店主日記

  • 消費税 2019年10月01日

     河原

    今日、東京に行った末娘が帰ってくる。広島に暮らす姉の所へ最終?の新幹線で行き、一泊して姉妹二人で車で帰ってくるという。久し振りに会う末娘。どんな生活をしているのか話を聞くのが楽しみである。

     

     だから昨夜は結婚してからの半生を振り返ってみた。次から次へと思い出の中に記憶が蘇っていく。長男も長女も、もちろん末娘もみんな笑っている。笑っているいる子供たちを幸福そうに私の妻が眺めている。楽しそうな風景が記憶の中を駆け巡っていく。

  • 空は秋色 2019年09月26日

    空は秋色

     月末になると自営業者は忙しい。サラリーマンにとっては楽しいはずの月末だが、自営業者はそうもいかない。なぜなら支払いが忙しいのである。今日も、地場の銀行のATMが集まっているショッピングセンターに行く。そんな時に限って携帯が鳴る。出てみると、反社会勢力ではないよねって売主が言う。ATMの前でそんな話をしていたら、なんだか誤解されそうで。

     

     昨日は奥出雲町に行った。なぜかこの頃懐かしさにひかれる。年取ったせいなのだろうか。そうかもしれないねって自ら納得する。おかしな話だな、などと思う。私って今何歳なのだろうかって思ってしまう。年寄りのようで、だけど若いなと思っている心がその中心を占めている。立ち寄った道の駅、「おろちの里」の空の色は秋色だった。

  • 放浪癖 2019年09月13日

    新鼓楼

     高校生の時、土曜日の夜学の時間が終わると8時半。心の準備を整えて松江駅に行く。10時の急行「ちどり」に乗る時間には余裕がある。リュックにアサヒペンタックスの一眼レフ。着替えなどいらない、文庫本が一冊あれば十分だ。そしてわずかばかりの小銭がポケットに。

     

     広島駅に明くる早朝の5時に着く。駅前広場の芝生の上でもう1時間の仮眠をとる。6時、さて出発だ。当てもなく歩き回る。その数年前に作られ、数年後にヒットした歌がある。知らない街を歩いてみたい、どこか遠くへ行きたい、とジェリー藤尾が歌った歌がある。まるで私をモデルにしたような。

     

     9月10日火曜日、朝6時ちょうどに愛車に乗った。今日は放浪ではない。目的はちゃんとある。兵庫県の加西市に暮らす私の実の姉に会うため。午後、同じく兵庫県の但馬にある妻の実家にあいさつのためである。が、途中、時間の許す限りは放浪に近い。

     

     養父市のビジネスホテルに宿泊した。その昔、妻と二人で行った居酒屋にも行った。明くる朝、但馬の小京都と言われる出石に行って暑い中の散策にくたびれて、蕎麦も食べずに帰路についた。山陰道をひたすら西へと走る。急にボウリングがしたくなって・・・。

  • 定休日 2019年09月04日

     定休日はいつもより早くに目が覚める。いつも朝は早いのだが定休日はより早くに目が覚める。遠足の日の小学生気分なのだろうか。いつも通り出勤、というより事務所に行った。いつもと同じ時間なのにいつもより走る車は少ない。なぜだろう。建築関係業者が休みの日だからだろうか。いや、そんなことはあるまいと思うけどどうだろう。水曜日は、病院外来に行く人も確かに多い。

     

     そのまま出雲市に行く。息子に会って、その後はそこの街のボウリング場に行くことがこの頃多い。なぜかと言えばこの頃腕力を鍛えることにしている。スポーツジムに行くのじゃないけれど、何気ない所で何気なくそれはできるのだからおもしろい。15ポンドのボウリングボールをいかにコントロールできるのかで腕力鍛えの効果がみたいのだ。

     

     結果である。なぜか、10番ピンが残るのである。おかしいなと思う。まぐれでも、ストライクになってもいいのではないか。だが、このレーンはそんな協調性も妥協性もないらしい。4ゲームやってストライクは3回だけ。ああ、またストレスが溜まった。

     

     雨も降りそうだし、ならばリベンジだ。というので松江に帰って再びボウリング場だ。ここで、私と気の合うレーンに出会った。1ゲームでストライク数6回。今日の合計7ゲーム目では腕も疲れたのかガター連発。でも、腕力鍛えた効果を実感した今日の定休日なのである。

  • 移ろう季節 2019年08月25日

     タオルケットでは寒いので毛布に替えたのが一昨日の夜。その毛布でも寒いと感じた今朝なのである。昼もめっきり涼しくなってきた。と言っても、最高気温はまだ30℃。まだまだ暑い、だが季節は確実に移ろっていく。

     

     この頃、私が聴くのは学と言えるかどうか分からないが、暇を見つけては音楽を聴くようになった。雰囲気とか、音響装置の良さとかを求めるのではない。ただただ、聞きたいだけなのである。だからその音は、ノートパソコンのスピーカーから流れてくる音で十分なのである。

     

     昭和のフォークソングがいい。この曲が「かぐや姫」によって発表された当時からなんとなく好きだった。恋人とか、そう言ったロマンスには程遠い私だったが、この歌が好きだった。貧しい、青春を歌った歌だからだろう私には親しみやすかった。その歌は「神田川」と「赤ちょうちん」である。

     

     子供たちが無事に学校を終え、独立できる体制ができた。いつ巣立ってもいい。そんな頃から妻と二人のドライブ小旅行を楽しんだ。ユーキャン音楽事業部から永遠のフォーク大全集「青春の歌」を私が仕入れた。二人の車内には、常にこの全集の曲が流れていたのである。

     

     「赤ちょうちん」の歌詞の中に「生きてることは ただそれだけで 哀しいことだと 知りました」という一節がある。そうだろうなって、いままでは感覚的には分かっていた。そして、今になって初めてその真実を知ったのである。

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