店主日記

  • 宍道湖は荒れていた 2025年02月05日

     朝起きて、外を見たら雪が舞っていた。出雲市の息子を見舞ってやりたいんだが断念した。もし、大雪になって道路が寸断されたらと思うと心が怯んだ。少々のことなら克服できた若さじゃあないんだから、慎重に慎重に。だが、宍道湖一周ぐらいなら大丈夫だろう。

     

    荒れた宍道湖

     

     千鳥町の宍道湖畔の駐車場に車を停めた。吹く風に向かって車を停めた。力いっぱい押さないとドアが開かない。それほど、強風だ。湖畔に佇むと、体が吹っ飛びそうだった。風に揺れながらカメラを構えた。いかん、水平がだせない。その強風に宍道湖がもがいていた。苦しんでいるように見えた。再び車に乗った。人間だって、そんな時もあるんだ。もがいていた昔の日々が脳裏に蘇ってきた。そして何とかなるもんなんだとそう思った。

  • 寒波襲来 2025年02月04日

    縄文土器 今季最強の寒波がやって来た。今朝起きてリビングのカーテンを開けたら雪が降っていた。路上にはなさそうだが、瓦屋根は白くなっていた。早めに出勤して事務所のある上乃木に着いたら晴れてきた。雪そのものが降ったその形跡すらなかった。いつも思うのだが上乃木という地はなんて平和なんだろう。

     

     先日の穏やかな日和に、接客カウンターの上に縄文の土器を置いてみた。柔らかい朝日が射してきて土器の凹凸のコントラストが強調されて美しかった。縄文の時代にこのカウンターの上の白さはなかっただろうに、だけど良く似合うと思った。土や木の葉の上が良く似合うのだろうに真っ白な平面の上も似合っていた。そして何故かこの土器は、連綿と続く生命を考えさせてくれた。日本人は皆何らかの形で同じDNAを持っているのかもしれないねと、そんなことを思わせてくれた。

  • あ、宇宙人 2025年01月31日

    青石 美保関の青石畳通りの石畳は、晴れて乾いている時には青いと感じない。だが雨が降って濡れると青い光を放つ。私は、雨が上がって空が比較的明るくなって間もなく晴れるんじゃあないかという、その瞬間の色合いが気に入っている。だから雨上がりに好んで訪れている。

     

     久し振りに時々太陽が顔を出してくれる穏やかな朝になった。チャンスとばかりに事務所前の歩道と駐車場の掃き掃除をした。落葉はほとんど松葉だ。これが結構掃きにくい。それでも何とか掃き清めた時間は1時間30分。足腰が悲鳴を上げた。お昼まで休憩しよう。

     

     でも今日はなにやら良い日の予感。朝一番でメールを開いた。どこの誰だろう、「お元気ですか。お孫さん可愛いでしょうね。」そして掃き掃除の時、ある人に声かけて頂いた。「私も一人暮らしになって16年。お互い元気で暮らしましょう。」なんだか旧知の友に会ったみたい。

  • もち花祭り 2025年01月30日

    青石畳通り 新幹線のお医者さん「ドクターイエロー」のラストランが昨日あった。撮り鉄の一人が今朝のテレビでインタビューに答えていた。「あの姿を妻に見せたかった」と、そして3年前に亡くなった奥さんの写真をテレビカメラに向けた。その男性の姿には、哀愁が漂っているのが私にはよく分かった。

     

     昨日、美保関の青石畳を歩いていた。美保関町の旧正月行事に「もち花祭り」がある。クロモジの木の枝に餅をつけて邪気をはらったり五穀豊穣を願うのだそうだ。ある商家に、そのもち花が飾ってあった。入り口が少し開いていたので中の女性に声をかけてみた。お邪魔してよろしいですか。

     

    もち花 彼女、陶芸が趣味だそうだ。でも、茶碗や湯呑を作っても・・・だから縄文土器を作るのだとか。1万年も続いた縄文時代には争いや戦いが無かったんだそうだ。そんな話から話は弾んでいった。そして年齢が気になったので間接的に誘いかけてみた。私よりほんの少し年上なんだとか。だから彼女のために私の年齢も伏せておきたい。

     

     店には手作りの縄文土器が並べられていた。グループごとに値段が付けてあった。私は店のカウンターに置きたいからと500円のをひとつ頂いた。この店には、日本全国から人が訪れるとか。それぞれに話が聞けて面白いのだとか。そうだろうね、それは夢があるからだと思う。私にも私なりの夢があるから彼女との話が弾んだのだと思う。また訪ねたいと思った。

  • 美保神社行き 2025年01月29日

     なぎさ、やっと今日は行けるよ美保神社に。墓石の前でそうつぶやいた。妻も私も信心はなかったけれど、今の私にもないけれど何やら思い出多い美保神社だ。年が明けたら行こうと思っていたが息子のことやらもあって、そのチャンスがやっと今日訪れた。

     

     中海大橋を渡って車は右手に日本海を見て走っていた。釣り人の姿が数人目に付いた。心に余裕のある人たちなのだろうなと思ったりした。好きだけど、今の私にはできないなと思った。そしていつもの美保神社参拝用の駐車場に車を停めた。目の前の漁船の向こうに3羽の鴨が泳いでいた。どうしてここに居るの、海水だよここは。何かあったんだろうか、不思議な気がした。

     

    鴨

     

     この後、青石畳通りを歩いてみた。そこで、面白い人に出会った。また後日、アップすることにする。

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