店主日記

  • 秋の菜菜御膳 2025年11月02日

     10時半、兵庫県の但馬から、妻の妹夫婦と弟が3人でやって来た。事務所で少し話してから、墓参に向かった。7回忌から初めてだから、1年半ぶりに会うことになる。皆が少しずつ歳を取り、それなりの見栄えになってきた。

     

    御膳 墓参を終えてから、宍道湖を眺めながら食事ができる、「ふじな亭」に行った。秋の菜菜御膳を4人前、注文した。話は、妻の思い出話に移っていく。生活様式が、妻の実家風に変わっていったこととか、歌手は誰と誰が好きだったとか、そうそう、と私たちの接点は多かった。

     

     食事終えて、山陰合同銀行の屋上展望室に向かった。東側の街の風景を眺め、そして宍道湖が一面に広がる西側のフロアに移った。太陽が宍道湖を照らし、浮かぶ雲の形がそのままそこだけ、湖面のまぶしさを和らげていた。こんな風景も面白いと思った。感動する、義弟の顔を見るのが嬉しかった。

     

     今、たまたまNHKの朝の連続ドラマで、「ばけばけ」の放送をしている。そのせいか、いつもは見ない来客の姿が多かった。昨日も冷たい雨だった。今日は風は強かったが晴れて暖かだった。運が良かったのだろうか、それとも妻のおかげだろうか。なぎさ、有難うな。

  • 東京ららばい 2025年11月01日

     明日は妻の妹弟夫婦二組が墓参にやって来る。先ほど、雨の合間を縫ってお墓に花を生けてきた。なぎさ、久し振りに君の妹と弟に会えるよ。楽しみだね、と言って生けてきた。ついでに、先日きれいにした墓石周辺の草をよりきれいに刈ってきた。

     

    新聞 昨日は寒かった。事務所のエアコンが朝から閉店まで作動した。今日は昼から消した。一人の事務所は色々なことが頭に浮かぶ。考えればよく働いた。15歳の年から働いて1年ほどのブランクがあって、また働いた。60年間働きづめだ。じっと手を見る。「楽になったかい。いや、しんどいよ。夢は?。先は暗いね」。

     

     数年前から、家賃保証、というアパート入居の仕組みができた。その審査は甘くない。高齢者や、障がいのある人、生活弱者の方々の入居が難しくなった。先日の松江市議会議員さんとの話の中で、ある人とラインの交換をすることにした。そしたら写真の資料を送ってくれた。

  • 玄関マット 2025年10月30日

     昨日は、出雲市に入院中の息子を見舞った。相変わらず、ベッドに身体拘束されていた。帰り、佐田町を通って掛合町に出て、国道54号線を北上して、宍道湖に出たら湖北線で帰ることにした。ずいぶん遠回りして帰ったことになる。

     

     車中、いろいろな思いが頭を巡っていった。早く逝ってしまった妻の事。入院中の不自由な生活の息子の事。どうしてこうも俺の運命はこんなにも苦しいのだろう。車のハンドルを握りながらそんな沈んだ気持ちになっていた。そして夜、夢を見た。気持ちの晴れない夢を見た。

     

     今朝は玄関の「定休日」の張り紙を剝がそうと早く出勤した。ついでに玄関周りをきれいにしようと思った。脚立に乗って、高いガラス戸もきれいにした。最後に玄関マットを洗った。開業時、妻と一緒に買ってきた茶色い玄関マット、今は色あせて黒くなっている。これも妻との思い出、大切にする。そう誓った瞬間、「人生、苦しいから生き甲斐があるんじゃあ」。妻が言ったのだろうか、私が思ったのだろうか。そうだななぎさ、頑張るよ。しっかり生きていくよ。

  • 木の葉 2025年10月28日

    ケヤキの葉 今朝もよく寝た。疲れている。急に下がった気温の変化にまだ体がついていけていないのかもしれない。出勤の準備が遅くなった。昨日の昼間に事務所の玄関前に散乱した木の葉が気になって、直接出勤することにした。街路樹のケヤキの葉と、裏にある小さな薮のツタの葉で、事務所前のアスファルトは埋もれていた。

     

     30分かけてきれいに掃き清めた。ツタの葉は、でかくて恨めしい。すぐに塵取りを満タンにしてしまう。ケヤキの葉は愛おしい。「良い響きの名前だね」と言って、開業時に妻がこの木の名を事業所名に付けた。近くの、小さかったケヤキの木は、今は大きくなって、我が社を見守っていてくれる。

     

     10時半に来客予定がある。対応が終わったらお墓に行くよ。周辺の草を刈ろうと思っている。墓石も磨いてあげよう。その後、きれいになったら二人で、楽しい話をしような。だから待っててな。

  • 男の意地 2025年10月27日

    落ち葉 昨夜は雨が降ったようだ。車のウインドーガラスが水滴をためていた。天気は回復するかのように見えていたが、出勤したら雨粒が落ちてきた。路上の水溜りに、事務所の近くにあるケヤキの葉が落ちていいた。それを見ると、秋の深まりを感じてもの寂しくなってしまった。

     

     先週の後半から、公私に及んで忙しかった。疲れたのだろう、朝7時にセットして鳴った目覚し時計を30分後にセットしなおした。こんな時間になお眠れるはずないだろうと思いながらそうした。ところがその30分をぐっすりと眠ってしまった。

     

     おかげで、今朝のインスタントコーヒーは旨かった。立て続けに2杯飲んでしまった。さあ、今日から、先週からできなかった仕事を頑張らなくちゃあ。こんな高齢者になってもまだまだ働く。命尽きるまで働いて見せる。男の意地を見せてくれる。

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