暑い朝

2026年07月16日

 この頃、異常なほどに暑い。夜中中、エアコンの中で寝たのに暑くて早くに目が覚めた。しょうがないから早めの出勤をすることにした。リュックの一方のショルダーストラップを肩にひっかけて玄関を出た。そこに小学生の登校班が集まりかけていた。その中の一人の男の子に手のひらタッチをした。

 

 妻の一周忌の法要を終えたその日の日曜日の夜、自治会の新役員の集まりがあった。集会所の座敷で、赤ちゃんを抱っこした若いお母さんが私の隣に座った。初めて見る顔だったが、何ヶ月って聞いてみた。5ヶ月だったその子に、私は手を差し出してみた。そしたらどうだ、私に抱っこされにやって来た。おっ、と言って驚いた母の顔。人見知りする子だったのだろう。

 

 二人の娘もまだ家に一緒に暮らしていた。だけど、妻のいない我が家は寂しかった。ましてや、その法要の日の寂しさは重石のように私の心に大きくのしかかっていた。でも、あの赤ちゃんを抱っこした時、心が少し安らかになった気がした。以来、朝会うたびにあの子と手のひらタッチをしている。早いものでもうあの子も1年生だ。

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