店主日記
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日替わりシェフの店WATOWA
2021年10月13日
温泉津温泉の温泉街を散策していたら、和服姿の女性に声をかけられた。これを言っちゃうと、エッっと思う人もあるかもしれないがその店は日替わりシェフの店。東京から夫婦でやって来て10月いっぱいだけど寿司を提供するという話。この店、宿泊もできるらしい。観光案内所から出発すると温泉街の真ん中あたりを90度に右に曲がってしばらく歩いた右手にある。
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合掌
2021年10月11日
今朝不思議なことに気づいた。妻のお墓の前で、手を合わせている私がいる。意識もせず自然にと。
今まで、3年半もの間、私は妻のお墓の前で手を合わせたことはない。心のどこかに、まだ生きているんだという未練があったのだと思う。生きているのに違いない。いやそうあって欲しい。私の知らぬ心でそう思っていたのだろう。でも、今朝は手を合わせていた。合掌をしていた。・・・有難うな、かあちゃん。
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鬼のはなくそ
2021年10月07日
ひとり暮らしになって2年半、その暮らしぶりはいつになったら板につくのだろう。休みの日は車に乗って遠くに行きたくなってしまう。ひとりで食堂に入るのは寂しすぎるから、サンドイッチ作って、昨日も車を走らせた。
寂しい心の時はどうしても懐かしさを好んでしまう。「赤ちょうちん」を聴きながら、何度も何度も繰り返して聴きながら奥出雲町に車は向かう。横田駅に寄ってみた。相変わらずに閑散とした風景だ。時が止まったように見えるこの風景、木次線はいつまで存続するのだろう。
おろちループ橋の駐車場でいつものようにサンドイッチを食べる。さてどこへ行こうか。鬼の舌震に行ってみようか。鬼滅の刃で人気の鬼の試刀岩を写真に撮ろうか、と言うことで散策に1時間。撮影にも成功し、いいウオーキングタイム終了。
レストラン兼お土産屋さんで「鬼のはなくそ」を1個100円で2個買っていつもの花屋さんの娘さんの土産にすることにした。その後、先祖のお墓参り。さて帰ろうか。花屋さんによって、妻のお墓に行って、マーケットで贅沢にも寿司買って、今日は充実したいちにちだったと満足しながらビールをゴクリ。ああ、最高な気分
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不思議だね
2021年10月04日
午後、あるアパートの大家さんがある相談事でやって来られた。何年振りにお会いするのだろう。そして、とある状況の説明をし終えて、帰って行かれる時のことだ。「山陰中央新報のこだま欄、時々拝読しています」そうその間際におっしゃった。そんなに親しい人ではないのに、どうして私の名前を知っていらっしゃるのだろう。投稿主が、どうして私だっていうことが分かったのだろう。不思議な気がしたが、嬉しかった。時々こんなことがある。
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霧の朝
2021年10月03日
近所の、違う自治会の掃除の日なのだろう、草刈り機の音で目が覚めた。キャベツきざんで豚肉切って焼きそば作りをした。これが今日の昼御飯になる。卵ひとつと小さなウインナー2本をフライパンで焼く。トースターに5枚切のパンを1枚。これを牛乳で頂く。火の元を確認し、さあ、出勤だ。
自宅からまっ直ぐ、妻が眠る公園墓地に向かう。日曜日なのに意外と車が多い。出発する時から風景の薄さに気づいてはいたのだが、ある地点に来たらその原因が分かった。霧なのである。所によっては、写真のようにそれが濃い部分がある。今朝は、松江の初霧なんだ。
近畿財務局の赤城俊夫さんが亡くなったのはいつだったろうって急に調べたくなった。裏の流しで弁当箱を洗うといつも思い出す。妻はここで倒れたんだって。赤木さんが亡くなってそんなに経っていなかったよな。彼の妻の赤木雅子さんには、なんとなく親しみがわく。あの左手の薬指の指輪が。私も死ぬまで、着けていたい。