店主日記
-
いい友達で
2021年10月26日
昨日、顔見知りの女性がやって来た。美しい人だ。私の店主日記をすべて読んだという。私より20も若い人である。話が弾んで、私が紹介し、仲介したカフェ シェル・ブルーさんへコーヒーに誘った。そこでしばらく談笑し、後日ボウリングに行く約束をして別れた。
この頃の夜、食事が終わって炬燵に入ってテレビ見ながらくつろいでいるとラインが届く。以前、「友達出来たよ」(9月9日付)とのページタイトルで書いたあの女性だ。3回か4回かの往復で最後におやすみなさいでラインは終わる。前記の人と二人とも同年代で独身だ。いい友達でいたいと思っている。

ところで、今日はものすごく爽やかな快晴の朝を迎えた。寒くもなく、程よい気温が体を包んでくれる。雲ひとつない青空。ぐるりと見渡すと、あった。ほんの少しだけだけれど、真綿色の雲の小さな塊を見つけた。かあちゃん、どの雲の上にいる。大好きだよ。愛しているよ。
-
懐寒し足寒し
2021年10月25日
昨日の朝方、寒さで目覚めた。今日は湯たんぽ使おうか。でもめんどくさいな。そうだ、この正月断捨離で見つけたいいものがあった。名前は知らぬ。電気コードが付いたフットウオーマーだ。妻が、私のこんな生活を予測して嫁入り道具に持って来たのかもしれない。昨夜、布団の足元に入れて寝た。暖かだった。有難い。営業車のガソリンが減ってきたので給油に行った。事務所近くのいつものセルフのスタンドだ。日産のマーチだからそんなにも入らないだろうと思って3000円を機械に入れた。え、満タンにならない。1リットル当たり160円。コロナ禍で暇なのになにもかもが値上がり。懐寒し、なのである。
-
帆をあげて
2021年10月22日
寒くなった。昨日の朝は目が覚めて寒さに震えた。エアコン作動させた。夜はエアコン付けて食事終わったら炬燵に入っている。鍋料理がおいしい季節になったことは喜ばしいことなのだが、寒いのには閉口だ。
余談だが、先日若い友達に炬燵出したって言ったら、エッと言って驚かれた。アパート案内で、若い女性に「衣文かけ」と言ったら、それって何ですかって言われてしまった。電話のダイヤル回すって言ったら何と思うだろう。
島根県自閉症協会の機関紙がある。協会ニュースだ。これを「帆をあげて」という。その題字の下に「さあ、帆をあげてごらん 君のまわりのひとりひとりが 風になって航海を助けてくれるから・・・」そう書いてある。 昨日依頼されていた原稿を提出しておいた。
-
悲しい色やねん
2021年10月20日
息子の病院に行った後、出雲大社に行ってみた。あいにくの雨。井上陽水じゃないけれど、傘がない。散策はあきらめた。海辺の駐車場でコーヒーを飲みながら、文庫本を読みながら、いつものようにサンドイッチをほおばる。

湖北線を通って平田に着いたら雨は止んだ。風景は、いやに黄色が目に付く。あの、セイタカアワダチソウの茎の先端に5寸釘を結わえ付けた。稲刈りが終わった田んぼの中で、ひとり槍投げを楽しんだ子供の頃が蘇ってくる。だが、セイタカアワダチソウの黄色は、私にとっては寂しさの象徴。いつものように「宍道湖グリーンパーク」で水鳥を眺めることにした。担当の女性職員が言う。「今日は、鳥の種類が少ないです」だがしばし双眼鏡を覗いて心を癒す。館内の公園に、ツワブキが咲いていた。この花も黄色い。秋の日の黄色い花の色は、悲しい色だ。
-
シトラスリボン
2021年10月19日
コロナウイルス感染は誰にだってありうるのに、どうしてそこに差別や偏見が生まれるのだろう。それを耳にした愛媛県有志がつくったプロジェクトがある。シトラス色のリボンや専用ロゴを身に付けて「ただいま」「おかえり」の気持ちを表す活動だ。

シトラスリボンの形の3つの輪は、地域と家庭、そして職場(もしくは学校)「ただいま」「おかえり」と、感染した人にも言い合えるまち。そんなまちだったら、安心して検査を受けることができる。そして感染拡大を防ぐことができる。
先日、私の無二の親友が2個のシトラスリボンを作って持ってきてくれた。コロナウイルス飛散防止のためにカウンターの上に置いてある無粋な壁。それに隔てられて話す私とお客。すこしでも心和らげばと、その壁に吊るしてみた。




