店主日記
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放浪癖
2026年01月19日
何の仕事でもそうだろうけど、忙しい時に限ってまた忙しくなるものらしい。今朝事務所を8時に出発して、8時50分に現場に到着、アパートの鍵渡しを終えた。帰りの途中、銀行に寄ってある会社に送金して帰店したのが10時30分。やっと終わった。このところの忙しさが。
そして緊張の糸を切らした私の心は、ふわりと空中に舞った。こうなるといけない。もう誰にも止められない私の放浪癖の目覚めなのである。例えば夜間高校生のある日の土曜日、授業が終わると、僅かばかりの小銭をポケットに突っ込んで自転車で鳥取目指して走り出した。そんな小事よりも私の人生そのものが放浪なのかもしれない。
今日は道の駅「本庄」に行きたかった。市場を散策するのが趣味な私は、よくここを訪れる。そして地元で採れた野菜や果物を買うのが好きなのだ。今日は、夜の酒のつまみに銀杏と、果物の金柑を買った。金柑をひとつ頬張って再び車は走り出した。
さあ、どこを走って帰ろうか。中海を走って大根島に入った。境港市から米子市に出て、安来市の道の駅「あらエッサ」に寄って自販機で缶コーヒーを買って国道9号線を帰路に着いた。僅かばかりの時間だったが、我が放浪癖は満足げだった事に違いない。
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嬉しかったから
2026年01月15日
昨夕、早い時間に風呂上がりのビールを飲んだ。さすがに二日連続の長距離ドライブで疲れたのだろう。夜はごちそう作ろうと思っていたのにその気力が湧かず、餅3個を食べた。醤油味の澄まし汁に別の鍋で煮た餅を入れ、その上に海苔を乗せる。わが故郷仁多の雑煮、うっぷりなのである。(うっぷり、検索できるのかもしれない)
疲れたのに、心地良かった。久し振りに、甘酸っぱい初恋のような気持になった。大田市五十猛町のグロを見に行って良かったと思った。グロの近くの小高い所にある神社で妻と再会できた。10年ほど前の、あの時のあの笑顔がそのままだったから、嬉しかった。
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連休二日目
2026年01月14日
昨夜テレビが言った。五十猛にグロができて明後日壊されると。じゃあ明日行こうと、そう思った。鳥取の倉吉は今度にしよう、グロが見たい。いつだったか妻と二人で見に行ったグロが見たい。妻の面影と出会いたい、そう思った。五十猛は昨日のキララ多伎からほんの少し、足を延ばした所。思い出した。グロのある港に行く道もあの時のまま。あの時のようにグロは筵の隙間から煙を上していた。グロの中でもちを焼いて食べたら無病息災とか。
グロを眺める後ろののり面の上に神社がある。あ、神社だわって、妻が見つけた。坂道を登って、信心のない私を残して妻は拝殿に向かった。賽銭を入れ、なにやらお願いをしているみたい。そして振り向いて、にっこり笑って私を見た。
なぎさ、有難う。君の面影と出会えたよ。でもな、本当は、本当はいつもこう思っているんだよ。もう一度、会いたいな。もう一度、一緒に暮らしたいな、と。・・・帰りの100キロ、車の中で泣いちゃった。涙がぽたりぽたりと落ちた。でも今年の泣き初めで泣き収めだからね。
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1月月一連休初日(13日火)
2026年01月14日
年末の26日、私にとっては高額な、そしてまとまった現金を財布に入れた。27日、二人の娘と孫一人を米子空港に迎えた。28日から正月2日まで、精いっぱいもてなした。そして3日から働いた。3連休も休まずに働いた。正月のお金に多少の残りがあった。この2連休、私を労わってやろうと思った。初日、息子を見舞った後、出雲市の道の駅「キララ多伎」に行った。たまにはいいだろうこんな贅沢も、そう思って2300円の海鮮丼をいただいた。
日本海は強い風が吹き荒れて波を白く泡立てていた。今日は西にやってきた。明日は東に行ってみよう。そうだな、鳥取県の倉吉市の白壁土蔵群でも散策してみるか。そう心に決めた。
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心安らかな朝
2026年01月10日
1枚の食パンを、サンドイッチ用にスライスして2枚にした。ゆで卵を作って、エッグスライサーでスライスして、からしマヨネーズを塗ったサンドイッチパンに乗せた。その上に、冷蔵庫にあったトマトをスライスして乗っけて、あともう一枚のパンで挟んで卵サンドイッチの出来上がり。
荒れる3連休だとニュースは言う。風はあるものの、暖かい陽が差している。ガラス戸越しに、朝日を背中に浴びてインスタントコーヒーと昨夜作ったサンドイッチを食べた。なんて気持ちのいい朝なんだろう。こんな朝は何もしたくない。この気持ちを楽しみたい。
ふと横を向くと、招き猫の置物が朝日を浴びて光っていた。いつの日だったか、妻と二人で岡山県の最上稲荷へ行ったとき買ったものだ。これが貯金箱になっている。ポケットの小銭入れを見たら、50円玉と、5円玉が一つずつ。その貯金箱に、そっと入れた。妻との絆が、また一つ、強くなった気がした。




