店主日記
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泪割り
2021年12月03日
「すぐ死ぬんだから」を読み終えた。この小説の最後のあたりに、仙台ではお酒の飲み方に「泪割り」って言うのがあるらしいことが書いてある。ワサビを入れたハイボールらしい。仙台の国分町のママが、惚れた客に泣きながら作ったとか。泪割り、ネットで調べてみたら出て来やしない。だけど、この小説を読んで、試しに作って飲んでみた人があるらしいことは分かった。美味いとは思えないけどな。
今日は、今だけかもしれないけど、妙な天気だ。降ったと思ったら晴れてきた。晴れたと思ったら降ってきた。何とか心と何とかの空だ。まるで、すぐ死ぬんだからの主人公、忍ハナの心のような。でも、彼女のように生きたいな。
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徒然に
2021年12月01日
今日から師走。と言っても今日は定休日。9時になってもまだ布団の中。もうちょっとと思っていたら転送の携帯が2連発。朝ごはんも食べずに出勤した。なぜ、定休日はこうなんだろう。用事片付けて出雲市へ。息子に会いに定休日には必ず出雲市だ。
男やもめにウジが湧くって言うけど本当だなって思う。昼過ぎに帰って来て3週間ぶりに掃除機かけた。昼間には家にいないから気が付かないけれど、こうして明るい時に見る我が家は埃だらけ。仏壇もきれいにしておいた。
今日はメールがよく届く。振込完了とか、何とか様がお待ちだとか、私とラインしませんかだとか。そんな日がたまにある。何とかしてお金儲けって考えてのことだろうがうっとおしい。人の風上にも置けない連中だ。人として、恥ずかしくないのかな?・・・え、どうなの。
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すぐ死ぬんだからⅢ
2021年11月29日
死んだハナの夫に隠し子がいた。物語は意外な方向へと進んでいく。死んでからでも、そんなことが分かると辛いだろうな。だけどふんぎりは付くよな。もう、悲しまなくてもいいんだものな。そんな心持の中、ハナは悟る。偽善者で居続けるなら、その人は善者である、と。ばあさんだけど、若く繕っているのが本当の私なんだ、と。
昨日の風呂上り、と言ってもシャワーだけだけれど久し振りに体重を計ってみた。え、嘘。52キロを超えている。50キロ前後をうろうろしていた私なのに。たくさん食べたわけじゃないのに。・・・よく眠れるのと、手の二の腕や足の太ももに筋肉が付いたからだろうか。・・・そうなんだ、体は、いくつになっても若返るんだ。
妻がが亡くなったショックですっかりやつれ切った体がもとに帰りつつある。永かった。3年半余りも経ってやっと。若い、二人の新しい友達ができたからかもしれない。
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すぐ死ぬんだからⅡ
2021年11月27日
合間に少しずつ読み進める文庫本。「すぐ死ぬんだから」の主人公、ハナの主人が亡くなった。倒れてから意識も回復せぬままその日の内に。半年前なら、もうこの本は読まないって捨ててしまったかもしれない。妻のあの日が蘇るから。だが今は違う。最後まで読み切るつもりだ。妻が、強く生きようねって言ってるのが聞こえてるから。
この頃、体力作りに気を使っている。それこそ合間に、木刀の素振り、スクワット、反復横跳び、そして最近四股を取り入れた。ちょっとした合間に少しずつ実行している。足の太ももに付いた筋肉。逆三角形の上半身。鏡を見ては、やはり私はナルシスト。
顔を除く見た感じ、若者には負けたくない。心の若さでも、若者には負けたくない。そして介護なんぞで娘達には迷惑かけたくない。どうせいつかは死ぬんだから、死ぬまでは凛として動いていたい。死ぬまでは、いつも青春していたい。いつも誰かに恋していたい。
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人っていいな
2021年11月26日
昨日の店主日記、その読者。そして事務所前を通り過ぎる人の反応が強い。車がないねって。みんなが寂しいと言ってくれる。それだけあの黄緑色の車がある事務所前の風景はインパクトがあったのだろうか。でも、決断したんだから・・・
先日の寒波の時の強風でまた松葉が散乱した。事務所前と交差点わきの歩道だけはきれいにしておきたい。取り掛かること1時間30分。なんとか片付いた。駐車場は後日にしよう。歩道を掃き清めていると、通りすがりの人が挨拶してくれる。人っていいな。店主日記付けながら、茶臼山の頂を見てしまう。かあちゃん、見てるかい。
写真は、私のパソコンデスクから見える風景。私はあの山の麓に住んでいる。