店主日記

  • 間もなく盆なのに 2021年08月02日

     国民に協力をって言うけれど、じゃあどうして国民の意見は無視するの。延期、あるいは中止って意見が多かったんじゃないの。なのに、どうしようかっていう協議はなかったよね。開催一点張りだったよね。昨日も、東京の感染者は日曜日なのに3000人を超えた。

     

     昨夜、東京に住む長女と電話で話した。同じく東京に住む、次女と話し合ったと 言う。この盆は帰るの止めようねって結論になったと。また、私はひとりぼっちの盆を迎えねばならない。コロナウイルスが憎い。オリンピック開催が憎い。この怒りを、どこにぶつけたらいいのだろう。

  • カフェ 駕籠石庵 2021年07月31日

     玄関

     私が事務所をオープンした当時、借家をひとつ持っているので空室になったらお願いねって、20歳ぐらい年上の女性と知り合いになった。度々訪れてくれて、お客様も紹介していただいたりした。それが結果につながると、老舗「皆美館」のレストランでの昼食もご一緒したりした。私とは気が合う人だった。そして、6年前に他界された。それ以来、その家とは付き合いも途絶えていた。

     

     先日、その方の娘さんの来訪があった。大社町でカフェを開いたという。そして奥さんはって聞かれた。3年前に亡くなってねと答えたら、知らなかったわ、ごめんなさいねと言って御仏前をくださった。有難うございます。一度行きますねと言って、今日、友達を誘って行ってきた。

     

    庭を見る

     

     大社町の、旧JR大社駅の近くにある駕籠石庵は築100年以上の古民家である。敷地面積400坪ほどに、建物が立っている。養蚕農家の旧家だそうだ。座敷のテーブルから望める庭の真ん中には駕籠石が置いてある。駕籠石とは、昔の乗り物の駕籠を置く平たい石のことである。そんなところから、駕籠石庵と名付けられたそうだ。

     

     娘さんのご主人のご実家である。大黒柱や、天井に横たう大きな梁は黒光りしている。松の木の建築材からは松やにが滴って塊を作っている。いかにも名家の佇まいの趣が漂っている。そしてなにやら懐かしい。庭を見せて頂いていると、風に揺らぐ風鈴の音色は涼やかだった。

  • ワクチン接種の日 2021年07月29日

     空

     

     早くに目覚めたけど、どこにも行かないと決めていたから。シーツを洗った。枕カバーも洗った。布団を干した。掃除機かけた。トイレ掃除した。風呂掃除した。昼前になってすべて完了。墓参を終えて、買い物して、そうめん食べてた。男やもめにウジがわくって言うけれど、たまにはこんな日もあるんだよ。そして、たまには昼からでもいいかなってビールをグビリ。

     

     そんな定休日だったから早くに寝た。今朝は当然早くに目が覚めた。早朝の公園墓地、この頃よく空を見る。そこから私が見えてるかいって。いつの間にか、後ろの山の上に太陽の顔がある。今日も肌を焦がしそう。出勤して、メール開いたら今日はワクチン2度目の予約日です。分かってるよ。

     

     今、接種が終わって帰ってきた。お昼ちょうど。接種会場の雰囲気があまりにも・・・疲れた。昼ごはん、欲しくないな。でも、これで一安心。

  • 今になればみな笑い話 2021年07月26日

     笑い話

     今日は、営業マンが何人か来た。夕方やって来たのは、転勤して来ましたと言う若者の新任の挨拶である。名刺交換の後、まあどうぞおかけください。これが私の決まり文句だ。来る人は拒まずである。そして彼の外見上の特徴を見つける。陽に焼けたね、どうしてって質問してみる。「車のエアコンが故障して、窓を開けて走っているものですから」

     

     これがきっかけとなって、次から次と泉のように会話の種は飛び出してくる。そして、私の波乱万丈の人生を話してあげた。彼は、涙を流して笑って、私の話を聞いてくれた。そう、私の人生は、今になって話せばみんな、笑い話に聞こえるのである。彼もひとり暮らし、久し振りに笑いながら人と話せましたと、笑顔で帰って行った。

  • どうしてもクワガタが見たくて 2021年07月22日

     モニュメント

     じっとその動きに見入る。次はあの足が動いて、行く方向性から、口その周辺の動きから、きっと餌を求めているのに違いない。そう思ってみていると、案の定、ゾル状の餌の上で止まった。読みが当たった。国外産の、オオクワガタの様子である。まるで私は子供だな。

     

     昨日のことだ。朝、一週間ぶりに掃除機かけた。サンドイッチ作って、コーヒーをポットに詰めた。さあ出かけるぞ。通帳を整えるため、支払いのため、銀行に行った。次は郵便局。出雲に入院の息子の病院の支払いに行く。月末は案外忙しい。その後再び、三瓶山北の原のサヒメルに行く。二週連続である。

     

     受付の若くて可愛い女性に、あのモニュメントはミヤマクワガタですかって聞いてみる。調べてみると言って、そして調べてくれて、私の後を展示室まで追ってきて、報告してくれた。親切なので嬉しくて、スマホ開いて、これが店主日記ですよ、後で読んでみてね。・・・ひとり暮らしは、親切ほど嬉しいことはない。

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