花の色はうつりにけるないたづらに

2026年04月16日

 定休日の夕食は、豪華な食事を沢山作って食べることにしている。豪華と言っても、私が言う豪華なのだから知れたものだ。昨夜は、大きな平たい皿に、千切りキャベツを乗せた。その脇に、ポテトサラダとトマト1個を六つ切りにして並べた。トンカツを2枚揚げて、その下にはナポリタンを1人前敷いた。トンカツソースは市販のもの。ボリューム満点の、昨夜の夕食だ。時価800円を豪華だと言う、これが私の孤独解消法だ。

 

ツツジ 一夜明けた。晴れているが昨夜は雨だったらしい。事務所前の植え込みのツツジの花は濡れていた。その雨露の一粒一粒が太陽の日差しを弾いてキラキラと美しかった。思わずスマホで写真を写した。写真を撮れば、店主日記書きたくなる。これがボケ防止法と言えばそうかもしれない。

 

 20年前のこのツツジの植え込みは、ピンクの花1色だった。だが、毎年少しずつ、紫色のが咲くようになった。そしてその紫は少しずつ増えて行った。・・・花の色は うつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに・・・

 

 この歌は、古今集にある小野小町のだそうだ。花とは桜の事、ツツジではない。・・・桜の花の色はむなしく衰え色あせてしまった。春の長雨が降っている間に。ちょうど私の美貌が衰えたように、恋や世間のもろもろのことに思い悩んでいるうちに・・・

 

 美貌とは無縁だが、ツツジを見た今朝の私は小野小町の心になった。桜の花とスパンは違う。ツツジの花の20年と言うスパンを見た時に、私も色あせて来たもんだとそう感じた。今朝も重要事項の説明をした。指先の潤いがなくなって、ページがはぐれやしない。掃き掃除をするときに、己の体重を重く感じてしまう。

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