茶臼山

2021年08月22日

 茶臼山

 

 標高171.4メートルほどのこの独立峰を茶臼山と呼ぶ。古代出雲では、出雲地方でいちばん神聖な地とされ、神名樋野(かんなびぬ)と呼ばれていた。それが中世以降、茶臼山と呼ばれるようになった。我が家はその麓にあって、リビングから見るその山は今でも神々しい。

 

 どんよりと曇り空が広がっている。私の事務所の、私のパソコンデスクからはその茶臼山の頂がちょっぴり見える。そこを眺める時、心安らぐひと時である。今朝は、その頂き付近だけが明るい。手を振った。かあちゃん、今私が見えてるかい。

 

 先日、南杏子の「いのちの停車場」を読み終えた。先ほど、東野圭吾の「祈りの幕が下りる時」を読み終えた。ふたつとも、命について考えさせる内容だ。そして人生とはと、自分の生き様と照らし合わせて考えることができるものだった。そしてふと気付いた。この頃、私の読書感は変わってきたのかもしれない。

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