ふたり目は女の子

2026年02月23日

 泣いたあとはよく眠れる。涙を流すことで、副交感神経が優位となり、不安や緊張が緩和されるらしい。特に心を安らかにしてくれるのは「共感して流す涙」だそうである。昨夜久し振りに熟睡できたので、どうしてかと今朝の事務所のネットで調べてみた。

 

 昨夕、ラインの着信音がした。長女からのものだった。開いてみると、写真があって、「生まれました」とあった。予定日より少し早かったので、もしや、と言う気持ちはなかったが、二番目の赤ちゃんが生まれたんだ、そうかと悟った。どう答えようかと思案したが名案が浮かばず、とりあえず、おめでとうと返しておいた。

 

 シャワーを浴びてリビングのテーブルに着いた。冷蔵庫から缶ビールを取り出し、妻の遺影と乾杯した。ふたり目が生まれたよ。長女がふたり目の孫を生んだよ。女の子だよ。そう言って乾杯した。そしてラインを打った。今なぎさと乾杯したよ。ふたり目の孫が生まれたよ。女の子だよって、乾杯したよ。と言って。

 

 すぐに既読の文字が点灯した。既読の文字を眺めているといろいろなことが頭を巡って行った。いろいろな思いが心を駆け抜けていった。そして、最初の涙がテーブルの上にポトリと落ちた。涙は泉のように溢れてきた。いつまでもいつまでも溢れてきて顔がぐちゃぐちゃになりそうだった。どうしてこうも泣けるんだろう。

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