店主日記
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憲法の生存権
2025年10月20日
明日は忙しい。10時から、玉湯町にある入所施設「まがたま」で、施設担当者と、島根県東部発達障害者支援センターの担当員と私とで話し合う。息子の入所のためだ。もう、その必要もないのに7年半も入院生活を送り、そしてベッドに身体を拘束されているのだから。
そして今、原稿を書いている。明日の午後、「松江市手をつなぐ育成会」が催す松江市市会議員さんたちに要望をするための原稿だ。要望したからって、すぐにそれが通るわけではないと思う。だが、聞いてもらいたい。いつの日か、きっと良くなることを願って。今私の息子は、日本の憲法がうたう、生存権にももとる生活を余儀なくされているのだから。
そんな訳で、少し考えたくて、中海半周のドライブに出かけた。大根島の海岸で、霧雨が風に舞う空中に3羽の鳥が絡み合っているのが見えた。一羽のトンビと二羽のカラスだ。どの鳥も、我が生活のために命を懸けている。そうだよ、俺も頑張らなくちゃあ。
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肩がこる
2025年10月19日
今朝は自治会の掃除日だった。7時半に目覚まし時計で起きて、ジーパンはいて薄い雨合羽を着て出かけた。9時前に終わって、急いで墓参して出勤した。20分ほど遅刻になったが、まあ仕方ないか。今日は午後から来客予定、掃除のジーパン姿じゃあまりにも失礼なので着替えに帰った。それにしても、急に気温が下がった。夏のズボンをやめて、秋冬用を出してはいた。薄手の背広着ても、ちょうど良いぐらいの気温。それにしても、今朝の掃除のせいなのかもしれない、肩がこる。久し振りに着た背広姿は肩がこる。
岡山県の倉敷市の児島地区は国産ジーンズ発祥の地だとか。車で日帰り可能な場所。前から一度は行きたいなと思っていたが、本当に行ってみようかな。事務所用のジーンズ作ろうかな。普段のジーパンも作ろうかな。人生最後のジーンズショッピングになるのかも。
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鶏鍋がいいかな
2025年10月15日
昨夜はよく寝た。今朝も涼しかったので9時までぐっすりと眠った。ほんと、この頃よく眠れる。長く暑かった夏の疲れを、一刻も早く回復させようと私の体がもくろんでいるのかもしれない。私の意志以上に、生きるという能力を私の体は持っているのかもしれない。
冷蔵庫の冷凍室いっぱいになる程の冷凍食品を買いに、久し振りに平成町の山京に行った。なんだか懐かしい。昔、妻とここへよく来た。妻とよく行ったところへ久し振りに行くと、いつも懐かしいなと思ってしまう。なぎさ、久し振りだね、こうやって二人で来るのは、と、ついつぶやいてしまう。
酒も仕入れて、朝ご飯と昼食を兼ねた食事をした。午後になって、中海一周のドライブに出かけた。前方に、県外ナンバーの車が紅葉マークをつけて走っていた。男性らしい。助手席には誰もいない。あなたも一人旅なんですねって、話しかけたい気がした。
3時に事務所に帰ってきてこうやって店主日記を書いている。4時までは帰りたくない。帰ると、飲んじゃうから。だからこうやってここで時間をつぶしている。もう少ししたらいつものスーパーマーケットで一週間分の食料を買って帰る。今晩は、今季初の鍋料理にしようかな。そうだな、鶏鍋がいいかな。
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秋の夜長の美酒の味
2025年10月13日
朝夕がめっきりと涼しくなった。そして日が落ちるのが早い。今日は3連休の最後の日、スポーツの日だ。そんな連休の中日の昨夜、焼酎のお湯割りをちびりちびりと飲みながら、子供たちと過ごした昔の連休を思い出していた。もの思う秋の夜長なのである。
10日の金曜日、孫の七五三の写真を写したと長女がLINEに添付して送ってくれた。なによりなによりと返して、ついでだがと末娘の誕生日は11日だったよなと確認した。そしたら「覚えてたか!」と帰ってきた。
そして一昨日の朝、ショートメールで誕生日おめでとうと末娘に送信した。また帰っておいでと言って。そしてやがて返信が来た。え、こんだけ、「へい」と2文字。ま、フレンドリーと言ってしまえばそうだが、でもいい娘たちだなって、そう思って飲んだら昨夜の焼酎は一層美味しかった。
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たこ焼きの詩
2025年10月09日
一昨日、鳥取県、そして広島県をかすめて帰ってきた。200キロ余りの日帰りドライブ旅行だ。昨日は午前中、出雲市の息子を見舞った。出雲大社を左手に、宍道湖を右手に遠回りして帰ってきて、なぜかものすごく、疲れたなあと感じた。夕方になって、一週間分の食料と、一週間分の酒を買って帰った。
シャワーを終えて、今晩は豪華な焼きそばを作ろうとしていた。ところが、ビールをひと口飲んだ時、気が変わった。たこ焼きにしよう。まだ、4時半、時間はたっぷりとある。タコはないけど、冷凍のミックス海鮮がある。あれを入れて海鮮焼き作ろう。今朝の山陰中央新報紙の「こだま」欄に66歳の女性の投稿があった。娘が 亡くなって、そして3年が経って心が安らかになった、と。人というものは、だれしも、何らかの悲しみや苦しみを内に秘めているのかもしれない。たこ焼きの生地をタコ焼き器に入れて、焼き上がりを待ちながらビールを飲む。何もかも忘れて、たこ焼きに没頭してしまう私なのである。




