店主日記

  • どんな人にも・・・ 2023年07月03日

     このことについては賛否両論あるらしい。が、私は素晴らしいことだと思っている。日本人サポーターによる試合観戦後のゴミ拾いのことだ。今やワールドカップの風物詩になっているとか。日本人に宿っている、美に対する、そして他人への優しい思いやりの心なのだろうと思う。

     

     先日、宍道湖湖北に向かって車を走らせた。いつもの秋鹿なぎさ公園に寄って駐車場に車を停めた時、1台ずつのスペースを区切った白線の上にペットボトルが置いてあった。誰かが自動販売機でジュースを買って、運転席に腰を掛けて飲み始めた。不味かったので飲むのをやめ、ほとんどを残してドアの外の白線の上に置いてそのまま出発してしまった。

     

     車の運転や、日常の生活の中で、私もついうっかり、あるいは何気ない仕草や会話などで案外他の人を不快にさせてしまっていることがあるのかもしれない。・・・目の前に、あるガス会社のカレンダーが壁に掛けてある。7月のページ「どんな人にも優しい人になってほしいもんや」と太い墨字で書いてある。

  • ホタルブクロ 2023年07月01日

     何気なく、パソコンのピクチャーのフォルダーを開いてみた。そこに白いホタルブクロの花を見つけた。昨年の6月、三瓶山の北の原に向かう途中に道路わきに車を停めて写したものだ。地味な花だが、山野草には何とも言えない魅力を感じてしまう私なのである。その写真をべス単レンズ調にパソコンで加工してみた。

     

    ホタルブクロ

     

     昨日の夜、久し振りに東京で暮らす末娘に電話した。相変わらず不愛想な声が帰ってきた。9月にお姉ちゃんが帰って来るからそれに合わせてお前も帰って来い。そしたら、ああ、と返事してきた。帰って来るよと、その気持ちの表れである。早速、今朝の公園墓地で妻に報告しておいた。

  • チャイルドシート準備して 2023年06月30日

     先日、「お前は元気ならいい。孫に会いたいな」とラインしたら「おい、私には会いたくないってことか!バシ!!」と娘。なんて可愛いことを。ああ、親子なんだな。私はひとりぼっちじゃないんだ。ついつい顔が緩んでしまった。

     

     北京に住んでいる娘からそんなラインが届いた。そして9月になったら一時帰国で帰るから孫と一緒に一週間ほ泊まれせせて欲しいという。そしてチャイルドシート準備しておいてとのこと。だから昨日、松江市の交通安全協会に電話しておいた。貸し出しのチャイルドシートがあるらしい。

     

    三井野大橋

     娘の出産予定日が近づいたころ、道の駅「奥出雲おろちループ」の駐車場に行った。そこで、妻との思い出話や、娘の将来、私の生き方などを話し合った。産気づいても知らんよと、そう言う娘とずいぶん長く話し合った。今朝お墓に行った時、9月に孫を連れて帰って来るよと妻に報告しておいた。楽しみだな、と。

     

     写真は奥出雲おろちループ道の駅から見える三井野大橋。・・・ああ、そうだ。今日で今年も半年が終わる。早いもんだな。東京にいる末娘も、一緒に帰って来るといいな。な、なぎさ、そう思うだろ。みんな一緒に会いたいだろ。

  • 甲斐性なし 2023年06月29日

     出雲市の病院に入院中の息子に会ってきた。息子、昨日は機嫌が悪かった。親父、お前が甲斐性無しだから俺がこうしてこんな所に閉じ込められているんだ。そう言っていたみたいだった。そうだよな、俺が悪いんだよな。そう思ったらハンドル握る心が辛かった。

     

    雲

     

     道の駅「キララ多伎」に着く頃には雨も上がった。でもまだ梅雨空が広がっていた。日本海を眺めた。出雲大社付近に横に長い雲が海面すれすれに漂っていた。何度、この道の駅から日本海を眺めたのだろう。疲れた心を癒すのにはいい風景だ。心洗われた。

     

     息子が小さい頃、ここ三瓶山の西の原で遊んだ。妻と息子と、そして私と3人で遊んだ。自閉症の息子、まだ歩行も頼りないのに原っぱをひとりで歩いていった。どこまでもどこまでも進んでいった。連れ戻してもまたさ迷っていった。懐かしい、懐かしすぎる昔の思い出だ。

    山並み

     

     麓で仕入れたあんパンを駐車場の車の中で食べた。少し向こうに若いカップルが写真を撮り合っていた。それを見ていても、思い出と重なっていって私の瞼を濡らしていった。風景がだんだん霞んでいった。若い二人の姿もべス単レンズの中にいた。だけど、その瞬間は決して不幸ではなかった。

     

     いつものように雲南市の頓原に下ろうと思った。その前に東の原に行ってみることにした。スキー場をバックに彼方の山々を眺めてみた。上空は風が強いのだろう、雲が早いスピードで流れていた。ここに、何度カメラを向けたのだろう。四季折々の風景は私の心を癒してくれた。

  • ヤマボウシ 2023年06月25日

     先日行った奥出雲おろちループ道の駅にヤマボウシの花が咲いていた。真っ白いヤマボウシの花は、実を付けて散る前に赤くなっていくらしい。花は散っても実をつけるから、散る前兆があってもいいのかもしれない。人の命はそうはいかないな。

     

    ヤマボウシ

     

     一昨日、午前中に空室の写真撮影を終えて帰ってきたら先生がいた。先生と言ったら、この前クリスマスローズを見に行った時の先生だ。私の中学校の3年間の担任である。良いタイミングで帰ったものだ。会えて良かった。

     

     先生85歳。会話が人の寿命の話になってきた。お互いに違和感がないというのもおもしろい気がした。どうやら私の事務所は、先生を含む私たち同窓会の中継点らしい。忙しい仕事じゃあないから、途切れなく来客のある事務所じゃないから、それもいいのかもしれない。時々やって来る同級生たちの顔を見るのが楽しみだ。

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