店主日記
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読者欄への投稿
2026年05月20日
昨日、急に新聞の読者欄に投稿したくなった。もう一度妻を登場させたくなった。15分で書き上げて新聞社にファックスで送った。それを応接の丸テーブルに置いて帰った。そして今朝、読み直してみた。完璧だ。文字数も400字ピッタリ。でも、非現実的な私の心模様のみを書いたものだから、ボツだろうな。
11時で仕事が片付いた。中海一周のドライブに出かけることにした。ひとりドライは、もの思う。投稿文を反芻していた。主人公はもちろん妻だけど、母も登場させた。そしたら、二人との別れの悲しさがプラスになって、しんみりとしてしまった。
腹減ったなあ、何か食いたいなあ。あ、コンビニがあった。コーヒーはもう飲み過ぎた。「お~いお茶」を手に取った。「シーチキンマヨネーズ」と書いたおにぎりを一つ買った。車で走りながら食べるおにぎりは美味しい。さて、今晩は何ごちそうして食べようか。
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アマリリス
2026年05月20日
今日は水曜日で定休日、だが片付けなきゃあいけない仕事があるので出勤してきた。でもやっぱり定休日、心はあくまでも定休日なのである。そんな今朝、事務所前の鉢植えのアマリリスがほぼ咲いた。今年も咲いてくれた。愛おしいアマリリスだ。
このアマリリス、あるお客さんが昔私が勤めていた職場に持って来たらしい。女の子たちが、面倒見れないからと言って、私のところにこの子の面倒を依頼してきた。私に頼めば何とかなると思ったのだろうか。従って、このアマリリスに出会ったのは、30年も前のことだ。直径10センチほどの鉢に植えてあった。最初、職場に置いていたのだが日当たりの関係から、我が家に持ち帰ってベランダで育てていた。不動産業を開業することになり、事務所を賃貸した時からここへ持ってきた。22年も前のことだ。以来、社員のように接している。いや、社長なのかもしれないね。今30センチの鉢に鎮座していらっしゃる。
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紺色のTシャツ
2026年05月19日
昨夜、寝ぼけ眼でセットしたせいか、今朝の目覚まし時計が1時間遅れの8時半に鳴った。慌てて服に着替えて事務所直行。何とか9時に間に合わせて電気付けてのぼり旗立てて妻の待つお墓に向かった。
それにしても暑い。午前中から路上に設置された温度計は30度を指していた。事務所は、昨日出した扇風機のスイッチを入れた。シャツを脱いでTシャツ一枚になった。よおし、これで何とか過ごせそう。でもまだ、仕事する気にはならないな、体がだるすぎる。
洋服ダンスの引出から、何となく取り出して着たこのTシャツ、なぎさ、空の上から見えるかい。君と二人で買いに行ったあの紺色のTシャツだよ。俺が好んで着た、君が似合うと言ったあの紺色のTシャツだよ。よくこれ着てみんなでキャンプに行ったよね。
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握手しような
2026年05月15日
今日も早く目覚めた。先日の水曜日に作って昨夜も食べた今季最後のおでんをタッパーに詰めた。墓参終わって事務所に着いたのが8時。物価高で不景気なこの頃、家にいるより仕事場の方が落ち着く。朝ごはんに、冷えたおでんにからしを塗って食べた。

一通り掃除終わって歩道の植え込みのツツジに目が向いた。既に花は終わって雨に打ち付けられたその姿は茶色になって自らの葉っぱにへばりつく格好になっている。それだけ見れば、「花の命は短くて・・・」と思ってしまう。でも葉っぱは、緑が増して力強くなっている。
先日、身体に障害を持つ人を別々にだが偶然に二人続けて賃貸物件の案内をした。内一人の人に、私の息子の話をしたくなってそうした。今度見舞いに行ったら、私の代わりに握手してあげてねと、勇気づけられた。その時の、にっこり笑った明るい笑顔が忘れられない。息子よ、今度行ったら握手しような。
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遠回りして帰ろ
2026年05月13日
出雲市の、こころの医療センターに入院する息子を見舞った。病院を後にして道の駅「キララ多伎」に行った。そこから海岸通りを出雲大社方面に向かった。天気が良いからだろう、走りながら見渡す渚の風景が美しかった。渚って、妻の名前のなぎさのルーツなんだろうな、などと思ってみたりもした。
出雲大社が近づいたので、稲佐の浜に向かうことにした。ここは国譲り神話の舞台であり、毎年旧暦の10月に全国の神々を迎える神迎え神事の場所でもある。今日も観光客が、波打ち際で海に戯れていた。そうだよななぎさ、俺たちは出雲大社で出会ったんだよな。あの日も今日のように天気が良かった。

私がドライブ好きなのは、若い頃からそうだったということもあるが、今はもの思うことができるからかもしれない。ひとりだけの車内、流れゆく風景、心地良いエンジン音。そこには現実はない。楽しかった昔の暮らしが次から次へと思いだされてくる。まだ小さい頃の子供たちがはしゃぎまわって楽しそうだ。それを見守る妻の笑顔。だから・・・遠回りして帰ろ。




