朝日が陽だまりを作った

2026年10月27日

 目覚めた時、アスファルトを打つ雨音がしていた。服に着替える時、雨音は止んだ。だが、カーテンを開けるとまだ雨模様。小雨の中で、出勤の車に乗った。ほんのしばらくの後、雨は止んだ。公園墓地に着いた時空は明るくなり、薄曇りの天気になった。

茶臼山

 

 駐車場に車を置いて妻の墓所を目指して歩いた。歩幅を大きく、速足で歩く。妻の墓石が近づいてきた。おや、陽だまりができた。妻の墓石だけ陽だまりに。心が揺れた。そうなんだ。私は妻との死別の悲しさと寂しさに負けていたんだ。そうなんだ、甘えていたんだ。8年間も気づかづにいたんだ。

 

 事務所に着いたら本格的に晴れて来た。私の事務所から、私が住んでいる麓を持つ茶臼山の頂がわずかに見える。その後ろの雲が太陽の光を得て、茶臼山の輪郭を確かなものにしている。ここに事務所を持ったのは、ほんの偶然なのだろうか。

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