店主日記

  • 朝から猛暑 2023年07月15日

     天気予報が当たった。今日から3日間は猛暑だと言っていた天気予報が当たった。朝から噴き出す汗、お墓の墓石も熱く焼けていた。墓参の後、開店間もないスーパーマーケットに行った。店内はひっそりしていた。いつものレジで、今日は朝から暑いね。そんな会話がやけになじむ。

     

    カワラナデシコ

     

     こんな暑い日はこの花が良く似合う。昨年の盆前、娘と孫と3人で三瓶山に行った。そこの北の原で三瓶バーガーを食べた。このバーガー、なぎさと一緒にここで食べたんだよと、娘に教えた。その後、道端に咲いていたこのカワラナデシコを写した。猛暑の日に、可憐に咲く花である。

  • ちゃんちゃん焼き、そして日暮らしの初音 2023年07月13日

     定休日だった昨日、建築会社の担当者が会いたいというので午後3時半に事務所で待ち合わせた。打ち合わせが終わって、4時過ぎからシャワーを終えて、昼仕込んでおいたちゃんちゃん焼きの卓上コンロに火をつけた。しばらく焼きあがるのを待っていたら、向かいの茶臼山からヒグラシの初音。え、今年は1週間も早い。

     

     豚肉、解凍した冷凍の海鮮(ベースは鮭が最もポピュラー)、たっぷりのニンニク、ジャガイモ、タマネギ、キャベツ、ニンジン、ピーマン、キノコ3種類。これを大きめのフライパンで程よく蒸し焼きしたところに味付け。味付けは味噌を酒で溶いたものを上から降りかける。まさに男料理の代名詞。ヒグラシの鳴き声をBGMにビールを飲みながら食べるのこのひと時は至福の時間だ。

     

    桔梗

     

     写真は、先日三瓶山で写した桔梗。群れ咲くユウスゲに囲まれて遠慮気味に咲いていた。故郷の仁多町では、黄色い女郎花、そしてこの紫の桔梗の2種類を盆花と言っていた。子供の頃に盆が近づくと、近くの山野に取りに行っていた。そんな懐かしい思い出の花なのである。

  • ユウスゲが見たい 2023年07月12日

     部屋に掃除機かけた。何週間振りだろう、男やもめにウジが湧くって昔の人は言ってたけど本当にそうだ。ともかく、すっきりとしたことには間違いない。なぎさ、今日は二連休の初日だ。三瓶山にユウスゲ見に行こうな。きれいだよ。

     

     9時半過ぎ、月初めに届く請求書の支払いを済ませた。その後墓参。そして買い物。事務所に出てメールを確認した。代理で市役所に行ってほしい旨届いていた。市役所で用事を済ませ、午後1時の待ち合わせの打ち合わせ完了。彼女の入院の病院の1階ロビーでしばらく対談。役に立てて良かった。

     

    ユウスゲ1

     

     4時、三瓶山の西の原に到着。お、咲いている咲いている。このユウスゲ、ユウスゲと言うぐらいだから夕方にならないと花が開かない。だからぴったりの時間に到着した。美しい。明日アップする店主日記の写真に使おう。一眼レフカメラにワイドズームレンズを装着した。

     

     ユウスゲはキスゲとも言うらしい。ニッコウキスゲという有名なのがあるけど、あれの仲間だ。華やかな花ではない。夕方咲くから、夕方見るからだろうか、色合いだろうか、寂し気に見える。寂しげだけど、野原いっぱいに咲いてるから、寂しくはないだろう。

     

    ユウスゲ2

     

     国道54号線を帰路に選んだ。。松江に帰ったら午後6時を過ぎてしまった。それにしても疲れたな。ご馳走しようと午前中に買い物しておいたのに、どうしよう。ごちそうは明日にしようか。今晩はコンビニ弁当にしよう。早くビール飲みたいな。

  • ガクアジサイ 2023年07月07日

     今朝早く出勤してきたのでちょいとドライブすることにした。気分転換に私はこのちょいとドライブが気に入っている。時々脱線するけれど、このちょいとドライブには幾コースかを定めている。1時間ほどで帰れるコースだ。今日は広瀬町コースを選んでみた。

     

     まず八雲町へと向かって走る。そして峠越えだ。頂上にトンネルをくぐるのは峠越えの面白さでもある。やがてトンネルを超えた。広瀬町に入った瞬間、ガクアジサイの花を発見した。美しいと思った。妙に心惹かれた。濃い紫色が神秘的だとさえも思った。

     

    アジサイ1

     

     たまたま、すぐそばに東屋をこしらえた駐車場があった。そこに車を停め、スマホをもって近寄ってみた。盛りは遠に過ぎ、半分ぐらいのガクを散らしていた。だが、濃い紫色の鮮やかさと、老いてもまだまだと言った若さが誇らしげだった。私はなぜか、このアジサイに強い親しみを感じてしまった。

     

    アジサイ2

     

     年齢より若くありたいと、私は強くそう願っている。またその努力もしている。なぜなら、まだ恋もしたいからだ。20歳ほど私より若い人がいい。一緒にドライブしたり、お茶したり、まだそんな気持ちは持ち続けている。だけどなぎさ、私は君を裏ぎりゃしない。心から愛してるから。

  • 雨の池泉 2023年07月06日

    池泉 

     縁側に胡坐をかいて池泉を眺めた。まんべんなく降るのではなく、比較的大きな雨粒が互いに間隔を持ってぽつりぽつりと落ちていた。その一粒ひとつぶが池泉の水面に落ちては円を描いていった。その円はさっと大きくなって直後に消えた。その繰り返しが水面いっぱいに水玉模様になって広がっていた。大きな鯉が、ゴボッと音を立てて水面を揺らして水蓮の葉をざわつかせた。池泉の上に、妙に赤いアカトンボがつがいで飛んでいた。視界から消えてはまた見えてきてやがてどこかへ飛んでいった。雨の日にしては明るい空の淡い光が山畔の緑を濃くしていて美しかった。

     

     家を出発するときには降っていなかったのに直後に降り出した。その雨は風景を暗くしてやがて土砂降りになった。雨水はフロントガラスに覆いかぶさった。瞬間ひるんだ。だが、先日からの妻との約束の鳥取市の観音院行きだった。行かねばならないと思った。

     

    漁港

     

     幸いなことにしばらくの後、小降りになった。空も明るくなってきた。妻の力かもしれないなと思った。家族みんなで走った一般国道を走ることにした。時々左手に日本海が見えてきた。休憩でみんなで一緒に眺めた魚見台からの海の眺めを楽しんだ。港には、漁業者たちの漁船が数艘停泊していた。

     

     車の中でも妻との会話を楽しんだ。目的地の観音院でも妻との会話が嬉しかった。そして帰路についた。山陰道を走ることにした。ふと思った。今日、楽しかったのはなぜだろう。そう言えば、観音院でも懐かしさの涙は出なかった。どころかかえってふたりの会話を楽しんだ。妻の存在に対する私の心に変化が生まれ始めたのかもしれないなと、そう思った。

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