店主日記

  • 愛燦燦 2026年04月15日

     昨夜も、7時半になって炬燵(そう、昭和の真っ只中人間だから炬燵が大好きなのだ)に入って焼酎のお湯割りを頂いていた。至福の時間なのである。そうだ、NHKテレビの歌番組が始まる。チャンネルを替えた。小椋佳さんが「愛燦燦」を歌い始めた。

     

     もちろん、美空ひばりさんが歌うこの歌も好きでよく聴く。だが、私は小椋佳さんが歌うこの歌によりひかれる。彼は私より6歳年上、人生経験も私より深い。そして同じ男性であること、思いは私と重なるのかもしれない。偽りのない声、ああいいな。

     

     そして今朝、定休日だけれどアパートの鍵渡しがあったので出勤してきた。10時半に終わって、いつものコースで中海半周のドライブに出かけた。米子市から境港市に入ったところで自家用車のタイヤが「ゲゲゲの鬼太郎」のテーマソングを奏でた。大雨なのによく聴こえる。雨の日の方がよく聴こえる。しっかりとしたメロディーとなって。

     

     そして曲は終わってタイヤは雨を轢く音のみに変わった。そして思った。これから帰って、店主日記に愛燦燦を書こう。しばらくの後、パソコンデスクに座っていた。そして考えた。どう書こう。いや書けない。優しい歌詞なのだが、書けない。まだ私には人生が分からないのかもしれない。

  • 今年も咲いたよ 2026年04月12日

    tutuzi 事務所玄関のガラス戸越しに見えるツツジの木、なぎさ、今年も咲いたよ。22年前、ここの事務所開いたよね。最初の年は、年中休みなしに働いた。5月の連休も出てきて事務所を開けた。満開のツツジの花が綺麗だったことを覚えている。

     

     それにしても、懸命だったな。物件ポスター作って玄関のガラス戸に張り付けたよな。家のことはみんななぎさに任せてね。でも今になったら思う。すまなかったねって。苦労かけたねって、そう思う。もう遅いけど、ごめんななぎさ。

     

     でも俺たちいつも一緒だったじゃない。朝も昼も夜も、ずうっと一緒だったじゃない。だから昨夜も思い出をたどってみた。もちろん家での記憶が多かった。でも、事務所のことも随分と思いだす。そして今朝起きて、事務所に着いて思った。今、不景気だけど、仕事も難しくなったけど、俺頑張るわ。なぎさの思い出、大切に生きて行く。

  • 愚痴ってもいいかい 2026年04月10日

     なぎさ、少し愚痴ってもいいかい。俺さ、もう無理だよ。仕事するのも、1週おきに出雲市の息子に会いに行くのも、生きて行くこと自体、もう無理だよ。ひとりぼっちじゃあしんどいよ。もういいよ、なあ、なぎさ。だから会いたいよ。顔が見たいんだよ。もう一度一緒に暮らそうよ。

     

     先日さ、仕事から帰ってシャワーを終えていつものようにビールを飲んだ。そしたらさ、ビールがぬるいんだよ。冷えていないんだよ。なんでって、冷蔵庫点検したら壊れてた。明けの日、新しい冷蔵庫を買った。4日ほど待ったら届いた。そして、壊れた冷蔵庫は消えた。寂しかったな。またなぎさとの暮らしの匂いがひとつ減った。そう思ったら悲しかった。

     

     スポーツ用品専門店のアルペンがまだ松江市にあった10数年前、俺のヤッケそこで買ったよね。その前に田和山のスポーツ店でリュックサックふたりで一緒に買ったよね。この二つセットで今通勤している。見覚えのあるものだから、なぎさが空の上から見つけやすいかなとそう思って、まだまだ着続ける。

     

     毎朝の墓参ね、なぎさの墓石の前にしゃがむと、在りし日のなぎさが墓石に見えてくる。新婚旅行の沖縄の海に浮かぶなぎさの笑顔。末娘の自転車の練習にキャッキャと笑いながら後を追いかけるなぎさ。ドライブの助手席に眠りこけるなぎさ。いろいろな記憶が巡っていく。それが嬉しい。

     

     時には人に話したいと思う。楽しかったあの頃の日々の出来事を聞いてもらいたいと思う。私の心にしまっておくだけでは苦しい。話せば、楽になるかもしれない。そう思って今日はこれを書いてみた。…みんな、今日は聞いてくれてありがとう。悲しみと寂しさの心が少し楽になった気がする。

  • 2連休 2026年04月08日

     我が社には、月一度の2連休がある。 それは第2火曜日と水曜日、昨日と今日がその日に当たる。いや、来週かもしれないが、解釈に寄れば今日でもよい。先週休んでいないので、今日をその日にしよう。昨日は11時まで寝た。ぐっすりと気持ちよく、眠りこけた。起きて部屋に掃除機かけて、チャーハン作って昼ごはんとした。

     

    八重桜 そして車に乗って、美保関まで出かけた。いつもの無料駐車場に着くと、やけに駐車中の車の多いことに気が付いた。どの船も、旗を立てている。大漁旗かとも思ったが、どうやらお祭りらしい。そうか、青紫垣神事(アオフシガキシンジ)なんだ。人ごみは避けたい。それに冷たい風が吹いている。咲きかけた八重桜を写して車に戻った。

     

     そして今日、昨日と打って変わって4時に目が覚めた。昨夜の残りの鶏の唐揚げと、茹でたブロッコリーと刻んだ山芋にポン酢をかけて朝ご飯として5時半に出勤した。でも定休日だから仕事する気はない。

     

     リュックの中には、キャビネサイズの妻の写真が入れてある。取り出して眺めてみた。どうしてだろう、どうして俺は。・・・選ばれた者なのだろうか、それとも見捨てられた者なのだろうか。時々そんな疑問を抱いてしまう。9時になったら出雲市に向かおう。息子に会いたい。

     

    菜の花

     

     元気そうで何よりだった。病院を後にして、いつものように三瓶山に向かった。フラワーバレーに行くと、畑がひとつ菜の花でおおわれていた。その菜の花のひとつひとつがそれぞれに、我こそ一番美しいと言わんばかりに咲き誇っていた。

  • 雨上がりの大山 2026年04月06日

     昨日アップしようと思っていた店主日記、忙しすぎて書けなかった。その日の午後に来店があったあるアパートのオーナー、今日は忙しくてと、そう話したら、「あなた一人でよくやってるねえ」。そう、自分でもそう思う。この歳になって一人でよくやってるねって。一人で切り盛りしてもう少しで8年だものな。

     

     道の駅、「本庄」に行ってみようよと言う話になり先日の土曜日の午後、ある人と出かけた。そこには農家直送の野菜が売ってあって気に入っている。同じ野菜でも、ここならではの味わいが感じられて、一人夕食が少しでも楽しめるよう、この店に励ましを頂いている

     

    大山

     

     そこの駐車場に降り立った時、いつものように、中海の湖上に浮かぶ鳥取県の大山を眺めた。おや、後光が差している。午前中降った雨が霞みを消してくれたのだろう、大山あたりにのみ太陽の光が差し、いつもよりいっそう、その姿は神々しくも見えた。

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