店主日記
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春が来た
2021年02月20日
春が来た。爽やかな太陽の光が空気を温め、その温まった空気に包まれていると心まで温かくなってくる。そんな朝の光が事務所奥深くまで差し込んでいてパソコンの画面を照らしている。立ち上げたパソコン画面は太陽の光の強さには及ばない。メールも読めやしない。もう少しゆっくりしようか。もう一杯コーヒー飲もうか。
昨夜は久し振りに沖縄に住んでいる兄とふたりで飲んだ。昔話に花が咲いて、そして私の夢を語った。兄の経験も聞かしてくれた。夜遅くまで。そして一夜明け、良く晴れた朝を迎えた。太陽の光を眩しく感じながらホテルへと入っていく。すでに花嫁は玄関ロビーで私を待っていた。こんな爽やかな朝は、結婚式だったあの日の朝を思い出してしまう。
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この頃よく眠る
2021年02月17日
朝、目が覚めたら8時半。途中起きることなく、ぐっすりとこの時間まで寝ていた。何年振りだろう、こんなに遅くまで寝ていたのは。今日は定休日、だからって昨夜深酒したわけでもないのに。遅くまで起きてたわけじゃないのに。この頃よく眠る。コロナ禍の中での不安は多いはずなのに。気持ちが滅入ることが多いのに。この頃よく眠る。今の暮らしぶりに慣れてきたからだろうか。
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あん⚓!フラツキが⚓
2021年02月14日
昨日と今日は本当の春のように暖かい。こんな日のお客様のアパート案内は楽しい。これから結婚するだろうカップルの案内はより楽しい。二人の仕草を見ていると、私にもこんな時代があったんだって懐かしい。
くねくねと曲がった道を走る。先日取り付けた保険会社のコールセンターと連携したドライブレコーダーが言う。「ふらつきがあるので気を付けてください」加速車線から本線に合流する山陰道。「ラインを超えているようです。気を付けてください」テメー誰に向かって言ってるんだ馬鹿野郎。40数年間、無事故無違反なんだぜ。
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青石畳通り
2021年02月10日
昨日の話である。目覚めたら雪が降っている。寒さを感じさせる小さな粉雪だ。風もなく、まっすぐに地上に落ちていく。やがて止んだ。そうだ、美保関に行ってみよう。濡れた青石畳通りを歩いてみよう。妻との思い出の場所を。・・・写真は青色フィルターをかけた。加工したものだが、条件によっては実際にもっと青く見える時がある。
1時間かけて鍋料理の仕込みが終わった。休日なので明るいうちから夕食にする。早い時間に食べ終わった。さて、何をしよう。テレビもつまらないし、仏壇の引き出しに入れてある新聞の切り抜きを持って来た。亡くなった妻への想いを書いて採用された6回分だ。
最初の1枚を読んだ。真ん中あたりまで読み進めた時、涙がにじむ。投稿した当時の想いが蘇ってきたのだろう。次第に、涙の粒はふくらんでいく。やがて表面張力を失って頬を伝っていく。右目からのは、あごに達して炬燵布団に落ちていく。左目からのは唇をかすめて落ちていく。涙って、塩っぱいんだ。かまうもんか、涙が涸れるまで泣き続けよう。
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音痴じゃない
2021年02月07日
昨日、自家用車にドライブレコーダーを取り付けた。電源コードは視界に入らぬよううまく隠して取り付けた。我ながら器用だと思う。このレコーダーも、自動車保険のコールセンターと連動しているやつだ。事故ると、自動的にコールセンターが対応してくれる。
今朝も出勤時、いつものように山本潤子のCDが車内に流れている。しっとりと歌う「青い夏」が流れている。潤子の声とメロディーとのハーモニーがたまらない。つい、私まで口ずさんでしまう。
レコーダーの作動具合を確認しようと再生してみた。なめらかに走る私の運転技術が心地良い。そして音声までも。え、私は音痴なんかじゃない。しっかりと潤子に合わせてハモッている。何十年も歌うこと事態が心的障害だったのに。トラウマだったのに。だけど今は友達。