店主日記
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豪雨、心配してくれて有難う
2021年07月08日
遅くまで寝てようと思っていたのに、危険を知らせる携帯電話の音で目が覚めた。意宇川が氾濫する恐れがあるって表示されていた。家は高台にあるから心配ないけど、外はすごい雨音だ。その音は途絶えてはまた聞こえてくる。窓を開ければ、雨粒が部屋に飛び込んでくる。
峠は越えたろうとお墓に行った。雨に打たれて生けた花はぐちゃぐちゃ。電話が鳴った。東京にいる長女からだ。私は大丈夫だと思ってるけど、鳥取のお母さんが心配して電話してきたからって言う。娘が嫁に行かなきゃ赤の他人なのに、有難いなって思う。そして、危ない所に行っちゃだめだよと言って電話は終わった。
夕方、テレビで大相撲見ながらだ。鍋料理の仕込みにニンニクをおろし金ですりおろしていたら電話が鳴った。妻の郷の近くに住んでいる妻の妹からだ。心配してくれて有難うねって、近況を報告した。そして夜、焼酎をちびりちびりと飲んでいた。今度は兵庫県の加古川市に住んでいる実の姉からの電話である。一昨年会って以来聞く声である。長々と話していたら、仕舞には涙ぐんでいた私なのである。懐かしい。晩年のひとり暮らしならではの懐かしさなのだろう。身内の有難さをしみじみと感じた昨日の定休日なのである。
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ワクチン接種終えて、一夜明けて
2021年07月06日
朝起きる時、体が少しだるかった。食欲がなくなるほどではない。少し痛いかなって思った注射跡である。昼前になって腕の付け根が全体的に痛くなってきた。上がらないと言うとオーバーだが、上に上げるのが苦痛になった。スーパーマーケットで買ってきた昼の弁当の味が薄い。軽いコロナ症状になったのかもしれない。ワクチンなんて、一度も打ったことがない私がデリケートなだけだろうと思う。それとも、気のせいだろうか。どちらにせよ、打ったことに安心している。
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ワクチン接種
2021年07月05日
事務所前の私が可愛がっているアマリリスの葉に雨が降る。その葉が円を描いた頂の裏側に雨粒を作っていく。粒はだんだん膨らんで、耐えきれなくなって落ちていく。接写レンズを持たないから、望遠系ズームレンズで写して大きくトリミングしてみた。画素は荒れたが、デジタルカメラってすごいなって思う。
今日の午後、1回目の新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた。毎日毎日テレビニュースで見るワクチン接種の模様。注射針が腕深く刺さっていく。いやだなあって思っていたが、実際に受けてみると痛くもかゆくもない。副反応もなし。2回目は29日の午前中。娘達よ、良かったら盆には帰って来い。一緒に寿司食べようよ。
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いい日だな
2021年07月03日
昨日の新聞の読者欄に、私のが掲載されたと昨日の日記に書いた。そのことで、ある人がやって来た。マスクしてるからすぐさまには思い出さなかったが、ひと言ふた言話すうちにすっかり思い出した。そうだあの人だ。
私たち夫婦がこの事務所を立ち上げて、まだ間がない頃だった。引越センターの営業マンがやって来た。マンと言っても、可愛い女性なのである。それから、ちょくちょく営業にやって来るようになった。その真面目さに打たれて、引っ越しの紹介も手伝った。
私の手作りの、お昼の玉子サンドを食べ終わってひと休みしようかなと思った時である。来客があった。花束を持っている。不思議だなあ、どんな用件なのだろう。「当時はお世話になりました。昨日の新聞を読んで、奥様が亡くなられたと知って、お持ちしました」妻の偉大さを、改めて知った今日のお昼時なのである。
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もう一度会いたいな
2021年07月02日
「余命宣言で覚悟ができる」と題した私の投稿が、山陰中央新報の「こだま」欄に載った。先月の24日付投稿の女性が問う、余命宣告に対しての私の考えである。死を告げられることは辛いことだけど、でも死への覚悟はできるのじゃあないかと。
今朝は、朝から暑い。燃える太陽が肌を焦がす。妻が好きだった真夏の空である。家族みんなで泳いだ小波の海を思い出す。家族みんなでキャンプした香木の森が脳裏に浮かぶ。妻は、今日も雲の上から私のことを見ているのだろうか。でも、私には見えないから、もう一度会いたいな。