店主日記

  • ガクアジサイ 2023年07月07日

     今朝早く出勤してきたのでちょいとドライブすることにした。気分転換に私はこのちょいとドライブが気に入っている。時々脱線するけれど、このちょいとドライブには幾コースかを定めている。1時間ほどで帰れるコースだ。今日は広瀬町コースを選んでみた。

     

     まず八雲町へと向かって走る。そして峠越えだ。頂上にトンネルをくぐるのは峠越えの面白さでもある。やがてトンネルを超えた。広瀬町に入った瞬間、ガクアジサイの花を発見した。美しいと思った。妙に心惹かれた。濃い紫色が神秘的だとさえも思った。

     

    アジサイ1

     

     たまたま、すぐそばに東屋をこしらえた駐車場があった。そこに車を停め、スマホをもって近寄ってみた。盛りは遠に過ぎ、半分ぐらいのガクを散らしていた。だが、濃い紫色の鮮やかさと、老いてもまだまだと言った若さが誇らしげだった。私はなぜか、このアジサイに強い親しみを感じてしまった。

     

    アジサイ2

     

     年齢より若くありたいと、私は強くそう願っている。またその努力もしている。なぜなら、まだ恋もしたいからだ。20歳ほど私より若い人がいい。一緒にドライブしたり、お茶したり、まだそんな気持ちは持ち続けている。だけどなぎさ、私は君を裏ぎりゃしない。心から愛してるから。

  • 雨の池泉 2023年07月06日

    池泉 

     縁側に胡坐をかいて池泉を眺めた。まんべんなく降るのではなく、比較的大きな雨粒が互いに間隔を持ってぽつりぽつりと落ちていた。その一粒ひとつぶが池泉の水面に落ちては円を描いていった。その円はさっと大きくなって直後に消えた。その繰り返しが水面いっぱいに水玉模様になって広がっていた。大きな鯉が、ゴボッと音を立てて水面を揺らして水蓮の葉をざわつかせた。池泉の上に、妙に赤いアカトンボがつがいで飛んでいた。視界から消えてはまた見えてきてやがてどこかへ飛んでいった。雨の日にしては明るい空の淡い光が山畔の緑を濃くしていて美しかった。

     

     家を出発するときには降っていなかったのに直後に降り出した。その雨は風景を暗くしてやがて土砂降りになった。雨水はフロントガラスに覆いかぶさった。瞬間ひるんだ。だが、先日からの妻との約束の鳥取市の観音院行きだった。行かねばならないと思った。

     

    漁港

     

     幸いなことにしばらくの後、小降りになった。空も明るくなってきた。妻の力かもしれないなと思った。家族みんなで走った一般国道を走ることにした。時々左手に日本海が見えてきた。休憩でみんなで一緒に眺めた魚見台からの海の眺めを楽しんだ。港には、漁業者たちの漁船が数艘停泊していた。

     

     車の中でも妻との会話を楽しんだ。目的地の観音院でも妻との会話が嬉しかった。そして帰路についた。山陰道を走ることにした。ふと思った。今日、楽しかったのはなぜだろう。そう言えば、観音院でも懐かしさの涙は出なかった。どころかかえってふたりの会話を楽しんだ。妻の存在に対する私の心に変化が生まれ始めたのかもしれないなと、そう思った。

  • どんな人にも・・・ 2023年07月03日

     このことについては賛否両論あるらしい。が、私は素晴らしいことだと思っている。日本人サポーターによる試合観戦後のゴミ拾いのことだ。今やワールドカップの風物詩になっているとか。日本人に宿っている、美に対する、そして他人への優しい思いやりの心なのだろうと思う。

     

     先日、宍道湖湖北に向かって車を走らせた。いつもの秋鹿なぎさ公園に寄って駐車場に車を停めた時、1台ずつのスペースを区切った白線の上にペットボトルが置いてあった。誰かが自動販売機でジュースを買って、運転席に腰を掛けて飲み始めた。不味かったので飲むのをやめ、ほとんどを残してドアの外の白線の上に置いてそのまま出発してしまった。

     

     車の運転や、日常の生活の中で、私もついうっかり、あるいは何気ない仕草や会話などで案外他の人を不快にさせてしまっていることがあるのかもしれない。・・・目の前に、あるガス会社のカレンダーが壁に掛けてある。7月のページ「どんな人にも優しい人になってほしいもんや」と太い墨字で書いてある。

  • ホタルブクロ 2023年07月01日

     何気なく、パソコンのピクチャーのフォルダーを開いてみた。そこに白いホタルブクロの花を見つけた。昨年の6月、三瓶山の北の原に向かう途中に道路わきに車を停めて写したものだ。地味な花だが、山野草には何とも言えない魅力を感じてしまう私なのである。その写真をべス単レンズ調にパソコンで加工してみた。

     

    ホタルブクロ

     

     昨日の夜、久し振りに東京で暮らす末娘に電話した。相変わらず不愛想な声が帰ってきた。9月にお姉ちゃんが帰って来るからそれに合わせてお前も帰って来い。そしたら、ああ、と返事してきた。帰って来るよと、その気持ちの表れである。早速、今朝の公園墓地で妻に報告しておいた。

  • チャイルドシート準備して 2023年06月30日

     先日、「お前は元気ならいい。孫に会いたいな」とラインしたら「おい、私には会いたくないってことか!バシ!!」と娘。なんて可愛いことを。ああ、親子なんだな。私はひとりぼっちじゃないんだ。ついつい顔が緩んでしまった。

     

     北京に住んでいる娘からそんなラインが届いた。そして9月になったら一時帰国で帰るから孫と一緒に一週間ほ泊まれせせて欲しいという。そしてチャイルドシート準備しておいてとのこと。だから昨日、松江市の交通安全協会に電話しておいた。貸し出しのチャイルドシートがあるらしい。

     

    三井野大橋

     娘の出産予定日が近づいたころ、道の駅「奥出雲おろちループ」の駐車場に行った。そこで、妻との思い出話や、娘の将来、私の生き方などを話し合った。産気づいても知らんよと、そう言う娘とずいぶん長く話し合った。今朝お墓に行った時、9月に孫を連れて帰って来るよと妻に報告しておいた。楽しみだな、と。

     

     写真は奥出雲おろちループ道の駅から見える三井野大橋。・・・ああ、そうだ。今日で今年も半年が終わる。早いもんだな。東京にいる末娘も、一緒に帰って来るといいな。な、なぎさ、そう思うだろ。みんな一緒に会いたいだろ。

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