ふたり暮らし

2020年10月22日

 昨日の定休日、午前中出雲市の息子に会いに行った。昼食に、夏に残った一束の素麺を湯がいた。瓶入りの麵つゆもちょうど空になった。遅いけど、あらためて夏の終わりの寂しさを感じてしまう。こんなところにももの想う私、ロマンチストだと自ら思う。

 

 午後、ボウリングにも行かず部屋の片付けをした。ひとり暮らしになった今、不用品ばかり。子供たちや妻を撮った写真のアルバムが山ほどある。これは大事。45キロの燃えるゴミ袋がすぐにまんぱんになる。この作業があと何カ月続くだろうか。

 

 寝室のカレンダーは2018年4月のまま。明日は二年半目となる妻の月命日。今でも、いち日に何度か瞼を濡らす。そんな私でも、やっとこの頃片付けなくてはと思えるようになってきた。ひとり暮らしのために。そして私が死んだとき、子供たちにかける迷惑が少ないように。実質ひとり暮らし、心は妻とのふたり暮らし。

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