「くるみ」10号に投稿した妻の作品

2026年08月22日

 私が新聞投稿をした理由・・・これは妻が約30年前に書いた文章である。

 

 「水道局の真摯な対応に感謝」

 長女が通う幼稚園の近くで水道工事が始まり、いつも車を止めている場所が通行禁止となった。私立幼稚園は徒歩通園が原則だが、止むお得ない事情で、車の使用を余儀なくされる家庭もある。我が家の場合も、情緒障害のある長男が通う小学校が遠くにあるため、二人を車で送迎せざるを得ない。

 主人の勧めもあり、市の水道局に、「工事の期間駐車場を確保してほしい」と要望の電話を入れた。すると、その話をとても親身になって聞いて下さり、うちの車は迎えの時間ガードマンの方に誘導してもらい、安全な場所に止めさせてもらうことになった。

 私は正直言って驚いた。関西から嫁いだ私は、いわゆる「殿様商売」と言われる松江の商人の態度に驚かされ、市役所の公務員の横柄な態度に怒りを覚えたものだった。そういう中で、水道局の方の真摯で誠実な態度に、家族全員が温かい気持ちになった。

 この経験を通じ私は、納得できないことがあったら、はっきり相手に言うべきだと思った。「謙虚が美徳」とされる松江の気質では、それは難しいことかもしれない。人と違うことをすれば、それだけ攻撃されやすい土地柄かもしれない。しかし、それでは松江市は少しも発展しないだろう。松江市の一市民であるならば、あきらめないで何でも言ってみよう。市民の声が草の根となって、自分自身も松江市も何らかの変化を起こす契機となるはずである。

 

 この文章は、8月末、山陰中央新報の「こだま」欄に掲載された私の投稿文である。

 

    まだまだ続く

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