店主日記

  • 東京へ帰って行く 2022年05月17日

     今日、休暇で里帰りしていた末娘が東京へ帰って行く。午後、長女と孫と3人で松江駅まで送っていった。改札の前で別れる時、あいつ瞼を曇らせていた。頬を赤くして。あんな奴だけど、可愛い所があるんだ。あいつの心が、少し分かった気がした。母がいないのに、瞼を曇らせるなんて。母がいたら、大泣きするよきっと。

     

     ひとり暮らしに慣れてきたのに。娘たちがそろったこの1週間。賑やかだった。楽しかった。でもなって思う。この場所に、妻がいたらどんなにか喜ぶだろう。そう思ってしまう。それは不可能だからそう思った瞬間、強い悲しみが蘇ってくる。会ったら会ったで嬉しい。でも、遠くでもいい。元気でいてくれたらそれがいち番だ。

  • 草むらにひっそりと 2022年05月15日

     じゃあまた明日来るね。そう言って墓石に手を振って朝の日課の墓参を終える。公園墓地の草むらに季節季節で違う花が咲く。気に留めなければかすかな記憶として残るだけのものなのだがよく見ると可愛い。名も知らない花だけれど、草花だけれど、何か知らないが私に話しかけてくれる。通訳は要らない。私が勝手に解釈すればいい。

     

    草花

     

  • 肉離れ 2022年05月12日

     大丈夫だよって、そう言ってるのに娘がしつこく、病院に行けって言うから今朝自宅近くの外科病院に行ってきた。診察結果は、右足ふくらはぎの肉離れ。治療は患部に湿布を張ることぐらい。ま、診てもらって結果が出て、安心と言えば安心である。

     

     その病院は初めて行った整形外科だった。多くのお客さんで繁盛していた。最初まず問診を受け、レントゲンが終わって2回目の診察を待つ待合室だ。座る席がない。立っていた。私のことが痛々しく見えたのだろう。ここへ座りませんかと、中年のご婦人である。夫婦連れだったが一人自分で立ち、席を開けてくれた。有難うございます。今そこが空きましたから大丈夫です。

     

     2度目の診察が終わった。ご婦人はまだ同じ場所に座っていらっしゃった。私は支払いに向かうべくご婦人の前を歩く。先ほどはありがとうございました。終わりましたのでお先に失礼いたします。微笑んでくださるご婦人の笑顔が温かい。見ず知らずの私なのに。久し振りに人の心に触れた気がした。

  • 結婚記念日 2022年05月08日

     あの日も今日のように爽やかに晴れてたよね。君が、母に贈るんだって選んだ母の日。前夜兄とふたりで遅くまで飲んで、ちょっぴり二日酔い気味の僕が君たち家族が泊まったホテルまで迎えに行った。今日はあの日と同じ8日の母の日だよ。爽やかな5月8日の日曜日だよ。

     

    カタバミ

     

     さっき、事務所の駐車場の片隅でカタバミの花を見つけた。スペインやフランスではこの花をハレルヤと言うらしい。花言葉はこうだ。「輝く心」「喜び」「母の優しさ」今日はこの花を君にプレゼントする。あの日愛を誓った結婚指輪、僕の左手の薬指に今も輝いている。・・・今でも愛してる。そして・・・いつまでも。 

  • 清掃日 2022年05月08日

     今朝の8時から自治会の清掃があった。私は先日痛めた右足を引きずってこれに参加した。清掃時間は1時間弱。足をかばったせいか、腰までもが痛くなってきた。今日は仕事になるのだろうか。不安だな。

     

    笑う山

     

     先日、ドライブしたんだと車窓から写した山笑う風景写真の何枚かを友がラインで送ってくれた。子育て??いやいや孫育てに忙しい私にと。ドライブ好きな私のことだ。ドライブしたつもりで、写真を見ながらあの風景を思い描くのは楽しいこと。あれ、・・・窓ガラスにハンドルが写っている。それを握る手も写っている。可愛い彼女、誰と行ったんだろう。私の娘みたいな年齢だけど気になるな。

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