店主日記
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土曜日の午後
2025年10月04日
この2~3日、なにやかにやと忙しかった。今朝も朝一番で安来市に向かった。道の駅「あらえっさ」でお客様と待ち合わせてアパートの重要事項の説明を終えた。昼過ぎに帰ってきて、昼ご飯に菓子パンを一個、やっとの思いで飲み込んだ。そしたら疲れがどっと出てきて。そんなわけで午後は仕事が手につかない。かといって事務所を閉めるわけにもいかないのでパソコンでユーチューブを見ることにした。いろいろな歌がパソコンを巡っていった。何人かがカバーした「涙そうそう」を聴いた。何回も何回も繰り返し聴いた。良くできた歌詞だなあ、そう思ったら昨日の宍道湖のような心になって、涙がこぼれた。今日は早めに帰ろ。
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ロマンチックですね
2025年10月03日
昨日は忙しかった。午前中は9時から3件のアパート案内。それに伴う事務処理。午後一番で県の合同庁舎に行って宅建業法によるある届け出をした。その後、来客多数。夕方早めに帰宅して、冷蔵庫と冷凍庫にあったもので夕食。焼酎のお湯割りがおいしかったこと。
今朝起きて気だるかった。昨日の疲れだと思った。出勤しても、その気だるさで何もする気が起きない。ならじっとしていればいいものを、こんな気分の時に限ってうろうろする。金網の中の熊さんみたいに。やることがあるのにする気が起きない。先日の若い女性のお客さんだ。ひょんなことから、「私のお母さん、姉さん女房なんだよ」と。そしたら私も言いたくなった。僕の女房は10歳下だったんだよ。「え、どうして知り合ったの」。「え、そうなんですか、ロマンチックですね出会いも、それに文通なんて。鳥取でのデートも」
写真は美保関の青石畳通りから見た風景、美保湾の堤防の向こうに薄っすらと大山が。美保関の風景に、なぜか私は懐かしさを感じてしまう。
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またあ~
2025年10月01日
涼しくなったからさ、久しぶりに美保関に行ってみようよ。美穂神社に参拝して、と言っても俺信心無いから手は合わせないよ。願い事はしないよ。でも、お賽銭は入れる。いいもの見せてくれてありがとうって言って。写真写させてくれてありがとうって言って。

ほら、青石畳通りだよ。あ、「ばけばけ」のぼり旗が立っている。本当に久しぶりだね、こうやって一緒に歩くのは。そう言えば、今まで俺たち、人前で手をつないだことなかったね。だからさ、今日は手をつないで歩こうよ。え、恥ずかしいって、またあ~。
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コスモス
2025年09月27日
昨日の午前中にふたつのアパート物件の資料の取材に行った。それを今朝の午前中に処理してネットにアップした。バインダーに張り付けた方眼紙に起こした間取り図をパソコンでネット用に仕上げた。写真をパソコンに移し替えて加工する。と言っても水平を出したり、明るさの調節ぐらいで色形を変えるものではない。、ネットにアップし終えたら疲れた。
来週の月曜日、今のウインドーズ10仕様の2台のパソコンを新品に替える。なので現在のパソコンの必要データをUSBメモリーに保存の作業をしていた。それぞれの内容の確認している時、ある写真を見つけた。三瓶フラワーバレーのコスモスが写っていた。そしてこれを写した瞬間を思い出した。ひとりぼっちになった秋の日、息子を見舞った後だったのだろう、三瓶山に向かった。恐らくいつものコースを、妻を思い出して涙を流しながら車で走っていたと思う。三瓶フラワーバレーに行った。まだ早いがコスモスがちらほらと咲いていた。晴れた空の雲の白さを利用して一眼レフのシャッターボタンを押した。今見ても、いい写真だと思う。
そんな作業の時、ある用事で知り合いの女性がやって来た。余談だが、私の店主日記を読んだと言ってこんなことを言ってくれた。悲しむのもいいけれど、もっと元気出しなよって。そして、あなたも苦労して生きてきたんだねって。そう、どこの馬の骨か分からない私と一緒になってくれた社長令嬢、過ぎた女房だった。そして心優しい妻だった。だから余計に忘れられなくって。心の中でそうつぶやいた。
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雨の朝
2025年09月26日
この頃、ある人に一週間に一度、1日2時間程度、仕事を手伝ってもらっている。私の孫と言っていいぐらいの年齢の女性だ。妻のだったパソコンデスクでパソコン操作をしてもらっている。向かいに座って話しかけると、ぱちりと大きな瞳を開いて明るく答えてくれる。怖気る気配もなく、頼もしいなと感じている。
昨夜寒くて夜中に目が覚めた。夏蒲団の上に毛布を掛けたら再び眠れた。そして夢を見た。カメラに電池入れて、ストロボ付けて、現場写真撮影。方眼紙に間取の製図。帰ったらそれはまずは置いといて契約書の作成。今日中に仕上げなきゃあ。そんな長い長い息苦しい夢を見た。
暗いうちに目覚めた。締め切ったガラス戸の向こうに強い雨音がした。夢の気怠さに起き上った。パンで朝食を摂っていると、雨は小降りになった。そして夜が明けた。こんな天気の日は妻が恋しくなる。会いたいなと思ってしまう。ひとりぼっちの寂しさに心が震える。
今、物件取材から帰ってきた。雨上がりに陽が射すと湿気が増す。締め切った部屋での写真撮影。間取の製図。事務所のバックヤードで濡れタオルで汗にまみれた体を拭いた。エアコンの冷たい風の心地良さ。孫たちの、子供たちの、空の上から見守ってくれてる妻のために、自身のためにも頑張らなくちゃあ、と心に誓う。




