長と市議の選挙日だ。投票してから出勤しようと思っていたのに、コロッと忘れて出勤してしまった。帰りに行こうか、それとも昼間に抜け出していこうか。身近な選挙なのだが関心が薄い。でも、立候補者に新人か多いからおもしろいかも。今建設の始まった、贅沢な市庁舎は要らないな。原発の、再稼働には反対だな。

  • 手に取るな 2021年04月16日

     手に取るな

     手に取るな やはり野に置けと言うけれど、昨日手折ってコップに生けた名も知らぬ花。口が広くて斜めになってしまってた。一夜明けた今朝、まっ直ぐ上に向かおうと歪んでいる。やはり野に置けばよかったな。一度しかない人生、いや花生だものな。

     

     と言う私、昨夜寝不足になった。眠りが浅くて5時に目覚めてしまってもう眠れやしない。間もなく、外も明るくなったから早くに出勤してきた。東向きの事務所玄関のガラス越しに降り注ぐ太陽の光。暖かい。接客用の椅子に座って日光浴。ああ、気持ちよい。いつの間にかうとうとと。

     

     ここは鳥取駅。人々が改札口に向かって階段を下りて来る。歌詞ノートの一番目に「私鉄沿線」が写してある。改札口で君のこと、いつも待ったものでしたって妻が好きだった野口五郎が歌う。目が覚めた。そうだ、23日の君の命日には鳥取に行こうな。鳥取駅から、思い出をたどろうな。

  • 名もなき花 2021年04月15日

     名もなき花

     

     2連休の一昨日、川本町に行った。途中の出雲市の息子の病院で面会をした。そして大田市から銀山横を通って一路川本町へ。山道を走る。勤めの頃、よく出張で来た川本町。懐かしい。道の駅に寄ってエゴマ油をゲット。目的達成だ。数人の消防隊員がいたので聞いてみる。この道を行けばどこに行くんですか? あっちへ行ったら? その道は? 答えてくれるが、こいつどこの風来坊なんだろうって、怪訝そうな顔。

     

     昨日は来客の予約があったので玉子サンドを作って3時間前に出勤した。昼になって事務所でほおばる。味気ない昼飯ではあるが、弁当買うよりこの方が落ち着いて食事ができる。おかしなもので定休日ほど忙しい。電気メーターの交換。コピー機の点検作業。さて、賃貸にしては大きな物件に関する打ち合わせ。すべて終えてボウリングに行く。右手指の故障で左投げは肩が熱を持つ。

     

     夜になって、東京に引っ越した長女に電話する。落ち着いたかって聞いてみる。部屋の中は落ち着いたけど、東京散策はまだらしい。そして末娘にも会ったらしい。

     

     今朝はまた良い天気。朝一番で打ち合わせの予約の電話を入れておく。これで良し。事務所前の植え込みのツツジの花が咲きかけた。その縁に、紫色の名もない花が。でも可憐である。やはり野に置けと言うけれど、あまりの可愛さに3株だけ頂いた。コップを花瓶にカウンターの上にそっと置く。

  • 明日は川本町行き 2021年04月12日

     朝から暖かい。上着無しで出勤する姿も見かける。気温は上がるけど天気は下り坂。明日も曇り一時雨。明日と明後日は月一度の2連休。14日は仕事が入って、て言うか水曜の定休日には何かしらの仕事が入るのはどうしてだろう。でも明日はいち日遊べる。

     

     先日、私と1歳違いの女性の来客があって火災保険の更新をしてくれた。年齢が近いことと生年月日が同じことなどで親しい。話の中で、エゴマの話になった。川本町の、道の駅にエゴマが売れているらしい。川本町はエゴマの町らしいことを彼女は教えてくれた。

     

     その晩、シャワーを浴びてビールを飲みながらテレビを見ていた。そしたらである。川本町の道の駅が映った。売店に、たくさんのエゴマの商品が並べてあった。なんとタイムリーなテレビ番組なんだろう。行きたくなった。明日も、天気が悪いけど行ってこよう。ちょうど今食しているエゴマ油の瓶が空になりかけている。2点タイムリーヒットだな。

  • おんころころせんだりまとうぎそわか 2021年04月08日

     八重桜

     

     一畑薬師に行ってみよう。先日からそう考えていた。入院中の息子との面会がこの4月から許可された。2週間ぶりに部屋に掃除機かけた。同時に、三日分の洗濯をした。やっと終わった、家事仕事が。さあ、出かけよう。

    スミレ

     

     息子に会った。さあ、一畑薬師に向かおう。先日仕入れた50~60年代にヒットした煋めきのスタンダード・ヴォーカルがスピーカーから流れている。懐かしすぎる「サバの女王」に聞き惚れながら、車は走る。一畑薬師は妻との思い出の場所のひとつ。さあて、思い出のない場所ってどこだろう。そんなとこありゃしない。

     

     一軒のお土産店で食事をした。女性の年は分からないが、おそらく私より少し年下だろう寂しい私の話し相手になってくれた店の人。こんなことにも感謝の思いが込み上げてくる。また来るからねと言って店を後にする。

    シャガ

     

     信心のない私。お参りよりも咲いている草花に目が留まる。参道の脇道の階段の横に咲きかけた八重桜。参道の隅の小さな草むらにスミレ草。木陰にしっとりと咲くシャガの花。「おんころころせんだりまとうぎそわか」

     

     一夜明けた事務所前。昨日から溜まったクスの木の落ち葉の散乱がうっとおしい。箒で掃時間も長いけど、無駄な時間だけど・・・でもこれもいいのさ。通勤の、末娘に似たいつもの可愛いい女の子に会えるから。

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