店主日記
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赤ちょうちんⅡ
2021年06月03日
一週間なんてあっと言う間。気になっていたことがあったので早くに目が覚めた昨日の定休日。墓参を終えて出勤。作業を終えて、さてどうしよう。久し振りにボウリングしようか、と思ってマイボール持って向かったら駐車場は満車。密になるのも嫌だし、あきらめた。
どうしよう。なんとなく空しいな。事務所近くのいつも行っているコンビニに行く。妻の顔も、子供たちのことも知っている美しくて優しい女店員さんに愚痴を言う。今日一日どうして過ごそうかって。サンドイッチ買って、車で宍道湖一周することにした。ひとりで、飲食店に入る勇気はまだ出てこない。
「赤ちょうちん」を繰り返し繰り返し聴く。なんども何度も繰り返す。「生きてることはただそれだけで、悲しいことだと知りました」の歌詞で胸を熱くしながら。でもまた繰り返す。
今日3度目の墓参を終えて買い物に行く。ひとりで買う恥ずかしさにはだいぶ慣れた。暑いけど、鍋の材料を仕入れて、帰って仕込みを始める。1時間半かけた。シャワーを浴びて洗濯終えたら午後3時半。キンキンに冷やした缶ビールをぐびり。人心地ついて、やっと我に帰った気がした定休日の午後だった。
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ハルジオンそれともヒメジョオン
2021年06月01日
今日から6月。今日は定期通院の日だ。血液検査の結果、すべてOK。ことに、NGSP(糖の数値)は5.9%で平均値。驚いた。不思議なのでネットで調べてみた。無酸素運動も役立つらしい。ということは、木刀の素振りがいいのかも。きついスクワット運動がいいのかも。
午後、空室になった一戸建ての点検に行った。間取を方眼紙に図面化する。デジタル一眼レフに超ワイドズームレンズで撮影だ。修繕個所を確認する。暑い中、1時間半の時間を費やした。熱中症になりそうな老体を、裏庭にそっと咲く白い花が癒してくれる。ドクダミに囲まれて、ハルジオンだろうか、それともヒメジョオン? 今月は頑張るぞ。
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シロツメクサ
2021年05月31日
昨日、火災保険の更新に来た若者と人生談議をした。今時、人生を語る青年なんか居るだろうかと思うけど、間違いなく居る。その証が昨日の夕方4時から7時ちょっと前まで。3時間もの間、長い長い語らいだった。人生、迷いがあるから成長するんだろうと思う。流離った割には、成長してない私なのではあるが。
朝の墓参が私の日課なことは以前に何度も書いた。今朝も例外ではない。早くに目が覚めるから、7時前に家を出る。行き交う車もまだ少ない。この頃陽が長いから、この時間でも直接墓参に向かう。シロツメクサが、薄っすらと朝露を浴びていた。この花の花言葉は約束だとか。君のこと、ずうっとずうっと愛し続けるからね。
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元気でやってるか、お父も元気だよ
2021年05月27日
昨日の定休日、午前中仕事をした。契約書を完成させて、その他のこともあったので午前中にそれを終えた。いつも思うけどなぜだろう、定休日に仕事が入ってくるのは。
午後、息子が入院する出雲市の病院に行って、そこに駐在する相談員の方と話した。息子のために、そして妻のためにと私の思いを告げた。思いのすべては話せなかったのかもしれないけど、話下手の私が懸命に話した。
夜、二人の娘に電話した。初めに妹の方に、そして姉の方に電話した。今日病院でこんなこと話したよ。こうお願いしておいたよって話した。そして息子のことは、こう考えて、こう手続きしているからねって話しておいた。家族に会えて、声だけだったけど会えて嬉しかった。
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会いたいな
2021年05月24日
明後日の水曜日の定休日の午後に、息子が入院中の病院の相談員さんと話があるのでお会いすることになっている。昨夜、そのことで妻の鞄からメモ帳を出して読んでいた。息子の入所先に、二人して話し合いに行った時期が確認したくてのことだ。
アルファベットの筆記体のような極端な崩し字だが、それでも、見慣れた私には大方は読める。きちんとメモする几帳面さと、極端な崩し字のアンバランスが、いかにも妻らしいなと思いながらページをめくっていった。メモが終わる最後のページが、妻が事務所で倒れたその日の2時間前のメモだ。蘇る記憶が、今では懐かしくさえある。このメモ帳、いつもいつもリュックに入れて持ち歩こう。だって、妻の分身だもの。