店主日記
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アカトンボ
2026年07月22日
昨夜寒くなって、エアコン切って寝た。そしたら今朝暑くって早くに目覚めた。しょうがないから起きて掃除機かけて息子のいる出雲市に向かって車を走らせた。面会が終わったら三瓶山に行こう、そう決めた。少しは涼しいだろう。
大田市のコンビニでお昼にと、「お~いお茶」とおにぎり一つ買った。西の原に着いておにぎりを頬張った。旨いなと思った。数匹のアカトンボが飛んでいた。暑い時は山に行き、涼しくなった盆あたりに平地に降りてくる。そんな話を聞いたことがある。盆あたりに平地に降りてきたアカトンボを、私の田舎では盆トンボと言っていた。すーいすい、と、水に泳ぐミズスマシのように空を飛んでいた。すーいと行ったかと思うと反転して帰って来た。そして目の前でぴたりと止まって見せた。と思ったらまたどこかへ飛んで行った。可愛いなと思った。懐かしいな、とも思った。子供の頃の我が家の庭を思い出した。
ところで、伊藤園の「お~いお茶」だ。大谷翔平の絵が描いてあって、「HR no20 2025.5.27 vsカーディアンズ」と書いてあった。ひょっとして、これプレミアム商品なのかもしれないね。この入れ物、大切に保管しておく。
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え、花が活けてある。
2026年07月21日
今日の一日も妻の墓参から始まった。公園墓地の駐車場に車を停め、まず、水場に向かった。水の入った手桶を左手に持ち、右手に蝋燭や線香が入った墓参セットを持って妻の墓石に向かって歩いた。近づくと、おや、と思った。この頃活けなくなった花が活けてある。
誰が活けてくれたのだろう。誰が妻のお墓に参ってくれたのだろう。思案を巡らした。だが分からない。誰なんだろう。車に乗って事務所に向かった。事務所に着いてもまだ分からない。そしてパソコンのスイッチを入れてインスタントコーヒーを飲み始めた。あ、ひょっとして。多分あの人だ。先日の「あじさいの会」、昼食会場まで車に乗せたあの人だ。車の中で、妻の墓所を聞かれたので教えたんだ。大庭町の公園墓地にあるんだよって教えたんだ。墓地の入り口を入って公園事務所を過ぎてすぐの左手の下から2段目の場所にあるんだよって教えたんだ。○○さん、ありがとう。久し振りに会えて妻も嬉しかっただろうし、喜んだだろう。ありがとうね。
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セミが鳴かないね
2026年07月19日
毎週、木曜日の午前中に来てくれる移動販売のパン屋さんから買ったパンをコーヒーと一緒にお昼ご飯にしている。そのパンをかじりながらパソコンの画面を見ていた。去年の今頃は何を書いていたのだろう、と。7月10日の店主日記を見てみた。ニイニイゼミの初音を聞いたとあった。今年はもう19日。10日も過ぎたのに、まだセミの声は聞こえない。
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無性に書きたくなって
2026年07月18日
妻と私は、私が35歳の時に出会った。その時妻は25歳。出会ってからしばらくして、松江城でみんなで一緒に写した写真と手紙が妻から届いた。その手紙には、付き合ってほしい、そう書いてあった。私にも過去があった。女性と付き合う気持ちなど、その時にはさらさら無かった。
昨日、自閉症児、者を持つ親の会「あじさいの会」があった。会が終わって、女性7人と私とで食事会をした。妻の話になった。ある人が言った。最初は断られたけどねって、そう奥さんが言ってたよ、と。そんなこと言ったんだな、と思った。最初から相思相愛だったんだよって、そう言っとけばよかったのに。
夜、一人で焼酎のお湯割りを飲んでいた。そしてお昼の話を思い出した。記憶は、あの出会いの日に遡った。あの時届いた手紙に、手紙で返事を送った。私は、女性と付き合う気はないんだって、そう書いて送った。私の過去のこともみんな書いて送った。返事の、あの手紙の文面を思い出していたら涙がぽろぽろこぼれて来た。なぎさ、あの時はごめんな。馬鹿な私が悔しかった。
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暑い朝
2026年07月16日
この頃、異常なほどに暑い。夜中中、エアコンの中で寝たのに暑くて早くに目が覚めた。しょうがないから早めの出勤をすることにした。リュックの一方のショルダーストラップを肩にひっかけて玄関を出た。そこに小学生の登校班が集まりかけていた。その中の一人の男の子に手のひらタッチをした。
妻の一周忌の法要を終えたその日の日曜日の夜、自治会の新役員の集まりがあった。集会所の座敷で、赤ちゃんを抱っこした若いお母さんが私の隣に座った。初めて見る顔だったが、何ヶ月って聞いてみた。5ヶ月だったその子に、私は手を差し出してみた。そしたらどうだ、私に抱っこされにやって来た。おっ、と言って驚いた母の顔。人見知りする子だったのだろう。
二人の娘もまだ家に一緒に暮らしていた。だけど、妻のいない我が家は寂しかった。ましてや、その法要の日の寂しさは重石のように私の心に大きくのしかかっていた。でも、あの赤ちゃんを抱っこした時、心が少し安らかになった気がした。以来、朝会うたびにあの子と手のひらタッチをしている。早いものでもうあの子も1年生だ。




