店主日記
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ロングドライブ
2023年10月09日
5月の連休前に、自家用車の後輪のショッカーに異音がするようになった。だから5月の連休はおとなしくしていた。以降、気分も乗らないので定休日も比較的静かな生活を送っていた。そして、地面をも焦がしてしまうような酷暑の夏がやって来た。しばらくの後、秋がそこに見えてきたと思ったら娘が一時帰国で孫を連れて帰ってきた。合わせて末娘も帰ってきた。娘達や孫の顔を見るのは嬉しかった。その喜びもつかの間、またひとりっきりの生活が帰ってきた。明日は月一度の連休の初日。秋の日の爽やかな空気の中を、思いっきり車で走ろうと思う。超ロングドライブを楽しもうと思っている。
事務所裏の小さな草むらの中にツユクサが咲いていた。植物図鑑で確かめたら、花期は初夏から9月までとあった。じゃあツユクサ君。君はこれからしばらくは冬眠だね。俺はまだまだ頑張るよ。年内に片付けたい大仕事もあるからな。また来年会おうな。
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納豆チャーハン
2023年10月08日
一昨日、いつものコンビニにおにぎりを買いに行った。いつもの店員さんがレジが終わった時に行った。お孫ちゃんまだいるのって。昨日、いつもの花屋さんに行った。レジが終わった時にこれはまだ独身の女性店員さんが言った。坊ちゃんはもう帰って行ったのって。同じように答えた。そう、寂しくなっちゃった。
夕方が近づくと、毎日悩むことがある。今晩は何食べようかと。コンビニ弁当ばかりだと、野菜摂取が不足するし。だけど、調理するのもめんどくさいし。ご飯はあったし卵もあった。久し振りにチャーハンでも作ってみようか。チャーハン、久し振りだな。
冷蔵庫の野菜室に、しおれかけた長ネギを一本発見。お、これでネギチャーハンを作ってみよう。にんにくのみじん切りも加えて、半分出来上がったところで思い出した。もう食べてしまわなきゃいけない賞味期限切れの納豆が一パックあったことを。
ねばつく納豆を半出来のチャーハンにぶち込んだ。そしてよく炒めた。仕上がりに、フライパンの淵に回しかける香り出しの醤油を少し多めに入れた。さあ出来上がり。お、いける。チャーハンのパラパラ感と、納豆の粘り感のバランスがばっちりだ。
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やまさんの写真展
2023年10月02日
頬ずりした墓石が夜露に濡れていた。あたりの叢はそれぞれの葉が夜露の粒に空の光を弾いて光っていた。朝8時過ぎの妻の墓所は陽だまりになっていた。しゃがんで妻に話しかけた時、背中に当たる陽の光の暖かさが気持ち良かった。今日はそんな爽やかな朝を迎えた。
三沢の町に一つの神社がある。秋の例祭には相撲大会が行われていた。仁多町は昔から相撲が盛んな地なのである。その日、男の子全員がまわしを締め、小さな力士になって学校から神社にある土俵に出かけて行った。ある年、私の対戦相手はこの写真の主、山さんだった。半分自信があったが、いざ取り組んだら軽々と腰に乗っけられて背中から土俵にたたきつけられた。こんなに豪快に勝負がついたのは、私にもそれなりの強さがあったからだと自分を慰めた。悔しい思い出だ。
先日の同窓会に集まった仲間、それぞれにある種の病を友にしている。この年齢になれば当たり前のことだ。その山さんが言った。俺もお前の仲間入りしたよって。だから、これで、病院に行かないだけだがと、元気げにするひとりを除いてみんな病と友達になった訳だ。
病の話が当然に話題となる。そんな時、病、と言うより年齢には勝てないなと思っている先生が言った。とよみつ君は長生きするよ、と。自分でも本当のところは分からないが、長生きしたいと思う私もいる。だが、生きるより早く妻の所に行きたいなと、そう思う私もいる。だけど、先生の言葉は嬉しかった。全国の49の蜂の仲間へ、そして天国に行った仲間へ。また近況報告するな。
写真は、山さんの三沢の生家で山さんが中秋の名月を撮ったもの。
今日は3日。昨夕、山さんからのメールを見た。あの神社相撲、あれは俺の勇み足だったからお前の勝ちだよ。行事が見ていなかっただけだと。だけど、それにしても、あれは技で負けたんだ。相撲に負けたんだ。私の惨敗だったことには間違いない。やはり悔しい。勉学に負けるのは悔しくないが、スポーツに負けるのは悔しい私なのである。
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同窓会
2023年10月01日
午前中はあんなに天気が良かったのに、午後になったら雨が降ってきた。天気予報は良く当たる。ポロシャツ一枚では肌寒い。ジーパンに履き替えて半袖Tシャツの上に格子模様の黒っぽいシャツを羽織った。ボタンは留めない。その上に全財産入りのリュックを背負った。これが私の普段着スタイルだ。すべてがよれよれだから、これでホテルのロビーに行ったりすると受付カウンターからいぶかしがられたりする。
傘を差してバス停に向かって歩き始めた。何もこの日に限って降らなくてもいいだろうに。雨はその強さを増していく。バス停にやって来たバス、乗車口が開かない。運転手が下りてきて開錠センサーをタオルで拭いた。ドアが開いた。センサーが感知しないほどに強い降りだったのである。
30分後、「いと賀」に到着した。大女将が出迎えてくれた。先生も、ヒーちゃんも、山さんももう来ているらしい。これで4人がそろった。あと一人。これが仁多町立三沢中学校第18期生の松江メンバーだ。開催ちょうどの時間に、よっちゃんが到着した。乾杯の後、お互いの体調説明から同窓会は始まった。
写真は締めのデザートだ。この日の昨日の、中秋の名月になぞらえてひとつひとつの品が丸くこしらえてあった。乙なって、こんな時に言うのだろうな。
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九月の雨
2023年09月30日
朝から体がだるくて、パソコンのYouTubeで太田裕実が歌う「九月の雨」を何となく聴いていた。そう言えば、9月も今日が最後の日だ。だけどどうしてこうも体がだるいのだろう。昨夜あんなにぐっすりと眠ったのに。え、この肩の違和感は?・・あ、そうか。昨日の午後、コロナワクチン接種したんだ。
今晩は、久し振りに同窓会がある。仁多町立三沢中学校卒業の、松江市に住む僅かのメンバーの同窓会が伊勢宮町の日本料理店、「いと賀」で開催される。この春、出雲市の佐田町にクリスマスローズを見に行った、あの見学会を開催した先生もやって来る。5時に仕事終えて、一度車を持って家へ帰ろう。そして、ジーパンに履き替えてバスに乗って行こう。楽しみだな。
さっき、早い昼ご飯を食べた。ご飯と言っても、玉子サンドである。昨夜、ゆで卵で作っておいた。卵の他に何挟もうかと悩んだ時思い付いた。タマネギのスライスを入れてみよう。そしてさっき、いける。タマネギの辛さと甘さが何とも言えないいい味を出してくれている。大人の味だ。