店主日記
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走行距離280キロ
2025年04月08日
8時過ぎに出発した。まず、奥出雲町に行こうと決めた。先祖のお墓に行こう。墓参を終えて三成駅に行った。下りのホームにピンク色の桜だろう咲き誇っていた。だが、ソメイヨシノはまだ2~3分咲き。松江の桜はもう花吹雪になろうとしているのに。
横田を通って道の駅「おろちループ」に向かった。桜はまだ開花どころか固い蕾。道の駅を後にして広島県の県境を目指した。トンネルを抜けた三井野原の分水嶺に標高が表示してあった。727メートルと。桜も咲かぬ訳だと悟った。道の駅の支配人らしい女性に聞いたところ、あのあたりの満開は4月末頃だとか。

広島県をさ迷った。どこへ行こうかと、心が定まらなかった。いつか知らぬ間に、三次市に着いていた。国道54号線を探した。もう帰ろう。もう十分じゃあないか、そう思った。最後の休憩地、道の駅「掛合の里」でCDを交換した。グレープの精霊流しが聴きたくなって。
心のコントロールが効かなくなってどうしようもない時、車で走ることにしている。すると、流れゆく風景が安定剤のような効果をもたらしてくれる。十分薬が効いた頃、戦闘モードを取り返すことができる。これから5年間が私の人生の集大成の期間だ。ある人と約束をした5ヵ年計画、完成させなければと決意に変わる。
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川柳
2025年04月06日
「妻に口答え お返しは朝昼晩のカップ麺」・・・先日、安来市広瀬町の布部交流センターに行った。目的は雛人形を見るためだ。公民館にしては広すぎるホールいっぱいに、それぞれの特徴を持った雛人形が展示してあった。時間をかけて一つ一つ拝見させていただいた。そろそろ帰ろうかと思った時、隣の部屋に川柳の展示を見つけた。おもしろいなと思った。聞けば、80歳くらいの男性が作ったものらしい。作者ご本人と、奥様との関係性をユーモア―たっぷりに仕上げられたものだ。お二人は、川柳の文面とは逆にとっても仲がいいのだろうと思った。
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満開の桜
2025年04月04日
妻は7年前の今月に亡くなった。その年の夏、松江市が管理するこの公園墓地を墓所と定めた。以来、訪れることが不可能な日以外は毎日の墓参を続けている。今では花も生けなくなったけど、毎日の墓参は欠かさない。蝋燭と線香を灯し、数分だけどふたりで会話する。
インドアな妻を、アウトドア派にしたのは私だろう。キャンプもしたし、休みの日はどこか車で連れ歩いていた。妻もそれを喜んだ。晩年は、今度の休みどこに行くって話しかけたのは妻からだった。サザンが好きだった妻、70年代のフォークソングはふたりの会話の潤滑油だったのかもしれない。

妻亡き後、狂ったように車で走り回った。ドライブは、妻の笑顔と寄り添うのに向いていた。春は、あちらこちらに桜の花を見た。あれも、妻とふたりで見た桜だなと思っても愛でる気にはなれなかった。そんな心の余裕など今の私にはありゃしない。だが、ここの桜だけは違う。妻とふたりで愛でている。この坂道を少し上った左手に妻の墓所はある。
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たこ焼きパーティー
2025年04月03日
先日の定休日、妻の墓石の掃除をした。何ヶ月振りだろう、そのせいか泥まみれになっていた。めったに掃除してあげられなくてごめんなとつぶやいた。花も生けてあげられなくてごめんとも思った。その後ぶらっと車を走らせた。なぜか、妻の面影が次から次と心の中を通り過ぎて行った。懐かしかったが寂しくもあった。
あ、そうだ、今晩はたこ焼きパーティーをしようよ。俺が焼くから、そうしようよ。妻の顔がにっこりと笑った。夕方5時からビールを飲みながら焼き始めた。焼き方上手いもんだろ、素人にしちゃあ。私好みにこんがりと濃い狐色に22個を焼いた。明日さあ、安来市の布部交流センターで雛人形の展示があるんだよ。行ってみようか。俺この頃、雛人形にとても興味があるんだ。米子市から国道181号線だろうか、岡山に向かう街道沿いに有限会社岡田商店宗像店がある。販売商品は格安の野菜がいっぱいだ。先日行ってきた。友達は何種類かのを買い物袋いっぱいに買った。毎朝のサラダが欠かせない私は大きなキャベツを一個だけ買った。今朝もそのキャベツを食べた。写真は岡田商店。友達撮影。
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今日から4月
2025年04月01日
4月になった。新年度になったからって特別な気持ちは私にはない。年度替わりに何か体制に変化があるのなら・・・そう言えば子供たちが小さい頃のこの時期は楽しかった。新一年生だったり進級したりで我が家は賑やかだった。ただ今の私は、この月になったら心は騒ぐ。妻の命日がやってくるから。
この店主日記を辿ってみた。昨年の命日の23日はふたりで飲もうと書いている。23年にはポケットサイズの小さな遺影を握りしめてふたりが出会った出雲大社の参道を歩いている。22年21年はデートの思い出を辿って鳥取市の観音院に行っている。今年はどうしようかな。23日は水曜日の定休日、午前中、出雲市の息子に合いに行こう。その足で三瓶山に行って石見ワイナリーでワインを一本買ってこようかな。そして夜はふたりで乾杯だ。長女も帰国したよ、もう安心だねと言ってふたりで乾杯しよう。
写真は先日、助手席から友達が写したもの。運転も熟練すると、より楽しくなる(無事故無違反の全日本交通安全協会表彰状取得)。ひとつには、目線が遠くに行く余裕ができるからだろう。残雪の伯耆富士が美しい。大山がよく見える。




