店主日記
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涙
2020年07月03日
昨夜、久し振りに池江璃花子さんがプールで泳ぐ姿をテレビで見た。白血病で抗がん剤の辛い副作用に耐え抜いて、そして病を克服した。また強くなったと彼女は言う。笑顔が可愛い。そんな経験をした彼女だから、あの笑顔が生まれるのだろう。見ていて、嬉しくて、涙が出てきてしまった。
涙と言えば、私はよく涙する。始業前にする墓参が私の日課になった。事務所から車で6~7分の所に妻が眠る公園墓地がある。出勤して、掃除して、電気をつけて、毎日つける日記「かあちゃんの詩」つけて、そして車に乗って墓参に向かう。
走る車の中、次から次と在りし日の妻の思い出が心の中をめぐっていく。在りし日の妻の姿が懐かしい。在りし日の妻の笑い声が懐かしい。喧嘩したあの日までもが懐かしい。何もかもすべてが懐かしい。もうすぐ着くよって妻に語りかける時、もういちど会いたいなって思った時、涙のしずくが頬をつたって落ちていく。
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雲
2020年06月30日

雨だったのに晴れてきた。物件の写真を撮りたかったのでこれ幸いにと2ヶ所に出かけた。そして数十枚の写真をネットにアップするための加工を施した。根を詰めたので目の奥の方に違和感を感じてきた。こりゃいかんと表に出て天を仰ぐ。綿をちぎったような雲が無数に浮かんでる。いろんなやつがいるなあ。動物みたいなの。魚みたいなの。かあちゃんみたいなの。
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つぶやき(日記 かあちゃんの詩)
2020年06月27日
22日のこの店主日記「かあちゃん嬉しいな」で書いたその人への重要事項の説明がさっきあった。男性一人だけ来たけど、事務員さんは?って聞かれた。我が社のリピーターだから以前からの様子が良く分かっている人だ。私の奥さんだったけどね、亡くなってしまってねって答えた。
説明を終え、帰って行く時、その後ろ姿に心の中でつぶやいた。私も、大恋愛だった。彼女の父は最初私たちの結婚に反対だった。でも何とか許してもらった。そのように私たちの結婚への道は平坦ではなかった。だから結ばれたら、幸せになりたかった。そして結ばれて妻を大切にしたと思っていた。でもね、亡くなってしまった今反省することが多い。もう少しああしてやればよかった。もう少しこうすればよかったなと後悔ばかりだ。そう思っても、反省しても私にはもう遅いんだよね。でもまだ愛してる。・・・あなたも奥さんのこと、大切にしてあげてね。
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ボウリング
2020年06月25日
多い方ではないが、私にもそれ並みに友達がいる。男性もいれば女性もいる。もちろん男性の友達も会えば嬉しいし、楽しくもある。女性の友達は話してもくれるし、好きなのは私の話をよく聞いてくれるところだ。昨日、月末の支払いで、いつもの所を訪れた。20歳年下の女性の友達はそこに勤務している。手短に近況報告をし合った。そして彼女「これからボウリング?」 いや、墓に行って花を活け替える。
花屋さんに行って、私が気に入っているいつもの若い女性店員さんといつものように軽い話をする。妻が私によく言っていた。あなた女の人が好きなんだねって。そうかもしれないね。でも話が好きなだけなんだ。女性はよくオレの話を聞いてくれるから。やきもち気味の妻にそう答えてた。
また来たよ。今日は二度目だねって花を活け替えた。墓石もきれいにした。しばし会話を楽しんだ。明日また来るねって帰ろうとした時、これからボウリングって言った彼女の言葉を思い出した。「かあちゃん、オレこれからボウリングに行くね」
新型コロナウイルスの影響で久し振りの宍道湖ボウルだ。3ヶ月振りだ。うまく投げれるかなと心配だったけど、2投目から立ち位置をアジャストして1ゲーム目に232点。4ゲーム中、200点越えは3ゲーム。練習は間を置いた方がいいかも。しかし、マスクしてのボウリングは暑い。

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かあちゃん嬉しいな
2020年06月22日
先日、若い男女の来店があった。話を聞くうちに驚いたことがある。いずれの若者も以前私たちがアパートを紹介した人らしい。知らない者同士のその二人がどこかで出会って恋をした。そしてこれから結ばれる。
その二人が一緒に住む新居を決めてくれた。再び私の紹介で新居が決まった。こんな偶然ってあるのだろうか。私が係わった 者同士が結ばれる。こんな偶然って本当にあるのだろうか。嬉しかった。とても嬉しかった。不動産業冥利につきるとはこんなことを言うのだろうか。夕方帰宅して、一番で仏壇の妻に報告した。




