店主日記

  • ちょっとドライブ 2022年11月02日

     定休日だけれど11時に来客の予定があったので10時に出勤した。お昼ちょうどに仕事終わってさあどうしよう。久し振りに安来市の清水寺に行ってみようか。コンビニおにぎり一つ頂いてポットにコーヒー入れてさあ出発だ。

     

    清水

     

     3年振りだろうか。・・・3年間でこんなに体力失ったのだろうか、足が。石段上るのに息が。休み休みに三重の塔にたどり着いた。つい知らぬ女性に話しかけてしまう。若い人はいいなって。颯爽と歩けて。平日なのに若い親子連れが案外多い。幼児を見ると、生後の半年間一緒に暮らした孫の顔がちらついてくる。娘が送ってくれた動画が見たくなってしまう。

     

     今3時半。事務所に帰ってきた。家に帰るのにはまだ早い。ビール飲むのにはまだ早い。だからこの店主日記を付けている。雲ひとつない青空が見える。いや、茶臼山頂あたりに小さな雲が。なぎさ、そこから私が見えるかい?・・・往復50キロのちょっとドライブ、楽しかったな。来週は奥出雲町の金言寺の大イチョウの黄葉見に行こうな。

  • カレースパ 2022年10月31日

     先週の土曜日に、野菜たっぷりの、ニンニクもたっぷりのカレーを作った。その日の夜、1食分食べて8食分小分けして冷凍用の器に入れた。2食分が鍋に残った。計11食分作ったことになる。1600円の買い物でこれだけの量は経済的である。

     

     昨夜、シャワー終えて洗濯干してビール片手にカレーの鍋を温めていた。ほぼ温め終わってご飯を取り出そうと冷凍庫をのぞく。あれ、ない。あると思っていたのに。今から炊けば40分はかかるだろう。待てよ、このカレー、スパゲティーにかけてみようか。初めて食すカレースパ、結構いけた。

  • かあちゃんの詩 2022年10月30日

    岩屋堂 日記、「かあちゃんの詩」を付けだしてから4年余りがたつ。妻が亡くなった4ヶ月目の月命日の日に決意したかあちゃんの詩。明くる日から書きだした。パソコンのワードで付けている。A4のペーパーで、10ページをひと括りにした。それが今日、380ページ目のNO38が終わった。明日からNO39になる。

     

     これを毎日欠かしたことはない。内容は同じようなことばかり。妻に語りかけるように書いている。もう一度会いたい。もう一度一緒に暮らしたい。愛してる。そして、この頃は孫のこと。そしてその母の娘のこと。実に他愛もない文章が毎日続く。

     

     ラインは便利なものである。北京にいる娘と話ができるのだから。昨夜その娘とラインした。孫の写真と動画を送ってくれた。つかまり立ちして、伝い歩きしている。やんちゃぶりが見える。可愛い。そしてつい、笑ってしまう。

     

     写真は先日ドライブで立ち寄った鳥取県八頭郡若狭町の「不動院岩屋堂」

  • 気散じ 2022年10月27日

     私の故郷、奥出雲町に「きさんじ」という方言があった。背中が痒い。でも手が届かない。お、孫の手が!これでかく。「ああ、きさんじ」。そんな使い方をしていた。良からぬと思う人に罰当たり。こんな時にもきさんじと言っていた。ずいぶん大人になって分かった。古典の「気散じ」のことなんだということが。要するに、気をはらして・・・という意味だろう。

    波

     

     昨日の定休日、墓参が終わった朝8時、鳥取市に向かって車を走らせた。目的はない。ただただ、旧国道9号線をひたすら走った。山陰道が開通し、旧国道は車が少ない。スピーカーからは70年代のフォークソングが流れている。鳥取に近づけば日本海。鳥取市街地に着いて、さあどうしよう。戸倉峠に上ってみよう。

     

     兵庫県に入って、中国自動車道を西にしばらく走って米子自動車道に乗り換える。米子道の最後のパーキングエリアに入った時、昨日初冠雪の伯耆大山がくっきりと見えた。いい風景だ。・・・夕方5時に我が家に帰り着いた。トリップメーターは392キロ。久し振りの長距離ドライブだった。

     

    大山

     

     時には海を眺めてみた。戸倉峠の紅葉は美しい。兵庫県に下ったら山陰のとは違う太陽、光が明るい。流れる風景に心は和む。楽しみながら、過去の人生をを反省し、将来に思う。どうしてこうも、ドライブは楽しいものなのだろう。

  • 没頭できること 2022年10月23日

     朝ひとり目玉焼きを作る時、ここにいるとどうも寂しくていけない。娘たちが行ってしまってから1ヶ月半。娘達と暮らした半年余り、すっかり家庭の味の記憶が蘇ってきた。そして今またひとり。だから余計かもしれない。

     

     先日からいろいろ考えていた。寂しさを紛らす何かがないだろうかと。私が好きなことで。・・・ボウリングはもうやめることにした。ドライブだけではこの寂しさは収まらない。歌を歌っても紛れない。作文しようか。そう思ったときである。ひらめいた。

     

     私と交際を始めた時から妻が付けている日誌がある。その日の出来事を事細かに日誌に記録してある。これをもとに、妻と私の30数年間の人生を書いてみよう。小説風にまとめてみよう。何年かかるか分からないけれど、一冊の小説を作ってみよう。

     

    コスモス

     

     こう決意した今朝、営業準備の整った事務所を後にした。上乃木5丁目の角っこを巡る500mの道路がある。松江市道も、島根県道も、国道も歩ける1週500mの道路がある。歩幅を広く颯爽と歩いてみた。久し振りに、歩く筋肉に緊張が来た。

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