神仏のご加護
2022年11月18日
大山寺から、鰐淵寺まで100キロの道のりを夜中中かけて歩く行事があった。弁慶ウォークと言っていた。40歳過ぎの頃、私はそれにチャレンジした。弁慶役の屈強な若い男性が伝説の釣り鐘を担いで歩く。時速5~6キロの早歩きだ。そのテンポに合わせて歩く。前半は何とかついて行けてたものを、とうとう国道9号線の玉造温泉を過ぎたあたりで残念ながらながらギブアップした。あと、20数キロだったのに。
先日鰐淵寺に行って、駐車場から本堂まで歩くのに、あんなに疲れるとは。疲れるけれど、励ましながら歩いた。その時、疲れは人の心を動かすものなのかもしれない。そんな気持ちが心をよぎった。口に出して表現するのは難しいけれど、今までになかった何かが芽生えたらしい。
入山の切符の裏にこう書いてある。「山深い神仏の里にお参り頂きありがとうございます 石段や山道など、お足もとに十分注意してお参りください。皆様に神仏のご加護がありますように祈念申し上げます 合掌」
私は今まで、神仏のご加護など信じたことなど一度もない。信じるのだとすれば己自身のみ。私の行動如何によって、人生は変わるのもだと思っている。だが、心の奥に何かが潜む時、それが悲しさや寂しさなど心地良いものではなかった時、修行による体の変化によって心に何かが芽生えてくるのではないか。そう思った。だから修験道道場は険しい山道を登った所にある。そんな気がした。
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