店主日記

  • 明日は結婚式 2019年05月11日

     まだ先の話だと思っていたが明日になってしまった。明日は長女の結婚式だ。松江で披露宴して広島県に嫁いでいく。めでたい話だ。人と人が出会って結ばれて新しい生命が誕生する。めでたい話だが、父親にとってはまた寂しい出来事ではある。

     

     私と妻との結婚を思い出した。出雲大社で出会って、写真を撮って、その写真が送られてきて、文通が始まった。妻は兵庫県の北部に住み、私は松江市に住んでいた。たまのデートは中間の鳥取市が多かった。妻が好きだった野口五郎の私鉄沿線の歌詞みたいに鳥取駅の改札口で待つ私だった。

     

     ある日、観音院に行った。玄関から入って座敷に上がってお茶を頂きながら庭園を鑑賞する仕組みである。作法など知らない私たちは恐る恐るその抹茶の茶碗を飲み干した。そして茶碗の底を見ると不思議である。妻の茶碗には干支の寅の文字。私の茶碗には同じく干支の子の文字。相手の干支がお互いの茶碗に表れたのである。こんな私たちをみてある人が先日私に言った。「こんな大恋愛ほんとうにあるんだねって当時思った」と。

  • 巷は連休最終日 2019年05月06日

     3日は奥出雲町から雲南市の吉田へ行って鉄の歴史を学んだ。学んだと言っても断片を聞きかじったに過ぎない。鉄の村で88歳だという奥出雲町出身の女性に巡り合った。懐かしい話をしたりで楽しかった。

     

     4日は昼から飲んだ。時にうつらうつらと居眠りもした。骨休めってこんな状態をいうのかもしれない。墓参を除いて一日中ぐうたらするのは何年振りだろうか。何年振りっていうのはちょっとばかりオーバーな表現だったかな。じっとしているのが苦手なのだ。

     

     5日は3日にできなかった奥出雲で八重垣神社の鏡の池を探しに行った。早朝出発して、地元の方に道を聞いて、あったよ、鏡ガ池が。写真撮影成功だ。後日、奥出雲町陰ながら応援団にアップしようと思う。

     

     その後、目的も決めず、心の赴く、というより鉛筆倒して答案するような感じで道順を決定。広島県の山中を走ったり高速道路に乗ったり走りたいから走ってる、そんな感じで一日終えた。

     

     今日は奥出雲町陰ながら応援団を更新して、さて、これからどうしようか。 

  • 連休の日に 2019年05月02日

     私の趣味というと、おそらくは多い方だと思う。一番のそれはドライブ。愛車は高級車ではないけれど居室の広さと運転する技術を楽しむのには十分だ。あとはボウリング、山歩き、キャンプ、ウォーキング、写真撮影、料理、読書、そして作文というところだろう。

     

     10連休の後半になる明日から我が社も連休に入る。どこへ行こうかの目的が決定しているのではないけれど、ドライブを楽しもうと思っている。今朝から洗車して室内に掃除機かけて準備万端だ。

     

     さて、どこへ行こうかと思案する。連休中はどこへ行ってもどこの道路も混雑しているから遠くへは行きたくない。近場で静かなところがいいな。デジタル一眼レフ積んで山笑う風景を撮るのもいいかもしれない。西村京太郎の推理小説も積んでいこう。のんびりした駐車場でゆっくり読むのもいいかもしれない。私の故郷奥出雲町にでも行こうかな。

  • 平成最後の日 2019年04月30日

     平成の中ごろ、大きな病気で失業した。今後の生活を考えた。障害を持つ長男や、小学生の二人の娘もいたので結論を急ぎたかった。能力、体力などを考えたら不動産業が適していることに行き当たった。もうろうとする頭脳で宅建の資格に取り組んだ。まだ闘病中のことである。

     

     平成16年の暮れ、不動産業開業にこぎつけた。この業界では右も左も分からないまったくの素人である。とんとん拍子に行くはずもない。夫婦二人で意見の応酬である。要するに喧嘩だ。喧嘩しながらどうやら軌道に乗せたのは開業から5年ほど後のことである。

     

     長男が生まれたのが平成元年。消費税が始まった年だ。お産費用の支払いに消費税が必要とは意外だったことが平成の始まりだ。長女、次女が誕生し、我が家は5人家族となった。5人は、何をするにも行動を共にした。

     

     キャンプ、子供たち3人の水泳教室、長女・次女のバスケットボールの練習や試合の応援。子供たちが巣立って行ってからは夫婦は二人で旅行もした。こんな幸せって、私がこんなにも幸せでいいのだろうかとさえ思ったこともあるそんなある日、妻が突然あの世へと旅立って行った。昨年の4月のことである。・・・平成は、私たち二人の人生そのものだったと言っていいだろう。

  • 店主日記初日 2019年04月27日

     3回目のホームページ再開である。久し振りに店主日記を書く。ドキドキするって心臓でもないけれど、最初のページとあって緊張する。たまには私の今の姿を公開しようかと自我撮影をしてみた。思ったより老けている。鏡で見るより老けている。そうだよ、もう70が近いんだもの。

    自画像

     

     今朝目覚めた時、外の明るさに驚いた。ものすごく明るいのだ。ひょっとして寝坊したのだろうかとリビングの時計を見る。や、6時半過ぎ、遅刻やないかと思った瞬間、思い出した。この時計、電池切れだったことを。

     

     何年前だったのだろう、妻と二人で時計店で買ってきた。あれでもないこれでもないとずいぶん時間かけて選んだ掛け時計である。外してみれば埃をかぶっているし、すまんすまんと時計に謝る。電池を入れて、時間を調節してこれでOK。

     

     洗濯して、パンを焼いて食べて、その食器を洗って、溜まっていたワンカップのラベルをはがして、洗い終わった洗濯物を干して、スクワット運動をして、ついでに腹筋をして、定時になったら出勤だ。

     

     高校生時代から一人の生活をしてきた経験から、こんな生活に慣れているから大丈夫って「かあちゃんの詩」日記つけて、さあ、今日も頑張ろう。契約書作成の仕事があるんだから。

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