店主日記
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エサキモンキツノカメムシ
2024年07月14日
今朝出勤してきて、玄関を入った所で昨日のカメムシを見つけた。まだいたのかと嬉しかった。だが、彼はすでに死んでいた。そうか、頑張ったんだね。懸命に、私の事務所を訪ねてきてくれたんだね。そして、役目を果たしたんだね。有難う、妻に 会わせてくれて有難う。安らかに眠って・・・な。ほんとうに有難う。
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ハート背負ったカメムシ
2024年07月13日
突然の訪れのお客様には緊張しないけれど、数日前からの、内容が知れた時間指定の予約のお客様には緊張する。なぜなら、その間に十分な準備ができるはずなのだから。あれがなかった、これがなかった、準備ができていなかったとなると、こんな失礼な話はないからだ。
今朝の9時半に来店のお客様の最終の準備と点検をしていた。すべて整えておいてふうっと息をつく。もう少し時間がある。何気なく、玄関に目を向けた。あれは何だろう。小さな虫がガラス戸にこちらにお腹を向けて止まっていた。玄関を出て後ろに回った。おや、ハートが。
カメムシの一種なのだろう、長さ5ミリほどの小さな虫だった。その虫が、きれいな形の黄色い小さなハートを背負っていた。可愛いなと感じた。おや、もしかして妻なのだろうか。ハートを背負って私に会いに来たのだろうか。大丈夫だよ、ハートなんか背負わなくても。俺の気持ちは変わりゃしない。・・・後一月すると盆がやって来る。生き物を見ると、つい、そんな気持ちになってしまう。
この日記をアップしてから一時間が経った。インスタントコーヒーを淹れて籐製の椅子にくつろいだ。どこから入ったのだろう、ハートが床を歩いている。やっぱり、やっぱりお前はなぎさなんだ。なぎさって呼んでみた。歩みを止めた。触角を動かした。やっぱりそうなんだ。聞こえたんだ。
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低気圧の日に思う
2024年07月10日
昨日はよく降った。バケツをひっくり返したような大雨とはあんなのを言うのだろう、いちにちの降雨量が観測が始まって以来最高だったそうだ。朝、市役所に二つの用事を片付けに行った。駐車場に車を停め、歩いて本庁舎まで。ほんのわずかな距離だが、傘を差しても膝下はびっしょり。
今朝起きた。雨は上がっていた。気温も高くはない。墓の草むしりをすることにした。午後になって、事務所近くのコンビニで菓子パンと缶コーヒーを買って自家用車に乗った。少し走ろう。せっかくの休日、気を晴らそう。宍道湖一周してこよう。
国道9号線から斐川町に入った所で北進に方向転換。湖北線を松江の方に引き返した。いつものように妻と同じ名の秋鹿なぎさ公園に車を停めた。宍道湖は水かさを増し、茶色く濁っていた。なぎさ、こんな日はやっぱり俺、寂しいな。でももう大丈夫だ。夜になったら、星になって俺のこと、見守ってくれているから。
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ユウスゲ
2024年07月09日
三瓶山の西の原に咲く「ユウスゲ」を見ようとずいぶん前から決めていた。なのに朝から大雨。どうしよう。あきらめようか、それとも昼まで待ってみようか。とりあえず市役所に行って用事を片付けようと、JR松江駅前を車で走った。まるで川、残念だ。あきらめよう。
三瓶山のユウスゲは、地元の小学校3校の植栽活動や、大田の自然を守る会の人たちによって守られているらしい。春には野焼きもあるし、日頃から芝生の手入れもされている。花の群れ咲く直ぐ近くまで難なく行けるのは有難い。夕方の5時頃、素晴らしい風景の広がりを見ることができる。ただし、蚊やブトなどには要注意。
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今年は空梅雨?
2024年07月07日
昨夜遅くエアコンを消した。しばらくはそのまま冷気の中。温度が上がったと感じて窓を開けてみた。涼しくはないが湿気もない。前後の部屋の窓を全開にして眠ることにした。久し振りでエアコンなしで眠れた。朝までぐっすりと眠った。
今朝起きたときはそうでもなかったのに、少しして太陽が昇ったら急に暑くなってきた。日課の墓参を終えて出勤していつもの事務所前の掃き掃除をしていた。ポロシャツの背中を太陽が照り付けてきて異様に暑いと感じた。くらくらしそうになった。たまらず事務所に入っエアコンを浴びた。
新婚旅行は沖縄に行った。5月の初めだったが暑かった。海好きな妻、「泳ぎに行こうよ」。名は忘れたが何とかの浜にタクシーで向かった。途中おろしてもらって、サトウキビ畑を風が通り抜けて行く音を聞いた。ざわわざわわざわわ。・・・なぜか、あんな遠い日の記憶が蘇ってきた。