店主日記

  • まねきねこ 2020年02月21日

     まねきねこ

     なんでこんなにも愛くるしいんだろう。接客カウンターの上に置いた招き猫が朝日を浴びてキラキラと光っている。つぶらな瞳がこれからやって来るほんとうの春の喜びに輝いて見える。こんな置物にも春を喜ぶ命が宿っているのだろうか。それともこの子の瞳は私の心の鏡なのだろうか。息吹きの春、春っていいな。

     

     昨夜は宅建協会の班会があって飲んだ。

     何にしても一人暮らしは不便なものである。飲み会があると送ってくれとも迎えに来てくれとも言えない。じゃあ、車で出勤するのどうしようかって考える。家に置いといてバスで行くかって考えると、バス停まで歩くのに10分は要する。

     

     10分歩くなら、職場まで30分余りだからついでにもう20分歩こうか。と、いつもそう考える私なのである。そして飲み会終わってタクシーで帰ろうかと考える。タクシー10分待って家まで5分だとして合計15分。15分だったらもう15分たしたら歩いて帰ってもいいじゃないか。てな思案で昨日は往復1時間ほど歩いた。今朝は足が痛い。

     

  • 雪の降る街を 2020年02月06日

     雪

     立春を過ぎて急に寒くなって今朝は雪が積もった。車が混まぬうちにと、朝のパンと弁当をもってまだ暗いうちに出勤してきた。事務所でひとりパンをかじりながら夜明けを迎えた。2年振りかもしれないこんなに積もるのは。だけどこれが当たり前の松江の冬の風景だったのに。明るくなったら商店の窓をスクリンに雪が降るのがよく見える。思わず口ずさんでしまう。雪の降る街をって。

  • ひさしぶりに 2020年01月25日

     先日、奥出雲町にあるサイクリングターミナルの宿泊施設で「いとこ会」が開催された。従弟は12人中の7人の参加だが、配偶者も含めるので11人の集団である。夕方から宴会が始まって二次会と続いて解散は午前1時。よく話してよく笑った。子供の頃の思い出の中を駆け回った。第1回目のいとこ会、久し振りに生きてることを楽しんだ。

     

     今日の午前中である。アパートを紹介した女性の方に重要事項の説明をした。チャーミングだが気さくな方なので余談が多かった。もちろん説明すべきは全て終わっての話である。余談が余談を生み、楽しいひと時を終えた。そしてこの店主日記をつけている。従弟会にしても、今日にしても、こんなに会話を楽しんだのは久し振りである。

     

     

  • 賽は投げられた 2020年01月15日

     カワウ

     今度の3月3日に70歳の誕生日を迎える。本来の目的は別にある。だがここでは言わない。何か私が生きてきた証を残したいと思っている。そこで、自費出版の可能性追求のために米子市の出版会社に行ってきた。体裁のいい本など作りたくない。思いを込めたいと思っている。文庫本に毛が生えた、そんなものでいい。見積りをお願いしてきた。・・・可能だろうか???。

     

     帰りに水鳥公園に行った。野鳥の専門家の話を聞きながら次から次へと浮かんでくる質問を投げかける。そんな中、カワウが目に付いた。ある本である。推理小説だったのかもしれない。その中に、雨が降って、羽を濡らしたカワウが次々と空から落ちてくるという洒落があった。本当かいなと、読んだ当時思っていた不思議をぶつけてみた。「理屈はそうだけど、ありえないでしょうね」

  • 奥出雲町に 2020年01月01日

     横田駅

     じっとしているのが嫌いな私、今日も出かけることにした。去年の暮にも行ったのだが、新年の先祖のお墓参りのために奥出雲町に行った。車も少ない国道を走る。歩いている人もいない今日は正月元旦である。民家には2~3台の車が駐車場狭しと停まっている。帰郷した息子や娘達との団らんが目に浮かぶようだ。

     

     横田駅に行ってみた。無人のプラットホームから三井野原方面を眺めてみると雪をかぶった山々が懐かしい。駅前を見ると喫茶店が営業しているのが見えた。入ってみると地元の中年の男性が5~6人でお屠蘇の真っ盛り。懐かしい言葉遣いを耳にしながら焼き飯を頂いた。

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